日刊工業新聞社

社員紹介

イベント事業部
NAOYA NOGUCHI

閑古鳥が鳴いた展示会。それが3回目の開催で過去最大規模・最多の来場者を獲得。そのワケとは?

イベント事業部(展示会)一筋10年。不安の中開催した展示会が散々な結果に・・・

 私は入社以来、イベント事業部(展示会)一筋、10年になります。イベントは、各種展示会、セミナー、コンサート、スポーツイベントなど種類は様々です。その中でも日刊工業新聞社のイベント(展示会)は主に製造業に関する展示会を中心に、全国の主要都市(仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡)にて開催しており、奇数年と偶数年で若干の違いはありますが年間、20本ほど運営をしております。

 イベント(展示会)全体としては、情報収集から始まり、企画書の作成、営業、説明会の開催、会期中の運営、宣伝・告知、などが主な仕事内容となります。1年以上をかけて一つの展示会を創りますので、様々な業務を経験できると共に、スキルアップに役立ちます。また、専門展なので、製造業に関する多くの知識が身につき、各製造業界の著名な方や有識者などとも知り合いになることが出来ると同時に、仕事の幅が広がる面白さ、やりがいのある仕事です。展示会業務を行う上で、一番重要視していることは、出展者と来場者から笑顔を頂くことです。展示会場にて多くの商談をしてもらい、「契約が取れた」、「新規プロジェクトに繋がった」、「新たな顧客先が見つかった」のお話を聞くと、次回への弾みや新規事業にも繋がります。

課題を克服する強い意志で動き継続させる大切さ

 直近で私が担当したもので最も印象に残っている展示会を一つご紹介します。東日本大震災後に仙台にて実施した「防災・減災ソリューションフェア」です。会社としても防災分野の展示会を実施するのが初めてなのと、私自身が地方で展示会を運営するのが初めての初めてづくしの展示会でした。新しいことを始めるとワクワクしたり、ドキドキしたり期待が大きくなりますが、その一方で不安もあり、期待と不安が入り交りながらの運営でした。結果は散々。収益が見込めないような事業は、継続できないと言われても普通ですよね。しかし、当時の部長は、継続開催しろ!との一点張りで、出展者・来場者の獲得が難航すること、一定以上の商談成果が残せない展示会は、継続開催が難しい旨を進言しても一切聞いてくれませんでした。泣く泣く、2回目の開催。結果は私の予想通りでした。受付は閑散とし、会場内の通路には閑古鳥が鳴いている状況に近いところがあり、出展者に話しかけるどころか出展ブースに近づくことも出来ない状況でした。東京で展示会を開催した際は、出展のお礼を兼ねて各出展ブースを回るのが通例となっておりますが、この時ばかりはさすがに出展者と会話する状況ではありませんでした。「来場者が来ない」、「広報宣伝は実施したのか」など、お叱りを受けるのではないかと私自身考えていたからです。しかし、怒られる覚悟で出展ブース回りをしたら、意外にも感謝の意見が多いことに驚きました。3回目の開催の際は、過去最大規模・最多の来場者を獲得することが、そのおかげで社長賞も受賞する事ができました。東北北海道総局をはじめ、協力いただきました関係各所の皆様には感謝感謝です。継続は力なり。

 展示会終了後に部長から聞いた話ですが、実は2回目の継続開催を決めたのちに、3回目の開催日とほぼ同時期に「第3回国連防災世界会議」の仙台開催が決定していたのです。この情報を部長が把握していたので、是が非でも2回目は実施する必要がありました。厳しい状況でも情報をキャッチし、課題を克服する強い意志で動き、継続させることの大切さを学びました。

 さて、イベント事業部(展示会)の仕事を紹介します。
①企画立案、マーケティング
②出展案内書作成
③営業
④出展者説明会
⑤広報宣伝計画・実行
⑥会場運営
⑦報告書作成
以上の業務を1年~1年半かけて実行します。市場ニーズの把握から営業・会場運営、さらに広報宣伝と多岐に分かれており、営業・企画・運営のいずれかの分野に優れているのではなく、行動力や幅広い対応能力が求められます。その他にも出展者との調整や会場側、装飾・電気・給排水の協力会社など社内外を含め、様々な担当者との打ち合わせが必要となり、同時に進行するので、スケジュール管理や全体を見る能力も必要となります。

自由に意見を言える環境って非常に大事

 現在のイベント事業部は、局次長と部長を含め、20名の大所帯ですが、全員が非常に仲が良く、ワールドカップで日本戦が行われた翌日には、監督や選手批判など面白おかしく意見交換をしたり、仕事帰りに野球観戦をしたり、公私ともにパワフルな人たちが多い部署です。ちなみに私は、プロ選手を夢見ていたサッカー少年でした。

 メンバーは基本イベント好きが多く、国内でのイベントの時期には、お花見会したり、12月にはクリスマス会など、仕事後でも仕事に活かせると思える行事は常に開催しております。私が入社して間もない時期はよく幹事を任され、如何に少ない予算で飲み食いが出来るかなどを考えてましたが、仕事もアフターも優秀な後輩が入社したので、幹事を任せることが出来るようになり、ゆったりとお酒と肴を楽しんでいます。このようにコミュニケーションが活発に行われているので、困っていることや悩みがあれば気軽に相談できる雰囲気があります。

 話が脱線しましたが、私は、イベント事業部の中で中堅社員として、責任感と使命感を持ち仕事に励んでおります。中堅社員なので、上下問わずに忌憚のない意見が飛んできて、逃げ出したくなる時もありますが(泣)。しかし、自由に意見を言える環境って非常に大事です。私が入社して間もないころ、慣れない社会人生活で公私にストレスがたまっていた時期に、先輩方に色々と話(愚痴?)を聞いてもらいました。それにより悩みや不安が多少払拭され、すっきりした気持ちで仕事に取り組むことができた記憶があります。その当時の先輩方を見習い、今では、自分のことよりも後輩たちの話を聞き、仕事がしやすい環境を作り出そうと努力しています。その分家庭にストレスを持ち込んでいたりしているかもしれませんが・・・。

 最後にこれまで先輩たちが築いてこられた歴史と伝統を大切にし、日刊工業新聞社の社員の名に恥じぬよう、次の100年を目指して参りたいと思います。 行動力と顧客目線を両方兼ね備えている人はぜひ一緒に仕事をしましょう。

(※掲載している内容は取材時時点の情報です。)

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