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編集(書籍)

書籍の企画から制作まで、本づくりのすべてのプロセスに関わる

岡野晋弥

出版局 書籍編集部

2018年 中途入社

※所属・肩書は取材時点のものです

2018年
入社 出版局 書籍編集部 配属書籍の企画・制作に携わる

現在の業務について教えてください。

 書籍の企画から制作まで、本づくりのすべてのプロセスに関わる仕事をしています。企画では、著者と具体的な内容を検討し、どのような本にするのかを決めていきます。その内容を企画書としてまとめ、企画会議に提案します。企画会議を通過したら、著者のスケジュールを管理しながら本を作っていきます。また、原稿の校正・校閲も行います。本ができあがるまですべて自分で担当するので、本ができあがったときの喜びはひとしおです。

仕事の大変な点や課題は何ですか。

 書籍作りは計画通りにいかないことが多く、いつも苦労するところです。著者の原稿が遅くなってしまうこともあれば、原稿を読むのに時間がかかってしまうこともあり、仕事のスケジュールが流動的に変化していきます。予定した発行日に本を出せるよう、さまざまな調整が必要になります。また、売れる本をどのように作るのか、つねに模索していく必要があるのも大変なところです。話題になっているテーマを選ぶだけでは売れる本にならないため、読者は本で何を知りたいのだろうかと考えて、テーマを探していくことが必要です。

仕事のやりがいや魅力は?

多くの人が手に取ってくれる本を作れたときはやっぱりうれしい。

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 『基礎から学べる! 世界標準のSCM教本』は、本の内容はもちろん、デザインやキャッチコピー、広告など、著者と密に打ち合わせしながら進めていきました。結果として、多くの人の手に取ってもらえる本になりました。この時は同じ月に3冊の発行を抱えていたこともあり、せわしない日が続いていましたが、多くの人に届く本になったことを大変うれしく思います。

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仕事と生活の両立で意識していることはありますか。

 書籍編集の仕事は、自分である程度のスケジュールをコントロールできます。忙しさが落ち着いたときは少し休みを取って出かけることが多いです。仕事以外のときは、仕事について考えることは特にありません。平日の夜や休日は、趣味に没頭してリフレッシュしています。

今後のキャリアについてどのような考えを持っていますか。

 専門書をよりわかりやすく、入門者に向けた書籍を増やしていきたいと思います。イラストを使った書籍やカラーの書籍など、ビジュアルを有効活用して多くの読者に受け入れてもらえる本を作りたいと考えています。また、こうした書籍をシリーズとして展開できるようにしたいと考えています。例えば書籍では『トコトンやさしい』というシリーズが数多く出ていますが、そのようなシリーズを今後も増やしていきたいと思います。

日刊工業新聞社の強みは何だと思いますか?

さまざまな媒体を組み合わせて情報発信できるところ。

 新聞を中心に、さまざまな媒体で情報を発信できるところが強みだと思います。ひとつだけではできないことも、組み合わせることで相乗効果を生み出せます。書籍では、当社主催のセミナーで本を使ってもらうことや、ウェブメディア「ニュースイッチ」などと連携して本の一部を記事として使ってもらうなどの取り組みをしています。


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