日刊工業新聞社

社員紹介

出版局
YUKO NAGAI

モノづくり企業が存在する限り、弊誌を求めている読者は必ずいるはず

創刊63年の月刊誌「工場管理」の編集を担当

 月刊誌「工場管理」の編集を担当しています。自動車や家電、日用品、食品…など、身近に存在するあらゆるものは工場で製造されています。モノづくりの舞台裏では、いかに安く、効率良く作れるかを研究し、改善が繰り返されています。そこで役立つ生産現場の改善手法や、モノづくりに関わる最新情報を提供しているのが「工場管理」です。

 編集業務は、テーマを定めて企画を立て、その内容に沿って取材先や執筆者を選定し、自ら取材して原稿を執筆、あるいは執筆を依頼することもあります。出来上がった原稿を読者に読みやすく、わかりやすく編集し、見やすい誌面を考えます。誤字脱字や間違いがないかを校正することも編集者の重要な役目。このように、雑誌編集の仕事は多岐に渡ります。

読者の方に「この記事はよかった」といった感想をいただいたときは、苦労が報われる瞬間

 取材は面白いネタを求めて全国どこへでも飛びます。実際に聞いて、見て、感じられるのが取材の面白さ。工場管理では、主に5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)や改善活動などの取り組みについて話をうかがい、生産現場を見せていただきます。1つの製品を素早い動作で的確に組み立てていく様子は圧巻!いかに早く正確に組み立てられるか、生産現場の人たちのアイデアや工夫、苦労、チームワークの結晶によって製品が作られていることを肌で感じたときは、感動します。その取材で感じた思いや伝えたいことを、読者に向けてどう表現するかが編集者の腕の見せ所でもあり、最も頭を悩ます作業です。読者の方に、「この記事はよかった」「役に立った」といった感想や反響をいただいたときは、苦労が報われる瞬間。この仕事の醍醐味だと感じます。

 私は2015年から編集長として、マネジメント業務にも携わっています。どんな記事をいつ掲載するかといった数カ月先までの編成やスケジュール管理、年間の特集テーマの選定、販売や売上状況の把握など、一編集者としてだけではなく雑誌全体をコントロールする立場となり、業務の範囲が広がりました。特に、毎号のメインとなる特集は、内容によって売上にも影響する重要なページなので、特集テーマや企画の見極めには責任感を感じるところです。

 最近ではIoTやインダストリー4.0など製造業のトレンドや、熊本地震の検証としてBCP対策を取り上げるなど、時流のテーマを追っています。創刊63年の伝統を継承しつつ、新鮮味が感じられる雑誌になるよう知恵を絞り、悩み、挑戦し、奮闘しています。

「こんな雑誌や書籍が作りたい!」という想いさえあれば、カタチにできるチャンスは誰にでも開かれています

 今、出版不況とも言われ、出版業界は苦戦を強いられています。弊社も例外ではありません。技術・実務雑誌は一般誌に比べると市場は狭くニッチなジャンルですが、強みは確かなニーズが存在していること。モノづくり企業が存在する限り、弊誌を求めている読者は必ずいるはず。時代の変化にアンテナを張り、読者のニーズをつかみ、タイムリーに誌面で応えていきたいです。
 出版業界の将来を考えると、雑誌という紙媒体だけで勝負するのは厳しい時代です。弊社は、展示会やセミナー事業など幅広い事業を展開していることが強み。雑誌という枠にとらわれず、他部署とのコラボレーションを築きながら弊社が持つコンテンツをフル活用し、新たな読者を開拓していきたいです。

 日刊工業新聞というと技術系の堅い社風とイメージされるかもしれませんが、最近は女性社員の数も増え、女性パワーと柔らかさが強まっていると感じます。編集者に男女の垣根はありません。「こんな雑誌や書籍が作りたい!」という想いさえあれば、カタチにできるチャンスは誰にでも開かれています。

(※掲載している内容は取材時時点の情報です。)

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