小畠技術士事務所 代表

小畠 祥平 氏 (小畠技術士事務所 代表)

大学院修了後、産業機械メーカにて機械式プレス機やマシニングセンタの開発に従事。
2024年に「小畠技術士事務所」代表として独立。

機械式プレス機の開発においては、冷間鍛造プレス機の開発を主とし、高速プレス機用湿式クラッチブレーキ等の特殊機の開発を行う(特許取得)。マシニングセンタの開発においては、小型で高剛性のフレーム設計や脆性材料加工仕様クーラントシステムの開発を行う。これらの経験から、金属疲労に配慮した繰り返し負荷を受ける高剛性製缶フレーム、各種配管および板金部品の設計に関する知見を深めた。

生産設備の根本的なトラブル解決も得意とし、ユーザのチョコ停の原因を探る場面では、原因がプレス機本体のベッドノックアウト装置の剛性不足にあることを突き止め、プレス機本体のサイズを変更することなく、ベッドノックアウト装置の剛性を向上させ、チョコ停を減少させた。さらに、大量に発生する板金部品の設計も得意としており、製作に携わる工場の生産設備を実際に訪れて確認することで、より生産性が高く、共通化、コスト、納期に優れた設計を行ってきた。

現在は、高い精度が求められる機械の開発経験を活かし、機械製図の講習や、多品種少量の板金部品設計経験を基に、実状に即した板金設計の社内標準化と技術者教育を行っている。

技術者として「文武両道」をモットーに、技術と技能の両立および三現主義を大切にしている。

資格:
技術士(機械部門)
1級機械プラント製図技能士
1級機械組立仕上げ技能士