セミナー
ISO3691-4第2版に対応
ライブ配信&録画視聴可能
現場適用のための協働ロボット搭載AMR(MoMas)の安全確保の考え方
開催主旨
2010年代後半以降、次世代AGVと言える自律走行搬送ロボット「AMR(Autonomous Mobile Robot)」が複数ベンダーより提供され、構内物流が変革しつつあります。その稼働領域は人と共存・共用することから、その導入には安全確保が重要な課題となります。
これらを規定する安全規格については、2020年2月にISO 3691-4が発行され、これに伴い、JIS D6802「無人搬送車システム―安全規則」の改正作業が進められています。また、AGVS(AMR)のロボットアームを搭載して運用する例があることから、ISO/TC 110(産業車両)とISO/TC 299(ロボティクス)の連携による「Small AGVS」の規格検討において「AGVS+ロボット」も検討対象に加わる可能性があると言われています。ただし、ロボットアーム搭載型のAMR(MoMas;モバイルマニピュレータ)の運用はすでに始まりつつあり、リスクアセスメントをはじめ、それ特有の安全確保への理解が求められます。
本セミナーでは、AGVS(AMR)関連規格の動向に触れつつ、AGVS/AMRおよびAMR+ロボットアーム(MoMas)における安全確保の考え方を紹介します。また、AVGS(AMR)はロボットの0軸として扱うのか、また、これに伴い協調作業空間が拡大する(運転区域が隔離空間となる可能性)といった課題についても考察します。2023年夏発行のISO 3691-4第2版に対応した内容で解説いたします。
本セミナーは、オンラインを組みわせた形式でのセミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。
概要
日時 | 2025年 1月 24日(金)15:00~17:00 |
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受講料 | 29,700円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分) ※講座実施後の入金にも対応しており月末、翌月末の入金となりましても参加可能です。 |
主催 | 日刊工業新聞社 |
協力 | IDEC、IDECファクトリーソリューションズ |
問い合わせ | 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係 TEL : 06-6946-3382 FAX : 06-6946-3389 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp |
講師
プログラム
0.次世代の生産形態と企業の求める安全 |
1.AGVS(AMR)の特徴 |
1-1 運搬作業の課題 1-2 AMRとAGV |
2.ISO 3691-4第2版に基づいたAGVS(AMR)特有の危険減と安全対策 |
2-1 適用範囲、区域に関する規格上のおもな用語と定義 2-2 運転区域に関する安全対策 2-3 制限区域に関する安全対策 2-4 隔離区域に関する安全対策 2-5 移載区域に関する安全対策 2-6 再起動防止・バッテリの自動充電・非常停止 2-7 人検出システムの安全要求 2-8 バンパ・ブレーキシステム 2-9 速度制御・Safety Wheel Drive 2-10 AGVS(AMR)の運用例 |
3.AGVS(AMR)+ロボットアームで生じるリスクとその対応 |
3-1 協調運転の設計 3-2 協調運転の運転手法 3-3 ロボットに関する空間の定義 3-4 協調作業空間・協調運転と非協働運転(ISO 10218) 3-5 リスクアセスメント/危険減の同定、タスク(ISO/TS 15066) 3-6 エンドエフェクタ、ワークの考慮 3-7 AGVS(AMR)はロボットの0軸として扱うのか? ①AVGを0軸として協働ロボットを制限なしで運用すれば… ②AVGと協働ロボットを相互インターロックで運用すれば… |
4.AGVS(AMR)+ロボットアームでの運用上の留意点 |
4-1 AGVS(AMR)+協働ロボットの運用例 4-2 国際規格ともとに安全対策を実施したが ①協働作業空間で人と協働ロボットの衝突は許容可能か? ②AVG・AMRの運転空間に対して退避場所・通路確保はできているか? ③作業者の動線と運転区域の交差の程度は? 4-3 安全性と生産性の両立のための工夫(協調安全Safety2.0) 4-4 協調安全と機械完全の融合による生産性の向上 4-5 AMR導入実験と搭載した安全関連機器 4-6 障害物設置時のAMRの移動距離と速度の関係 ほか |
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