セミナー
ゼロベースで新規製品をまとめる力を身につける!
間違いだらけの設計仕様カイゼン道場
~良い設計仕様(設計書)を作成して手戻りを激変する手法~
開催主旨
設計とは、制約条件を考慮しつつ要求機能(要求仕様)を実現するための手段を論理的に考える行為です。その検討のためには、設計対象の達成すべき目標を明確にする必要があり、このような設計コンセプトなどを包含するのが「設計仕様(または設計書)」となります。
ところが、その内容が曖昧だったり論理的に検討されていなかったり、あるいは、過去の実績に名を借りて安易に踏襲したりするために、手戻りを招いている例が多く聞かれます。しかも2000年代以降は、製品ライフサイクルの短期化ならびに3DCAD/CAEの普及で流用設計にさらなる拍車がかかり、結果、設計仕様をきちんとまとめられる設計者が極端に少なくなっています。
本講座は、講師が経験した設計仕様に起因する手戻りの実態に触れ、それにかかる課題を皆さんと共有します。そのうえで、設計仕様の作成の流れから手戻りを招かないまとめ方のコツまでを解説し、グループワークを通じてきっちりと体得します。
「実は、流用設計しか経験したことがない・・・」。きっと、そんな方が多いことでしょう。本講座を通じて、ゼロベースで設計仕様を取りまとめる技量を身につけ、新規製品・新規システムをバシバシと設計できるエンジニアに生まれ変わりましょう!
概要
日時 | 2018年 5月 11日(金)10:00~17:00 |
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会場 | 日刊工業新聞社 大阪支社 セミナー会場 ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | 43,200円(資料、消費税込) ※同一会場にて1社複数人数で参加の場合、2人目より10%割引いたします(38,880円) ※振込手数料は貴社でご負担願います。 ※受講料は銀行振込で受講票及び請求書が到着次第、開催日1週間前までにお支払いください。 なお、キャンセルにつきましては開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。 1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。 |
主催 | 日刊工業新聞社 |
お問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 業務局 イベント事業部 技術セミナー係 TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 大阪支社
セミナールーム
大阪市中央区北浜東2-16
TEL06-6946-3382 - セミナー会場案内図
プログラム
1.現状の設計の問題点 |
1-1 蔓延する間違った流用設計の考え方 ①派生製番の派生製番の誕生/②KKDに頼った設計変更 ③仕向け違いの流用 1-2 バックローディング ①フロントローディングとバックローディングの違い ②バックローディングでQCDが失われる理由 1-3 根拠がない設計変更 ①設計変更ノウハウが属人化している ②公差を無視したその場限りの設計変更 1-4 ノウハウが社内に蓄積しない ①失敗事例が活用されていない ②過去に発生した問題が集約されていない |
2.本来の設計プロセスとは |
2-1 設計の原理と基本プロセス 2-2 自動車メーカーの開発プロセス 2-3 論理的思考でモノごとを考える ① 目的と手段の考え方/②演繹法と帰納法 |
3.設計仕様書の作成に当たっての基本的な考え方 |
3-1 設計仕様書の目的とは 3-2 現状の設計仕様書と本来の設計仕様書の比較 ①現状の設計仕様書/②本来の設計仕様書 ③①と②の差異とは 3-3 設計仕様書に必要なインプット情報 ①製品企画者の想い (どこに品質を重点的に置くかが変わってくる) ②製品を使用する市場環境 (設計者自ら市場環境を理解する) ③取り入れるべき新技術 |
4.設計仕様書の構成と内容 |
4-1 製品コンセプト 4-2 目的の明確化 4-3 設計方針 4-4 技術の選択 ①複合技術/②新技術 4-5 主要諸元の検討 4-6 設計課題抽出 ①自動車メーカーが採用するDRBFMとFMEAの違い ②DRBFMの活用の仕方 ③良いDRによる良い議論からより良い設計へ 4-7 目標コスト設定とVE案の検討 |
5.設計仕様書の演習(グループワーク) |
簡易なアセンブリ製品を例にした設計仕様の作成 |
6.良い設計仕様書を作成するためのヒント |