セミナー


協働ロボットシステムのリスクアセスメントと
ロボット・プレス機械混在システムの安全確保の進め方
~「機能安全を用いた機械の導入マニュアル」によるセーフティインテグレーション~

開催主旨

 2013年末に産業用ロボットにかかる労働安全衛生規則の一部改正の通達(基発1224)がなされ、これにより停止監視や力制限など安全性が確保された条件下では、人とロボットの協働作業が可能となりました。これに伴い、産業用ロボットメーカーから人共存環境下での運用を想定した「協働ロボット」が提案され、このようなアプリケーションの充実が期待されます。
 当時の改正では同時に、ロボットメーカー(システムインテグレータ:SIerを含む)およびロボットユーザーは、リスクアセスメント通じてリスク低減策ならびに国際安全規格に準じた保護方策を講じることが厳しく求められています。にもかかわらず、システム構築の中核を担う中小SIerおよびユーザー企業の国際規格への理解が不十分なうえ、「ロボットシステム」としての安全確保にかかる知見が不足しています。
 そこで、参考に資すると期待されるのが、このほど厚生労働省が公表した「機能安全活用実践マニュアル 産業ロボットシステム編(通称「導入マニュアル」)」です。機能安全設計コンセプトからリスクアセスメントならびにリスク低減手法、ロボットシステムの設計、妥当性確認までを扱っており、SIerおよびユーザー企業に有意な資料となるでしょう。とはいえ、同マニュアルを参照したのみで安全確保を達成できるほど容易なものでありません。
 本セミナーでは、同マニュアルの作成に関わった専門家が、開発側および労働安全側の立場から効果的な活用法を解説。導入マニュアルを用いた協働ロボットシステムの構築・設計手順からリスクアセスメントの進め方までを具体的に紹介します。また、後段ではロボットとプレス機械が混在した生産システムにおける安全確保にも触れます。

概要

日時 2017年7月14日(金)14:00~17:00
会場 東京ビッグサイト 会議棟102会議室
受講料

21,600円(税込)

※振込手数料は貴社でご負担願います。

主催 日刊工業新聞社
お問い合わせ先 日刊工業新聞社
大阪支社 事業出版部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

会場アクセス

東京ビッグサイト 会議棟
102会議室

このセミナーを申し込む

プログラム

解説1(14:05~15:10)
『導入マニュアルを活用した協働ロボットシステムの構築手順と設計手順』
(講師:デンソーウェーブ 橋本 秀一 氏)

《概 要》
 法規制と関連安全規格に加え、導入マニュアルを参照しつつ協働ロボットシステムの設計を進めるための要点を解説します。具体的には、安全コンセプトから要求安全度水準の決定、ロボットシステムの設計、妥当性確認、まで一連の設計の進め方を紹介。一連の設計手順の解説を通じて、システム構築の進め方のポイントを掴みます。

《解説項目》
①導入マニュアルの作成の経緯/②関連法規制/③関連規格(安全防護で参照・適合を要求する規格)/
④安全機能の仕様と適用範囲/⑤協働ロボットシステム設計の概要 ほか
解説2(15:10~16:10)
『ユーザーとしての協働ロボットシステムのリスクアセスメントと安全教育の進め方』
(講師:トヨタ自動車 星野 晴康 氏)

《概 要》
 「解説1」での法規制と関連安全規格、安全設計コンセプト、ロボットシステムの設計の解説を受け、リスクアセスメント、リスク低減、使用上の情報を中心に紹介。具体的なロボットシステムの仕様(サンプル)にもとづき危険源・危険状態・危険事象の同定、リスク見積・評価、リスク低減方策にかかる考え方を解説。また、トヨタでの活動を例に、安全な運用を期すうえでの使用上の情報の提示などを紹介する。
 
《解説項目》
①ロボットシステムの仕様にもとづく危険源・危険状態・危険事象の同定と要点/②リスク見積・評価方法/
③リスク低減方策(保護方策)の考え方/④適合宣言書の作成/⑤現場作業者を対象にした使用上の情報の提供方法/
⑥トヨタ自動車における協働ロボットの運用例(ウィンドウ・スペアタイヤ搭載ロボットなど) ほか
解説3(16:10~17:00)
『ロボット・プレス機械の統合生産システムの安全確保と妥当性確認』
(講師:元コマツ産機/安全技術普及会 畑 幸男 氏)


《概 要》
 「解説1」でのロボット設計者の解説と、「解説2」でのロボット使用者でのリスクアセスメントやリスク低減、使用上の情報の解説を受け、システムインテグレータ(SIer)の立場で開設します。具体的には、プレス機械とロボットを使用した統合生産モデルを例にリスクアセスメントならびにリスク低減手順、モデルラインでの安全確保のための設計フローを紹介。また、ロボットを使用するうえでSIerとしての設計上の留意点を、機能安全も絡めて解説します。

《解説項目》
①プレス機械とロボットにおける統合生産モデルラインでの安全確保のための設計検討/
②危険源・危険状態・危険事象の同定の概要と留意点/③リスク低減方策(保護方策)概要と留意点/
④リスク低減方策の妥当性確認と留意点 ほか

このセミナーを申し込む

一覧へ戻る

日刊工業新聞社関連サイト・サービス