セミナー

録画講座!5/31まで視聴可能!
自動車部品用の電波透過金属膜・電磁波シールドめっき膜も解説!
次世代めっき技術の動向と産業利用の最前線
~エレクトロニクス実装と装飾めっきを中心に~

開催主旨

 めっき技術は、耐蝕性の向上や表面への機械的特性の付与、はんだ付け性・電気的接続性の付与などを目的に、大型部品から微細な半導体の世界まで幅広く活用されています。各分野での新たなニーズや環境規制に伴い、めっき技術そのもの開発が進展し、新たなアプリケーションの創出につながっています。
 本講座では、めっき技術の高度化に寄与してきた「電気鍍金研究会」の前会長を講師に迎え、エレクトロニクス実装と装飾めっきにフォーカスを当てて解説します。
 前段では、エレクトロニクス実装の進歩に貢献してきた高分子基板へのめっき技術や鉛フリーはんだ対応スズ合金めっきなどについて概観し、課題解決に貢献しためっき技術の研究を紹介します。そして、今後のキー技術になるパワーデバイスや光学製品の実装におけるめっき技術の役割について考察します。
 後段では、装飾めっきのプロセスから、装飾めっきの耐食性、関連技術の最新動向までを紹介します。さらに、新しいトピックスとして自動運転を実現するために実用が進んでいる自動車部品用の電波透過金属膜、電磁波シールドめっき膜とそのISO規格提案の現状を紹介します。

概要

申込期限

2024年 5月 31日(金)

受講料

27,500円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分)
※振込手数料は貴社でご負担願います。お申し込み後、受講料の請求書(PDF)と配布資料、録画視聴のためのURLをお知らせします。

※録画視聴は、URLを把握されている申込者のみがアクセスできるYouTube限定公開にてご視聴いただきます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

藤原 裕 氏

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プログラム

0.総論 めっきの用途展開と環境調和技術の開発
0-1 環境調和技術=環境規制への対応
0-2 表面処理としてのめっきの主な3つの用途:装飾、防食、耐摩耗、第4の用途としてのエレクトロニクス実装
1.エレクトロニクス実装編
1-1 エレクトロニクス実装関連のめっき技術
 ①エレクトロニクス実装技術とは
 ②接合部表面処理としてのめっき
 ③配線パターン形成のためのめっき
 ④高分子基板(絶縁基板)へのめっき
1-2 環境規制への対応
 ①欧州における有害物質使用規制
 ②鉛フリーはんだめっきとその適用箇所
 ③Snめっき被膜の特性 ウィスカ成長の抑制を中心に
 ④スズ/銀ナノ粒子複合めっき
1-3 配線微細化を実現するめっき技術
 ①配線表面処理としてのめっき
 ②めっきによる微細多層配線
 ③平滑高分子基板(絶縁基板)へのめっき配線形成
 ④無電解めっきシード層形成のための銀ナノ粒子触媒(微細配線形成)
1-4 新しいデバイスのためのめっき技術
 ①パワーデバイス実装
 ②発光デバイス(LED照明)ほか
2.装飾めっき編
2-1 装飾めっきの歴史と位置づけ
 ①自動車外装部品のための高耐食性:光沢ニッケル/クロム多層めっき
 ②自動車軽量化のためのめっきグレードABS樹脂
2-2 装飾めっきプロセス
 ①素材と前処理:アルミニウム素地へのジンケート処理、プラスチック素地への前処理=エッチング、触媒付与、無電解めっき
 ②下地めっき: 密着性付与=ストライクめっき,
 ③中間層めっき: 光沢銅めっき,光沢ニッケルめっき
 ④クロムめっき
2-3 最上層のめっき、および後処理と外観の多様化
 :クロムめっき,色調多様化のための合金めっき,外観多様化のための後処理
2-4 装飾めっきの耐食性
 :犠牲防食と保護防食,ニッケル/クロム多層めっきの耐食性向上手法,耐食性評価
2-5 装飾めっきのいろいろな話題
 :環境規制 (6価クロム規制など) への対応、ドライプロセスとの競合・協働 ほか
3.最近の話題提供:自動車部品用電波透過膜・電磁波シールド膜のISO規格化
3-1 ISO提案プロジェクトの概要
3-2 電磁波透過膜のISO規格提案
 ①自動運転のためのミリ波レーダー、
 ②自動車外装部品のめっきに要求される装飾性とミリ波透過性の両立、
 ③クロムめっき代替としてのインジウム蒸着膜、
 ④ミリ波透過特性および外観色調の測定方法、
 ⑤ミリ波透過金属膜の性能表示法のISO規格提案
3-3 電磁波シールド膜のISO規格提案
 ①自動車部品筐体のノイズ遮断特性・電磁波シールド能に必要性、
 ②電磁波シールド能向上のための磁性めっきの必要性、
 ③エンジニアリングプラスチック製筐体へのめっき密着性、
 ④電磁波シールド特性と密着性の測定方法、
 ⑤電磁波シールドめっき膜の性能表示法のISO規格提案
3-4 今後の展開

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