セミナー

オンライン開催&録画視聴も可能
自動検査・全数検査のための
カメラ検査システムの導入と画像情報を使った品質保証の進め方

開催主旨

 ここ数年、工作機械や周辺装置のIoT(Internet of Things)対応が進展し、稼働状況の可視化や加工時の自動補正などが可能となっています。中には、工作機械のログデータ解析と、自動検査で得たカメラデータ解析を組み合わせ、源流管理などに役立てることで不良クレーム・ゼロを達成している現場もあります。
 本講座は、これらを達成している先行企業の取り組みを通じて、自動検査(カメラソリューション)の導入の進め方を解説します。併せて、講師らがリアルタイムで取り組んでいる、成形機のログデータやカメラ画像を用いた故障予測の取り組みを紹介します。成形機の型締め力を用いた故障解析は、すでに成果を上げている活動です。ログデータを用いて故障予測などに取り組もうとする現場が多数ありますが、ほとんどが緒についたばかりです。本講座は、それにつなげるための方策を提供いたします。
 また、人による目視検査と自動検査を融合した「協働型カメラ検査」にも触れ、作業者のストレスを軽減し、かつ品質向上により雇用と受注につなげた取り組みも紹介します。
 講座の後半では、カメラの設置および立ち上げから異物検出等の各種設定までを、ハンズオンを通じて解説。カメラ画像を起点とした工場DXの足掛かりを掴みます。なお、提供するハンズオン資料は画面の遷移に即した解説となっており、受講後の独習ができる構成となっています。セミナー終了後に公開する録画映像を通じて繰り返し復習ができます。

 本セミナーは、オンライン参加者の方向けにはオンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。

概要

日時

2024年 7月 24日(水)13:00~17:00頃

※開催当日まで受付

会場

オンライン(ZOOM)、後日の録画参加(録画視聴も可能)

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。

受講料

39,600円(テキスト、ハンズオン資料、録画での復習、税込、1名分)
※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)をメールにてお知らせします。

※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームの備考欄にその旨をご記載ください。

※録画視聴は、当日参加の方も当日参加できなかった方も講座実施後10日間にわたり参照できます。

主催 日刊工業工業新聞社
協力 アスカカンパニー、アスカコネクト
問い合わせ先 日刊工業新聞社   西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

林 万美子 氏

平田 菜生 氏

髙田 まふゆ 氏

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プログラム

1.カメラ画像を使ったデータ解析の動向
1-1 IoTとAIによるカメラ画像の利用動向
1-2 画像処理検査統計表示システムによるカメラ検査データの活用例
 ①射出成形加工現場での導入例とシステム構成/②検査状態のリアルタイムでのグラフ表示/③不具合品の画像確認/
 ④IoTによる遠隔地から確認/⑤トレーサビリティへの展開/⑥生産管理システムとの連携
1-3 カメラ画像を使った傾向管理
1-4 生産設備のログデータ解析との連携効果
1-5 現在の検査工程が抱える課題(人による目視検査と自動検査)
 1-5-1 カメラ検査の導入で不良を抑制する生産体制を整備
 1-5-2 人とカメラによる「協働型カメラ検査」
 1-5-3 協働型カメラ検査にかかる判断基準
1-6 機械学習(AI)による自動検査で解決できる課題とそうでない課題
2.研究中の取り組みの概要を説明
2-1 成形機のログデータ(型締め力)を用いた故障予測への取り組み
2-2 カメラ画像を用いた故障予測への取り組み
3. カメラの使用方法について
3-1 カメラ設置に対する基礎知識(ワーク)
3-2 カメラ設置に対する基礎知識(カメラ)
3-3 カメラ設置に対する基礎知識(レンズ)
3-4 カメラ設置に対する基礎知識(照明)
4.カメラ検査システムの導入の進め方とまとめ
 
5.質疑応答
 
6.ハンズオンによる体験学習
6-1 カメラの設置と立ち上げ
 6-1-1 カメラの設置前に行うこと
 6-1-2 カメラの設置と立ち上げ
 6-1-3 In-sight Exploreの画面構成
 6-1-4 カメラ設定作成手順
6-2 実習1:エッジ検出
 6-2-1 検査用画像の取り込み
 6-2-2 カメラの設定方法:検査用画像のロード
 6-2-3 カメラの設定方法:位置決め(円検出ツール、PatMaxパターンツール)
 6-2-4 カメラの設定方法:検査(エッジ検出ツール)
 6-2-5 カメラの設定方法と接続(トリガと露光時間の設定、ジョブの保存方法、接続)
6-3 実習2:異物検出
 6-3-1 カメラの設定方法:位置決め((円検出ツール、PatMaxパターンツール)
 6-3-2 カメラの設定方法:検査(画像フィルタツール、計数ツール)
 6-3-3 カメラの設定方法:検査(画像フィルタツール、ピクセル係数)
 6-3-4 カメラの設定方法と接続(トリガと露光時間の設定、ジョブの保存方法、接続)
6-4 実習3:色調・文字表示
 6-4-1 カメラの設定方法:位置決め((円検出ツール、PatMaxパターンツール)
 6-4-2 カメラの設定方法:検査(識別・カラーツール、プロットツール)
 6-4-3 カメラの設定方法と接続(トリガと露光時間の設定、ジョブの保存方法、接続)
6-5 実習4:寸法測定
 6-5-1 カメラの設定方法:検査(寸法測定ツール)
 6-5-2 カメラの設定方法と接続(トリガと露光時間の設定、ジョブの保存方法、接続)
6-6 実習5:エッジ・ブロブ・色調
 6-6-1 設定作成
 6-6-2 解説
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※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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