セミナー

「FRP材料製品の研究開発フローが設計できていない」とお悩みの方へ
FRP製品開発フローと技術的なポイント

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開催主旨

 軽量、高強度という特性を前面に注目が集まるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を初めとしたFRP(繊維強化プラスチック)。日本は世界屈指の炭素繊維メーカを抱える国として世界中で認知されています。さらに炭素繊維よりも生産量、適用実績のあるガラス繊維も近年は長繊維化とマトリックス樹脂の改質が進み、従来とは異なり自動車の外板にも使われるケースが出始めており、FRP業界が更なる成長拡大に向かう過渡期にあるといえます。
 このように強化繊維の長繊維化、適用範囲の拡大が進んできた場合、それぞれの事態について認識しなくてはいけないのはFRPが特定方向に高い物性を発現する一方で、ある方向の特性は低いという「異方性」が顕著になること、そしてFRP材料に求められる「要件の多様化が進んでいる」ということです。このような状況にあって各社が実績のある均質材の金属を基本とした最適分業化の研究開発体制から抜けられず、FRP材料を用いた製品の研究開発フローを設計できていないというのが実情のようです。研究開発のフローの設計が不十分な状況で「開発期間の短縮と低コスト化」を求められるという極めて厳しい状況の中、結果として不必要な評価や追加評価による研究開発費の増大化、コンセプト設計の不十分さによる高コスト化につながり、最悪の場合開発中止に追い込まれる、という事例が出てきています。このような状況が過渡期を乗り越えるにあたっての障害となっていることはFRP業界でもあまり語られない現場での現実といえます。
 本講演では自身も10年以上のFRPの材料、設計、航空型式認定、試験、量産、品質保証という一連業務を経験し、現在は幅広い業界の企業におけるFRP製品の研究開発の国内外最前線で技術指導やフォローを行っている講師が、FRPの製品開発フローの概要とその中における技術の要点について解説を行います。また、民間企業における技術開発で必須ともいえる、「技術的観点からのマーケティング」についてもその基本を説明します。これは開発テーマで売り上げを立てるための技術的戦略の一つとして習得いただければと思います。
 本講演がFRPの特性に配慮した一連の開発フローの理解につながり、自社でのFRP材料を用いた研究開発体制構築や現在進めている開発の課題とその対策検討の一助になれば幸いです。

※予めご留意いただきたいこと
 本講演では受講内容の理解を深めていただくことを目的に講師から受講者の方に問いかけがあります。予めご了承ください。

受講対象者:
- FRP材料や該材料を用いた製品の材料、設計、製造などの業務に従事している研究者、技術者の方
- FRP材料関連の研究開発においてリーダークラス以上として取りまとめや戦略を検討するマネジメント層の方
- FRP材料を用いた製品の開発進行に関し、不明点や課題を感じている方、または幅広い知見を得たい方
- FRPに関する開発テーマをどのように市場にマッチングさせるかについて知見を求める技術担当の方

概要

日時 2020年 1月 23日(木)10:30~16:30
(10:00 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料 38,500円(資料含む、消費税込)
※振込手数料は貴社でご負担願います。
※受講料は銀行振込で受講票及び請求書が到着次第、原則として開催日1週間前までにお支払いください。
  なお、キャンセルにつきましては開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。
  1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
主催 日刊工業新聞社
お申込みについて ※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。
プライバシーポリシー
お問い合わせ先 日刊工業新聞社 総合事業局
教育事業部 技術セミナー係
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

吉田 州一郎 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

 A. FRP材料を用いた製品開発フロー
  1. 開発フローを構成する10のステップ
  2. 各ステップにおけるポイントの概要
  2-1. コンセプト設計
  2-2. 製品要件設定
  2-3. 試作図面作成と材料スクリーニング評価
  2-4. 試作
  2-5. 単体評価
  2-6. 試作図面作成→試作→単体評価 を複数サイクル実施
  2-7. 材料仕様決定
  2-8. 量産図面作成
  2-9. 量産図面に基づいた製品製作
  2-10. 単体/Assy 試験
 B. 開発フローにおける技術的なポイント
  1. FRP製品図面
  1-1. 図面に書くべきこと、書いてはいけないこと
  1-2. FRP製品の寸法検査の難しさ
  1-3. FRP製品で重要な非破壊検査
  1-4. 引用が必須の材料規格、必要に応じた工程規格
  2. 工程規格(Process Spec)
  2-1. 工程規格の目的
  2-1-1. 日々の工程管理の要所をおさえる
  2-2. 工程規格の基本構造
  2-3. 工程規格の要件の決め方
  2-4. 外部委託で製品製造する場合の工程規格の設定/運用のポイント
  3. 材料規格(Material Spec)
  3-1. FRPものづくりで材料規格が必須である理由
  3-2. 材料規格の目的
  3-3. 材料規格の基本構造
  3-4. 材料規格の要件の決め方
  3-5. 外部委託で製品製造する場合の材料規格の設定/運用のポイント
  4. 材料評価
  4-1. FRP製品開発における材料試験実施目的
  4-2. FRPの材料試験の概要
  4-3. 静的試験と動的試験の目的
  4-4. 材料試験実施のステップ
  4-5. 静的試験
    (引張:T11、T22、T33 せん断:S12、S13 圧縮:C11 曲げの各試験の試験片図面、試験のポイント等)
  4-6. 動的試験(応力比や周波数の設定、制御方法のポイント等)
  4-7. 物理特性評価試験(DSC、DMA、線膨張等)
  5. CAE評価
  5-1. CAEの活用目的
  5-2. FRP固有特性を考慮したメッシングのポイント
  5-3. CAE実施に必須の材料データ
  5-4. CAEの精度を高めるために必須のアプローチ
  5-5. 成形精度の向上に必要性の高まるドレープ解析
  5-5-1. ドレープ解析に必要な材料データと取得方法
 C. 販売拡大に向けた技術者のためのマーケティング戦略
  1. 専門知識と技術データを基本とした情報発信型マーケティング
  2. 発信する情報の企画のポイント
  3. 発信した情報によって顧客、市場ニーズを獲得する
 質疑・応答

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