エントリーは通年受付中です

記者(デジタル)

届けた情報への反応が可視化される面白さはウェブ媒体ならでは

葭本隆太

デジタルメディア局 DX編集部

2014年 中途入社

※所属・肩書は取材時点のものです

2014年
入社 本社 編集局 科学技術部 配属大学や国の研究機関における環境・エネルギー・防災の研究開発動向を取材
2016年
同 第一産業部情報通信業界を担当
2018年
本社 デジタルメディア局ウェブメディア「ニュースイッチ」の企画や編集を担当

現在の業務について教えてください。

 ウェブメディア「ニュースイッチ」の運営・管理が主な仕事です。ニュースイッチは一般のビジネスパーソンに役立つ経済やテクノロジー関連のニュースを「日刊工業新聞」の中から一部抜き出し、無料で発信することで当社の顧客拡大などにつなげています。私はニュースイッチで配信する記事の選定や、独自コンテンツの制作などを手がけています。ウェブメディアの収益力向上のため、広告配信の最適化の施策なども検討しています。
 ニュースイッチは無料のウェブメディアで、「Yahoo!ニュース」や「LINEニュース」「スマートニュース」など外部のニュースプラットフォーマーにも記事を配信しています。新聞以上に多くの人に情報を届けられることや、その情報に対する反応がSNSなどを通して可視化される点が仕事の面白さです。

仕事の大変な点や課題は何ですか。

 ウェブメデイアには休刊がありません。365日間、新しい情報を発信し続けるメディアの運営・管理は時に大変だと思うことがあります。

仕事のやりがいや魅力は?

ウェブの“独自記事”として、連載企画などの取材・執筆ができること。

image

 ニュースイッチでは、日刊工業新聞に掲載していない“独自記事”として、連載企画などの取材・執筆もしています。これまでに自分が手がけた連載の中でも「withコロナ時代-就活に変」や「音の時代がやってくる」はウェブ上での反応が大きく、SNSなどでその記事をタネに議論が生まれていました。もともと、ニュースイッチというタイトルは「ニュースで(ビジネスパーソンなどの)スイッチを入れる」という目的からくる造語です。前述した連載は、そうした役割を一定果たせたのではないかと感じています。

image

仕事と生活の両立で意識していることはありますか。

 私には6歳の息子と4歳の娘がいます。テレワーク制度を積極的に活用したり、出社日においても過度な残業は避け、夕食後の二人と少しでも遊べるようにしたりするなど、家族との時間を大切にしています。

今後のキャリアについてどのような考えを持っていますか。

 ニュースイッチのコンテンツは、多くが「Yahoo!ニュース」など外部のニュースプラットフォーマーで消費されるのが現状です。これらのプラットフォームは重要な顧客接点ですし、そこで読まれることはニュースイッチの価値にもなっています。ですが、ニュースイッチをモノづくり産業などに関わるビジネスパーソンが直接アクセスしたくなるメディアにしたいと常々考えています。「ニュースイッチが必要だ」と思うビジネスパーソンを少しでも増やすことが目標です。

日刊工業新聞社の強みは何だと思いますか?

100年以上の歴史を持つ新聞と、フリーのウェブメディアを持つこと。

 長い歴史において取材・執筆・情報発信の活動を通して培ったブランドがあり、モノづくりを中心とした産業界の関係者から信頼をいただいています。また、フリーのウェブメディアを通して新しい読者層へ積極的にアプローチできる体制もあります。記事や書籍、イベントなどのコンテンツ制作に携わりたい人にとって魅力ある企業だと思います。


インタビュー一覧に戻る