顕彰事業

(2008年)
第51回 十大新製品賞 本賞

新製品技術

レーザマシン LC-F1NTシリーズ (アマダ)

 レーザーによる鉄板の切断速度、切断品質を向上させたレーザー加工機。1台で薄板から厚板まで切断できるなど、基本性能を大幅に高めた。

 X、Y、Z軸ともリニア駆動を採用し、高速加工を実現。X軸の移動量が3070ミリメートルの「LC-3015F1NT」は、早送り速度を毎分120メートル、加工速度を同60メートルに高速化した。応答性を64倍高めた数値制御(NC)装置も搭載し、加工時間を同社従来機と比べ半分に短縮した。

 最新のレーザー発振器の採用で切断面の品質も向上させた。LC-3015F1NTはビームの最適制御により、レンズ交換なしで厚さ0・8ミリメートルの薄板から19ミリメートルの厚板まで対応できる。

 シリーズとして「同2412F1NT」「同4020F1NT」もある。発振器の出力はそれぞれ2・5キロワット、4キロワット、6キロワット。LC-2412は設置場所に余裕がない都市部の工場でも導入できるよう小型化した。

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