セミナー

2019国際ロボット展併催セミナー
次世代エンドエフェクタが切り拓く!
産業用ロボット技術のイノベーション

開催主旨

 2010年代以降、わが国のロボット産業はアジア地域での販売台数の増大で業績を上げてきました。とりわけ世界最大の需要国となった中国市場は成長を続けており、2025年には1兆円規模になるとの予測もあります。
 ただ、懸念されるのは中国ロボットをはじめとする諸外国のキャッチアップです。例えば、数年前の中国製ロボットは繰り返し精度などパフォーマンスに課題があり、単純作業を中心に利用されていました。ところが、ここ数年の中国製ロボットの適用範囲の拡大は中国メーカーの技術力の向上を示しており、このような諸外国の開発動向は、今後のわが国のロボット産業に影響を与えるのは必至です。
 こうした情勢を受け、“産学”で議論されているのが「産業用ロボット技術のイノベーション」です。ロボットを構成する要素技術から切り込み、必須とされる要素技術を削除するという大胆な発想で、新たな構造を有する産業用ロボットの創出を目指しています。また、システムインテグレーションの高効率化の観点から、汎用性とフレキシビリティを持たせた、より高度化したロボットハンドの研究開発も進められています。
 本セミナーでは、後者のアプローチとして、多数のセンサを実装し、かつDeep Learningによる機能高度化を図った柔軟エンドエフェクタ(ロボットハンド)を取り上げ、システムインテグレーションの高効率化への寄与、さらには、2020年以降の新たな産業用ロボットの姿を示します。

概要

日時

2019年12月19日(木)

14:00~17:00(受付13:30)

会場 東京ビッグサイト
会議棟703会議室
受講料

16,500円(テキスト、税込)

※振込手数料は貴社でご負担願います。

主催 日刊工業新聞社
お問い合わせ先 日刊工業新聞社
大阪支社 事業出版部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

会場アクセス

東京ビッグサイト
会議棟703会議室

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プログラム

□総論(14:00~14:20)
『CPS構築のためのセンサリッチ柔軟ロボットの開発とその実用化』
□解説1(14:20~15:00)
『柔軟エンドエフェクタの特徴とシステムインテグレーションへの寄与』
(講師:立命館大学 理工学部 ロボティクス学科 教授 川村 貞夫 氏)

《概要》
 講師らは、内閣府第2期SIPを活用して「CPS(Cyber-Physical System)」構築のためのセンサリッチ柔軟エンドエフェクタ開発とその実用化」をテーマに高機能ハンドの開発を進めています。3D造形新材料を用いた構造、センサ類を直接プリントした柔軟ハンド、Deep LearningやIoTを駆使した全体システムなど、新しい技術をハンドリングに導入して多様な対象物に対応することができます。食品分野や農林水産分野をはじめロボットの導入が途上にある領域での利用が見込まれます。加えて、システムインテグレーションにかかる負担軽減も期待されます。
 「総論」では、本研究の概要および狙いを、システムインテグレーションにかかる課題を踏まえて解説します。また「解説1」では、開発中の柔軟ロボットハンドの概要と特徴、今後のSIerへの提供方法など紹介し、本ハンドによる産業用ロボットのさらなる用途拡大を展望します。
□解説2(15:00~15:40)
「3D造形用ゲル素材を用いたロボットハンドとロボットの用途拡大』
(講師:山形大学 工学部 ソフト&ウェットマター工学研究室 古川 英光 氏)

《概要》
 山形大学では、先端ソフト&ウェット材料の科学と機械工学を探究する新分野としてゲルメカニクス、ゲルフォトニクス、ゲルロボティクスを推進。「CPS(Cyber-Physical System」構築のためのセンサリッチ柔軟エンドエフェクタ開発とその実用化」において、柔軟ハンドの設計・開発を手がけています。機能性ゲルを用いた3Dゲルプリンティング技術により、従来にないソフトかつウェットな機能が付与でき、食品分野をはじめロボットの利活用を推進すると期待されます。
 「解説2」では、3Dゲルプリンティング技術の概要から、同技術によりロボットハンドに新たに付与できる機能、柔軟かつ不定形ワークへの対応、さらには開発ハンドにより見込まれるロボットの適用領域の拡大までを解説します。
□解説3(15:40~16:20)
「外食中食をターゲットにした実用化への取り組みとALGoZaのロボットSIへの効果』
(株式会社チトセロボティクス 代表取締役 西田 亮介 氏)

《概要》
 講師らは、立命館大学などと連携して「CPS(Cyber-Physical System」構築のためのセンサリッチ柔軟エンドエフェクタ開発とその実用化」をテーマに高機能ハンドの開発を推進。併行して、誤差を含む環境モデル下において高精度な位置姿勢制御を可能にするALGoZaの特徴を生かし、食器洗浄工程をはじめロボットの適用例が少ない飲食店などでの実用化を進めています。
 「解説3」では、本研究テーマにおける同社の役割に加え、ALGoZAの特徴から従来のビジあるフィードバックとの差異、ALGoZaによるロボット制御の変革およびシステムインテグレーションの効率化の寄与などを解説。さらには、ALGoZaのようなビジュアルフィードバックが適したタスクや分野などを展望します。
□解説4(16:20~17:00)
産業用ロボットの構成要素における技術イノベーションとハンドリング技術革新への期待
(講師:一般社団法人日本ロボット工業会 ロボット技術検討部会長 小平 紀生 氏)

《概要》
 「ロボット大国」と称されたわが国にとって、激化する国際競争を乗り切ることは生産財産業全体の重要な課題となっています。最良のシナリオは、活発な国内製造業が高度な自動化により高い付加価値を国内で生み続け、それを支えるロボットを含む生産財産業も技術的な優位性を糧として世界のトップを走り続けることです。
 「解説4」では、わが国のロボット産業と製造業の国際競争力の現状を踏まえつつ、ロボット産業の国際競争力強化に向けた方向性を、要素技術(キーコンポーネントや必須部品)に着目して解説します。また、本セミナーで取り上げるSIPの研究成果などのハンドリング技術への期待とロボットの適用分野の拡大にも触れます。

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