セミナー
マシニングセンタの高能率・高精度加工
開催主旨
近年、汎用性の高いマシニングセンタが多く普及しています。この反面、色々なことができるマシニングセンタですが、上手に使用しないとその性能を発揮できないばかりか、問題が目立つようになります。また、マシニングセンタは小型化が進んでいますが、小型化は剛性低下に直結するため、加工精度や表面粗さが得られにくいことが課題です。本講習ではマシニングセンタ加工を基本から見直し、マシニングセンタで発生する様々なトラブル事例を紹介し、その要因と対策について解説します。金属加工は簡単な物理です。力を小さくするだけでなく、作用する向きを変えてあげれば多くの問題は解決できます。社内の問題解決、現場で役立つ講習を目指します。
※本セミナーを受講される方へは、講師著書「わかる!使える!マシニングセンタ入門」(日刊工業新聞社)を開講当日進呈いたします。
概要
日時 | 2018年 4月 25日(水) 10:00~17:00 |
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会場 | 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | 43,200円(資料含む、消費税込) ※1社複数名のご参加の場合、2人目より10%割引(38,880円)致します。ただし、同セミナーを受講される場合のみ適用させて頂きます。 ※振込手数料は貴社でご負担願います。 ※受講料は銀行振込で受講票及び請求書が到着次第、開催日1週間前までにお支払いください。 なお、キャンセルにつきましては開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。 1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。 |
主催 | 日刊工業新聞社 |
お問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 業務局 イベント事業部 技術セミナー係 TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル - セミナー会場案内図
プログラム
1.金属加工の基礎 |
1.1 生産技術者も持つべき視点 1.2 金属加工の原点と理想像 |
2.切削工具材質の種類と特徴 |
・超硬合金(P、M、K、N、S、H)の特徴と使い方 ・超微粒子超硬合金の特徴と使い方 ・サーメットの特徴と使い方 ・CBNの特徴と使い方 ・コーティング(PVD、CVD)の使い方 |
3.加工条件の見直しと指針 |
・回転数(切削速度)の決め方 ・送り速度の決め方 ・切込み深さの決め方 ・高速切削の考え方(工具摩耗を抑制する切削条件とは?) ・ステンレス鋼など耐熱合金の加工方法 |
4.正面フライス工具の使い方 |
・正面フライスの形状と切削抵抗の関係 ・チップの突き出し高さと表面粗さの関係 ・エンゲージ角とディスエンゲージ角の考え方(工具寿命とびびり、バリの抑制) ・同時切削刃数と切削抵抗の関係(工具寿命とびびり抑制) ・ツールパスによる段差の発生と抑制 ・主軸のたわみを抑制する方法 ・薄物・低剛性工作物加工のポイント ・入口バリと出口バリの抑制方法 |
5.エンドミルの選び方・使い方 |
・刃数の選び方と使い方(溝加工のポイント) ・ラジアスエンドミルの有効活用 ・ラフィング、不等分割、不等リードエンドミルの使い方 ・アップカットとダウンカットの使い分け(縦壁の加工) ・エンドミルの接触弧と引き込み、びびり ・ボールエンドミルの倒れと適正角度 |
6.ドリル加工 |
・先端角、溝幅比、ねじれ角などに基づく正しいドリルの使い分け ・工作物材質によるドリルの使い分け ・ソリッドドリルと刃先交換式ドリルの使い分け ・ドリル加工の適正切削条件の見分け方 ・加工目的による下穴加工の使い分け(まっすぐ、真円に穴をあけるには!) ・入口バリと出口バリの抑制方法 |
7.事例から学ぶマシニングセンタの極意 |
・ターンミーリングの使い方 ・タップ加工の同期誤差 ・ミルシートの見方(合金元素が切削特性に及ぼす影響) ・高圧クーラントの効果 ・切削油剤の種類と希釈倍率が工具寿命に与える影響 ・チラーの効果 |