セミナー
FMEAでは「問題の見落とし」は防げない!
品質問題を抱える設計者必見!
本当に使える品質問題未然防止法
~トヨタA級認定のベテラン講師がFMEAの課題とその対処法、トヨタDRBFMの基礎知識など品質問題未然防止に役立つ進め方を解説!~
-Nakadeメソッド-
開催主旨
設計審査のデザインレビューや故障モードの抽出から始めるFMEAでは問題はなくならない!
品質問題を未然に防止するFMEA(※1)は工数ばかりかかってしまい、「効果がない」と感じている設計者や管理者が多いのではないでしょうか。
その原因は、FMEAは
①全部品の故障モードを抽出すること
②信頼性設計評価がメインであり、機能設計に由来するトラブルを予防できないこと
の2つが挙げられます。
すなわちFMEAは工数ばかりかかり、品質問題の根本対策には結びつかない手法なのです。
一方、トヨタDRBFM(※2)は変更点に着目したFMEAと認知されていますが、実は大きな違いがあります。故障モードの抽出から始めるFMEAに対して、製品機能から展開するのが、DRBFMと本セミナーで紹介するNakadeメソッドです。
DRBFMは車載用途以外でも採用する企業が増えてきましたが、本来の趣旨を理解していないために、十分に使いこなせていないのが実情です。NakadeメソッドはDRBFMをより進化させた設計全体を検証する手法です。根本的な設計改善が図れ、実際に多くの現場で効果を上げてきています。また、完成度を上げるためには、「衆知を集める」ことが大切で、「設計の見える化」が重要になります。
本セミナーでは、設計現場を知り尽くした経験豊富なベテラン講師が、FMEAの課題とその対処法、現場で即実践できる完成度の高い機能展開未然防止策Nakadeメソッドを、ケーススタディーで「7つの帳票」を使って、もれなく効率よく検証するノウハウをお伝えします。
※1:FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)
※2:DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)、トヨタ自動車で考案された創造的品質問題未然防止
【本講座で得られる習得知識】
1.FMEA/FTAの基礎知識と活用法
2.機能展開の品質問題未然防止法
3.トヨタ自動車(株)推奨のDRBFM実践
4.FMEA知識が格段にあがり、指導スキルが身に着きます。
【受講対象】
営業、開発・設計・技術管理・生産技術、及び品質管理・製品審査・製造技術などを担当する技能系社員。幅広い業務の方のご参加が可能です。
概要
日時 | 2023年 12月 15日(金)10:00~17:00 (9:30 受付開始)※昼休憩1時間あり |
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会場 | 日刊工業新聞社 西日本支社 セミナー会場 ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | お一人様:44,000円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 総合事業局 セミナー事業部 TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 西日本支社
セミナー会場
大阪市中央区北浜東2-16 - セミナー会場案内図
プログラム
1.はじめに |
1-1. 品質問題未然防止とは 1-2. デザインレビューの実態 1-3. 開発現場の課題と対策 1-4. 開発段階で衆知を集める |
2.品質の定義 |
2-1. 品質の考え方 2-2. 品質の定義と分類 2-3. 品質における顧客要求と満足度 2-4. すなわち 品質とは! |
3.FMEA/FTA/なぜなぜ分析 |
3-1. FMEAとは! 3-2. FMEAの改善事例 3-3. FMEAで品質がよくならない理由 3-4. 講師が伝授…FMEAの裏知識! 3-5. FTAとは 3-6. FTA、FMEAの比較 3-7. なぜなぜ分析と注意点 3-8. Nakadeメソッド 商品力向上“7ケ条” |
4.品質問題未然防止法の考え方 製品開発プロセスと品質問題の発生要因 |
4-1. 製品開発プロセス 4-2. 個人思考…なぜ品質問題が起きるのか! 4-3. 重要!品質問題発生の原因と対策 4-4. ストレスとストレングス 4-5. 対処法 |
5.信頼性設計の鉄則 |
5-1. 高信頼性製品の定義 5-2. 使用環境/車の変化による事故事例 |
6.DRBFMとは |
6-1. DRBFMとは! 6-2. DRBFMのイメージ 6-3. DRBFMの「こころ」! 6-4. FMEAとDRBFMの比較 6-5. A級エキスパートだから言えること! |
7.ケーススタディー”DRBFM” DRBFMの使いこなし実践…Nakade メソッド |
7-0. システム要件表 7-1. 気づきシート 7-2. 変更点・変化点一覧表 7-3. 組立構造図 7-4. 機能着眼点一覧表 7-5. 変更点-機能/故障モード表 7-6. FTA(なぜなぜ分析) 7-7. ワークシート(Nakadeメソッド) |
8. DRBFM推進での注意点 |