セミナー


関西めっきシンポジウム2017
次世代めっき技術の動向と産業利用の最前線

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開催主旨

 めっき技術は、耐蝕性の向上や表面への機械的特性の付与、はんだ付け性・電気的接続性の付与などを目的に、大型部品から微細な半導体の世界まで幅広く活用されています。各分野での新たなニーズや環境規制に伴い、めっき技術そのもの開発が進展し、新たなアプリケーションの創出につながっています。
 本シンポジウムでは、めっき技術の高度化に寄与してきた「電気鍍金研究会」に所属する研究者および技術者を講師に迎え、新たな分野でまたは新たな機能を発揮して、実用につながる最新のめっき技術・表面処理技術を解説します。

概要

日時 2017年12月5日(火)13:00~17:00
会場 日刊工業新聞社 大阪支社10Fセミナールーム
受講料

21,600円(税込)

※振込手数料は貴社でご負担願います。

主催 電気鍍金研究会/日刊工業新聞社
お問い合わせ先 日刊工業新聞社
大阪支社 事業出版部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

会場アクセス

日刊工業新聞社 大阪支社
10Fセミナールーム
大阪市中央区北浜東2-16
セミナー会場案内図

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プログラム

解説1「次世代MEMSデバイスのためのFe-Ni合金めっきプロセス」
(講師:京都市産業技術研究所 表面処理チーム 永山 富男 氏)
 「高集積・複合型」「異分野融合型(バイオ・ナノ技術)」といった特徴を持つ次世代MEMSの展開が期待されており、その市場規模は2025年には約4.7兆円に上るという試算もあります。その開発に適した高い寸法精度と高い熱寸法安定性を有する金属微細構造体の製作には、低熱膨張Fe-Ni合金めっきプロセスの活用と同プロセスの高度化が求められます。
 「解説1では、Fe-Ni合金めっきプロセスの高度化を解説。高信頼の金属微細構造体の重要な量産技術の1つとして理解を深めます。
解説2「黒色基調を中心とした湿式による表面処理技術の最新動向」
(講師:奥野製薬工業㈱ 表面技術研究部第七研究室 室長 長尾 敏光 氏)
 黒色は重厚感、強さや権威、神秘的な雰囲気を感じさせる色であり、昨今ではその独特な色調から高級品のイメージが強いです。加飾および防食機能を持ち合わせた表面処理皮膜の黒色指向のニーズは強く需要は拡大しています。
 「解説2」では、3価クロムめっきを中心に最近の黒色表面処理技術の最新動向を紹介します。3価クロムめっきは耐塩害性の機能性だけでなく、その独特の色調から加飾目的として自動車部品を始め多くの分野で実用化されていますが、その実情と課題についても言及します。
解説3 「エレクトロニクス実装におけるめっき技術の役割」
(講師:大阪産業技術研究所 森之宮センター 電子材料研究部  藤原 裕 氏)
  電子機器類の内部でシステムを構成する部品を電気的・機械的に接続する技術をエレクトロニクス実装技術と呼んでいます。近年のエレクトロニクス実装技術の課題として、はんだの鉛フリー化と配線の微細化への対応があげられますが、その課題解決はめっき技術の革新と歩調を合わせるものでした。
 本セッションでは、まずエレクトロニクス実装の進歩に貢献してきた無電解めっきや鉛フリーはんだ対応スズ合金めっきなどについて概観し、課題解決に貢献しためっき技術の研究を紹介します。そして、今後のキー技術になるパワーデバイスや光学製品の実装におけるめっき技術の役割について考察します。
解説4「マグネシウム合金の適用範囲を拡大する表面処置と洗浄の手法」
(講師:広島工業大学 工学部 機械システム工学科 日野 実 氏)
 2000年代半ばよりマグネシウム合金を自動車部品に適用しようとする試みがなされています。アルミニウムと比較して軽量かつ比強度に優れ、また、樹脂と比較して比強度・剛性、熱伝導性に優れるなど、軽量金属において、その用途に適した物性を有するからです。ところが、溶解しやすい・錆びやすいという欠点を抱えるため、本格的かつ広範囲な適用を妨げています。
 本セッションでは、マグネシウム合金の耐食性を向上させる表面処理および表面処理の性能にかかわる脱脂や酸洗など前処理の留意点、洗浄液の管理方法などを解説。解説した手法による効果などを報告します。
解説5「複合めっきの基本的考え方と新展開」
(講師:岡山大学大学院 自然科学研究科 応用化学専攻 林 秀考 氏)
 めっき液内に分散させた微粒子を、析出金属皮膜内に取り込むことにより、微粒子と金属との特性を併せ持つ複合皮膜を得られることはよく知られています。皮膜の物性は取り込まれた粒子の物性(耐摩耗性、自己潤滑性など)を反映することが多いですが、粒子取り込みにより金属膜自体の硬度が大きく変化したりする場合があるなど、素材本来の物性プラスαが発現されることがあります。
 本セッションでは、複合めっきプロセスの基本的な考え方を示し、それに添った形で析出粒子の配向制御や非懸濁溶液からの製膜について試みた例を報告します。

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