セミナー
【ライブ配信セミナー】
生産現場における自動化を見すえた
実用的AIベースロボットマニピュレーション
~ロボットラーニングからスキルによる知識の構造化と強化学習、触覚を利用した高度なマニピュレーションまで~
開催主旨
労働人口の減少や人件費の高騰に加え、新型コロナウィルス感染症拡大の影響から、生産自動化のニーズが格段に向上しています。自動化が達成されている工程がある一方、治工具類を用いて対象物を整定したり、ロボットが扱いやすいように作業者が対象物を整列したりする工程があり、自動化のための「お膳立て」がまだまだ必要とされています。また、モノづくり分野以外においても同様に自動化ニーズが高まっていますが、対象物が食品をはじめ非剛体物体を含み、かつ状況の多様性が大きいため、その達成はいまだに難しいです。そこで、期待が高まっているのが深層学習に代表されるAIベースロボットマニピュレーション(AIマニピュレーション)です。
ここ数年、様々なアプローチの研究が報告されていますが、研究者が工夫を凝らして成功したものです。実用的なAIベースロボットマニピュレーションを実現するためには、AI・ロボティクス・コンピュータビジョンなどの技術群から必要なエッセンスを抽出し、統一的な枠組みを構築することが求められます。
本講座では、構造化された知識を中心とするロボットAIの構成について、その妥当性を裏付ける研究、より完全なものにするための講師らの取り組みを解説。また、AIベースロボットマニピュレーションの実現にはロボットハンドと各種センサの発展が不可欠であり、その一例として講師らが開発した、触覚センサ搭載のロボットハンドを併せて紹介し、実用的なAIベースロボットマニピュレーションの一端を掴んでいただきます。
本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。本方法での視聴が難しい方は、他の視聴方法をご案内いたしますので問い合わせ先のメールアドレスまでご連絡ください。
概要
日時 | 2021年 2月16日(火)14:00~17:00 |
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受講料 | 22,000円(テキスト代、税込) ※振込手数料は貴社でご負担願います。 ※講座実施前の入金をお願いしておりますが、新型コロナウィルス感染症の影響を考慮し、講座実施後の入金にも対応しています。 |
主催 | 日刊工業新聞社 |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 大阪支社 事業出版部 セミナー係 TEL : 06-6946-3382 FAX : 06-6946-3389 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp |
講師
プログラム
1.強化学習とロボットラーニング |
1-1 強化学習の問題設定 1-2 Q学習 1-3 ロボットの全身運動学習 1-4 報酬関数の設計によるロボットの行動変容 1-5 環境変化への適応 |
2.深層強化学習 |
2-1 DQN 2-2 マニピュレーションへの応用 |
3.スキルライブラリとロボットマニピュレーション |
3-1 複雑なマニピュレーションタスクへの挑戦 3-2 スキルライブラリによる知識の構造化 3-3 液体のマニピュレーションにおける実装事例 |
4.スキルライブラリに基づく強化学習 |
4-1 モデルベース型強化学習とモデルフリー型強化学習 4-2 確率的ニューラルネットワーク 4-3 グラフ構造を持つダイナミクスに対する強化学習 4-4 液体のマニピュレーションにおける実装事例 4-5 果物の皮むきにおける実装事例 |
5.ロボットハンドと触覚センサ |
5-1 なぜ触覚センサが必要か? 5-2 ロボットにおける触覚センサ導入の課題 |
6.視覚に基づく触覚センサ |
6-1基本原理 6-2 FingerVision |
7.触覚を利用したマニピュレーションスキル |
触覚センサを利用したマニピュレーションスキルの事例紹介 |
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |