日刊工業新聞社

社員紹介

編集局
SAKIE MASATOSHI

「妄想力」を活かした地道な取材活動が、スクープや読まれる記事に繋がる

記者同士が欠けたパズルのピースを埋めるようにニュースが形づくられていく様子にやりがいを感じる

 研究職を経て2009年に中途入社しました。横浜で地場の企業や産業を担当した後、本社編集局科学技術部に異動。2014年からは第一産業部の電機グループに所属し、現在は半導体・ディスプレー業界を中心に受け持っています。

 電機業界は日本を代表する大企業や一般消費者からの知名度が高い企業が多く、前線を担う部署の一つです。大きな経営案件があればスクープをつかむためにも、経営幹部に会うべく早朝から夜遅くまで奔走することがあります。しかしそこで得た情報が大きなニュースにつながり、弊紙の1面を飾って世間の話題になると達成感がこみ上げます。

 とはいえ、例えば買収や経営トップの交代、経営統合など企業の経営を左右する重要な案件は、そうそう簡単には記事にできません。そこで自分のグループだけでなく、他業界を担当するグループと協力しチーム取材をすることもあります。記者同士が連携して欠けたパズルのピースを埋めるようにニュースが形づくられて行く様子も面白く、やりがいを感じる点です。そして時には決起集会、時には打ち上げと称し同僚や先輩などと飲みに行く時間は格別です。その時決まって盛り上がる話題が、これまでの取材での苦労話や裏話。次も頑張ろうと思える瞬間です。

苦労して書いた記事が「面白い」といわれると記者冥利に尽きる

 新人の頃から今になっても先輩から言われるのは「妄想力をつけろ」ということ。担当する業界はグローバル経済の中でどんな位置づけなのか、その中で当該企業がどんな競争環境に置かれており、経営課題は何なのか。これは企業の大小に関わらず、取材をする上での基本的な視点です。この視点を軸に企業の先行きや業界の動きを思いっきり妄想する。さまざまなストーリーを基に地道な取材を続けた結果が、スクープや読まれる記事になるのだと思います。

 また経営トップや著名人の考えを直接聞けるのは新聞記者ならでは。取材の過程でチラリと見える企業幹部の本音に触れられるのも、この仕事の魅力です。途端に人間臭さを感じ、世間で言われているのとは別の見方が出てくることもあります。自分の視点を入れながら、記事をどう仕立てるか。難しいですが、苦労して書いた記事が「面白い」と言われると記者冥利に尽きます。

 土日の発刊がない弊紙は、週末を自分の時間に充てられることも多いです。働く時はしっかり働き、休む時は休む。このメリハリが活力の源です。上司や先輩も仕事が一段落したタイミングで休むよう促してくれるので有り難いです。

魅力的な企画やアイデアがあれば、それを支えてくれる職場環境がある

 世間を賑わす経済・産業ニュースを書くことはもちろんですが、もう一つ、密かに(?)狙っているのは「日刊工業新聞らしくない」と言われる記事を紙面に載せることです。工業系がメーンだと思われている弊紙ですが、「モノづくり」をキーワードに特定の業界に限らず産業界全般をターゲットにしているのが強み。読者の興味も多彩です。例えば自分の好きな作家や研究者、著名人を産業という切り口で取材できないか・・・ここでも妄想力を働かせています。弊紙でも読者層を広げる取り組みを続けており、2015年からは「ニュースイッチ」という、より一般読者に目を向けたウェブサイトも立ち上がりました。紙面でのチャレンジを受け止める土壌が広がりつつあると感じています。

 会いたい人に会い、行きたい所に行って興味を持った事柄について話を聞く。これが記者の醍醐味です。あらゆる産業分野で中小企業から大企業まで担当できることは、弊社の特徴であり面白い点でしょう。魅力的な企画やアイデアがあれば、それを支えてくれる職場環境もあります。一緒に日刊工業新聞の可能性を広げてみませんか。

(※掲載している内容は取材時時点の情報です。)

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