セミナー
マシニングセンタの高能率・高精度加工
開催主旨
近年、汎用性の高いマシニングセンタが多く普及しています。この反面、色々なことができるマシニングセンタですが、上手に使用しないとその性能を発揮できないばかりか、問題が目立つようになります。また、マシニングセンタは小型化が進んでいますが、小型化は剛性低下に直結するため、加工精度や表面粗さが得られにくいことが課題です。本講習ではマシニングセンタ加工を基本から見直し、マシニングセンタで発生する様々なトラブル事例を紹介し、その要因と対策について解説します。金属加工は簡単な物理です。力を小さくするだけでなく、作用する向きを変えてあげれば多くの問題は解決できます。社内の問題解決、現場で役立つ講習を目指します。
※当セミナーを受講される方には、受講者特典としまして、講師著書 『目で見てわかる エンドミルの選び方・使い方 (Visual Books)』(日刊工業新聞社)を、当日無料進呈します。
概要
日時 | 2022年 8月 10日(水) 10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩12:30~13:30) |
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会場 | 日刊工業新聞社 大阪支社 セミナー会場 ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | 44,000円(資料含む、消費税込)
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主催 | 日刊工業新聞社 |
申込について | ※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。 ⇒ プライバシーポリシー |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 総合事業局 セミナー事業部 TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 大阪支社
セミナー会場
大阪市中央区北浜東2-16 - セミナー会場案内図
プログラム
1.金属加工の基礎 |
・生産技術者も持つべき視点 ・金属加工の原点と理想像 |
2.切削工具材質の種類と特徴 |
・超硬合金(P、M、K、N、S、H)の特徴と使い方 ・超微粒子超硬合金の特徴と使い方 ・サーメットの特徴と使い方 ・CBNの特徴と使い方 ・コーティング(PVD、CVD)の使い方 |
3.加工条件の見直しと指針 |
・回転数(切削速度)の決め方 ・送り速度の決め方 ・切込み深さの決め方 ・高速切削の考え方(工具摩耗を抑制する切削条件とは?) ・ステンレス鋼など耐熱合金の加工方法 |
4.正面フライス工具の使い方 |
・正面フライスの形状と切削抵抗の関係 ・チップの突き出し高さと表面粗さの関係 ・エンゲージ角とディスエンゲージ角の考え方(工具寿命とびびり、バリの抑制) ・同時切削刃数と切削抵抗の関係(工具寿命とびびり抑制) ・ツールパスによる段差の発生と抑制 ・主軸のたわみを抑制する方法 ・薄物・低剛性工作物加工のポイント ・入口バリと出口バリの抑制方法 ・主軸の特性を知る!(基底回転数とトルクの関係) |
5.エンドミルの選び方・使い方 |
・刃数の選び方と使い方(溝加工のポイント) ・ラジアスエンドミルの有効活用 ・ラフィング、不等分割、不等リードエンドミルの使い方 ・アップカットとダウンカットの使い分け(縦壁の加工) ・エンドミルの接触弧と引き込み、びびり ・ボールエンドミルの倒れと適正角度 |
6.ドリル加工 |
・先端角、溝幅比、ねじれ角などに基づく正しいドリルの使い分け ・ソリッドドリルと刃先交換式ドリルの使い分け ・ドリル加工の適正切削条件の見分け方 ・加工目的による下穴加工の使い分け(まっすぐ、真円に穴をあけるには!) ・入口バリと出口バリの抑制方法 |
7.事例から学ぶマシニングセンタの極意 |
・タップ加工の同期誤差 ・ミルシートの見方(合金元素が切削特性に及ぼす影響) ・高圧クーラントの効果 ・切削油剤の種類と希釈倍率が工具寿命に与える影響 ・チラーの効果 |