セミナー

2019国際ロボット展併催セミナー
協調安全Safety2.0が拓く生産革新と協調安全ロボットのシステム構築術

開催主旨

 生産現場におけるIoT(Internet of Things)やAI(Machine Learning、Deep Learningなど)の普及を背景に、人と機械の協調を可能にする新しい安全「協調安全(Safety2.0)」の考え方が注目されています。
 IoTやAIの活用により、例えば作業者が備えるセンサデバイスを通じて、機械・設備が作業者の経歴や能力などの情報を獲得し、機械・設備側から自陣の状況の発信ととともに、作業者の状況に応じて知的に対応することが可能となりつつあります。つまり、作業者の能力などに応じて機械の速度や力を(自律的または他律的に)制御したりゾーンを定義したりすることで、作業者と機械・設備が同一作業空間で協働しながら安全を確保し、かつ機械・設備を止める必要のない生産が可能となります。このように、従来の「止める安全」から「止めない安全」が可能となり、安全性と生産性の両立が達成されます。2018年開催のSIAS国際会議において話題の中心となるなど、協調安全Satety2.0はいまや国内外で高い注目を集めています。
 本講座では、協調安全の概念から協調安全の世界動向および国際標準化、協調安全に即したシステム構築の進め方に加え、海外での協働ロボット利用動向までを解説します。併せて、協調安全を新たな付加価値として提案できるよう、ロボット・セーフティアセッサ資格制度を利用した人材育成と「Safety2.0適合」のための協働ロボットシステムに求められる技術要件を、事例を通じて紹介します。

【受講ターゲット】
(1)産業用ロボットメーカーの開発担当、営業担当、システムインテグレータ
(2)産業用ロボットユーザーの経営者、現場管理者、生産技術担当
(3)日本ロボット学会員の研究者、AI研究者
(4)労働安全専門家
(5)コンサルタント、調査会社 ほか

概要

日時

2019年12月20日(金)

13:30~17:00(受付13:00)

会場 東京ビッグサイト 会議棟703会議室
受講料

22,000円(11/30までの申込)

※12/1以降は27,500円

※振込手数料は貴社でご負担願います。

主催 日刊工業新聞社
お問い合わせ先 日刊工業新聞社
大阪支社 事業出版部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

会場アクセス

東京ビッグサイト
会議棟703会議室

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プログラム

□解説1(13:30~14:10)
「協調安全Safty2.0の国際標準化活動と標準化の全体像」
(講師:IDEC 技術戦略本部 国際標準化Safety2.0推進部 部長 土肥 正男 氏)

協調安全Safety2.0の国際標準化に向け、これにもとづく人と機械(ロボット)の協調安全にかかる安全レベルの基準を確立し、グローバルに通用する基準(国際標準)とすることが求められます。同時に、基準に応じて認証制度や協調安全Safty2.0関連技術、それを支える安全要員のスキル基準や要員認証といった国際標準も求められます。
「解説1」では、2020年の国際提案を目指す協調安全Safety2.0の標準化活動と標準化の全体像、国際標準化によるわが国製造業への影響を解説します。
□解説2(14:10~14:50)
「協調安全Safety2.0に準じたロボットシステムと対応デバイス」
(講師:IDEC 技術戦略本部 国際標準化Safety2.0推進部 福井 秀利 氏)

協調安全Safety2.0の適用に当たり、協調安全に関わる人や機械・設備の情報を定義・整理し、かつIDECが提案する「Collaboration Safety Level(CSL)」に基づく協調安全水準の評価により、安全性を確保しつつ生産性の向上が見込まれます。協働ロボットシステムの構築に当たり、その適用事例を通じて、協調安全Safety2.0の考え方に即したシステム構築の進め方から、必要な構成要素、安全性と生産性の両立のための要点までを解説。併せてANSHIN Sensorやウェアラブルストップスイッチなど、協調安全対応デバイスなど協調安全Safety2.0の実装に資する話題提供もします。さらには、明確な規定がないAVG(自律移動台車など)搭載の協働ロボットの安全確保の考え方につきましても述べます。
□解説3(15:00~15:40)
「海外における協働ロボットシステムの利用状況と有力アプリケーション」
(講師:株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所 産業戦略グループ 三治 信一朗 氏)

国内では、2013年末に産業用ロボットにかかる労働安全衛生規則の一部改正の通達(基発1224)がなされて以降、共存環境下での運用を想定した協働ロボットが登場し、多くの利用事例が報告されています。海外では協働ロボットの専業ベンチャーが立ち上がり、既存メーカを含め多数の協働ロボットが供給され、ワールドワイドでのロボット市場の牽引役となっています。適材適所で利用されているものの協働ロボットの特徴を生かした用途は模索段階にあり、従来の安全柵で囲ったラインへの切り替え工事も拡大しています。今後の普及を期すためには利用状況の理解と、それを踏まえた用途開発が求められており、「解説3」では、海外における協働ロボットの利用状況と主なアプリケーションを解説し、今後の用途開発のためのヒントを掴みます。
□解説4(15:40~16:20)
「WRSにおける安全確保の取り組みと協働ロボットの安全設計例」
(講師:大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 野田 哲男 氏)

WRS Industrial Robotics Category「Assembly Challenge」では、競技用システムでありながらも安全衛生対策を義務付けており、参加チームはリスクアセスメントを実施し、これにもとづく保護方策を行うことで協働ロボットの安全な運用につなげています。
「解説4」では、WRSで実践している安全対策を通じて、協働ロボットの安全設計の進め方を解説します。また、前段ではAssembly Challengeの概要に加え、米NIST(国立標準技術研究所)で策定が進められているロボットシステムインテグレーションのレベル分類を紹介し、今後のロボットシステムインテグレーションへの影響を展望します。
□解説5(16:20~16:55)
「ロボット・セーフティアセッサ資格制度とSafetyによるSIerの差別化」
(講師:日本ロボット工業会、セーフティグルーバル推進機構、三菱電機 小平 紀生 氏)

産業用ロボットに起因する死亡事故は現在でも毎年発生しています。この撲滅には、ロボットメーカーとSIer、エンドユーザーがリスクアセスメントやリスク低減方策の知識を同等に保有し、それぞれが業務連携を図ることが求められます。セーフティグローバル推進機構では、日本ロボット工業会などとの連携により「ロボット・セーフティアセッサ資格制度」を創設しました。「解説5」では、本資格制度の概要と昨年からの実績、資格制度とシステムエンジニアリングビジネスの変革、同資格制度を活用した(Safetyを軸とした)ロボットSIer間の競争と生き残り策などを展望します。
□質疑応答(16:55~17:00)

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