QE Compass代表
細川 哲夫 氏
[経歴]
・1961年生まれ. ・1987年 東京農工大学大学院修士課程 応用物理学専攻を修了.
・1987年 ㈱リコー入社 光ディスクの生産準備に従事 工程で顕在化した様々な問題対策を担当工程で顕在化したほとんどの問題は技術開発段階に起因実験計画法に出会い,その効率性に驚き自分の業務に活用開始 その一方で実験計画法の限界も感じる
・1989年 ㈱ニコン入社 新規事業開発部門に配属し,光磁気ディスクの技術開発に従事 品質工学と出会い,実験計画法の限界を超えると直観し,業務活用を開始 1991年に矢野先生の直接指導を受ける機会を得て,品質工学の本質は技術開発プロセスと意思決定の仕組みであるとの理解に至る これによりLIMDOW-MO媒体の技術開発を加速し,1993年に技術開発を完了 さらに生産性を確保できる量産成膜プロセスを確立 1995年に,当時は実用化不可能と言われていた7層方式のLIMDOW-MOの量産に成功し, 日立マクセル㈱と㈱ニコンの合弁会社を設立.
・1998年 富士通㈱ 入社 ストレージプロダクト部門に配属し,磁気ディスク,光磁気ディスクの製品設計に従事、部門内テーマへの品質工学活用を継続. 2004年より本社部門でグループ全体への品質工学推進を開始 課長に就任 磁気ヘッド,磁気ディスク,半導体,大型プリンタ,カーナビなど幅広い分野に品質工学を活用推進し, 業務の効率化に貢献.関連企業において継続成果と人財育成を実現したが,全社的にハード部門が縮小へ
・2007年 ㈱リコー入社 本社スタッフ部門に配属し,品質技術の開発,推進,人財育成に従事 品質工学,SQCの新講座を立上げ,累計2000名以上が受講 7名の社内エキスパートを育成 品質工学専門家がテーマの一員となって技術開発を成功に導くスタイルを確立 上流技術開発段階での活用を推進 多くのテーマを成功に導き,新規技術の事業化に貢献 2015年 新たな技法CS-T法を発表 2019年 品質工学で博士号取得 2019年より品質管理学会と品質工学会の共同研究会「商品開発プロセス研究会」の幹事を担当その成果として,2021年に技術開発プロセスを設計するプラットフォーム"T7"を発表 2020年 品質工学会 理事,事業部会長に就任 2020年より研究開発部門に異動し,テーマ活動を開始 20以上のテーマにCS-T法を活用し,有効性を確認 2021年11月定年退職
・2021年 QE Compass代表としての活動を開始 東京工業大学 非常勤講師 品質管理検定1級 博士(工学)
【所属学会,研究会】 品質工学会 理事 品質管理学会 品質工学会と品質管理学会の共同研究会「商品開発プロセス研究会」 幹事 東北品質工学研究会