セミナー
検査の自動化を成功させる
画像検査システムの開発
開催主旨
工場の自動化は日々進化し続けていますが、検査の自動化は難易度が高く、完全自動化には至っていないのが実情です。画像検査が失敗するほとんどの場合、検査対象物の定義が不明確なまま検査装置の開発・導入に進み、運用を開始してはじめて検査対象を認識し、導入した装置の能力と精度が満足できないことが原因です。すなわち、客先と開発部門(メーカー)が共有すべき仕様が検査対象に対して装置の機能を満足する記述になっていないからです。
本セミナーでは、画像検査装置の開発に20年の経験を有する講師が、開発事例を用いて、検査対象物の定義、照明方法、画像検査方法、装置構成など、実践的な設計開発方法を解説します。設計段階では、サンプルテスト、検査条件や検査方法から装置構成まで、仕様書に書くべき内容を説明します。開発段階では、装置の組み合わせ、ソフトウェア開発、装置評価およびスケージューリングを説明します。
※予備知識として、コンピュータのプログラミング経験、映像処理の基本知識、仕様書に関する知識があれば理解が進みます。
【本セミナーで習得できること】
検査対象物のサンプルテストから画像検査装置の構想、および、装置設計の基本を習得できます。さらに、仕様書で検査対象物および画像検査方法を定義し、客先と検査対象に関する認識を共有する方法を学びます。
概要
日時 | 2021年 2月 8日(月)10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩12:30~13:30) |
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会場 | 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | 44,000円(資料含む、消費税込)
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主催 | 日刊工業新聞社 |
申し込みについて | ※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。 ⇒ プライバシーポリシー |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業局 セミナー事業部 TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル - セミナー会場案内図
プログラム
1. はじめに |
(1)目視検査と画像検査の比較 (2)画像検査が対象とする例としない例 |
2. システム構成 |
(1)基本システム構成( カメラ、画像処理装置、モニタテレビ) (2)オプションの例(ハンドリング装置、他) |
3. 画像処理方法 |
(1)2値化計測 (2)パターンマッチング (3)カラー画像処理 |
4. 基本設計 |
(1)サンプルテスト(検査対象物とワークの把 握、最適照明方法) (2)検査精度とカメラ視野(分解能)の決定 (3)最適な画像処理方法の選択 (4)装置構成と検査時間の見積もり |
5. 仕様書の作成 |
(1)検査対象物の定義(ワークと検査対象) (2)検査方法(画像入力&処理方法、検査精度) (3)装置構成(装置仕様、動作シーケンス、検査時間) (4)検査結果の出力( プリンタ、ハードディスク、上位コンピュータ) |
6. 装置評価 |
(1)評価試験(試験対象ワーク、動作シーケンス、検査結果、検査時間) (2)試験成績書 |
7. 画像検査システムの開発事例 |
(1)インクジェットノズル検査システム |