セミナー

【ライブ配信セミナー】
FRP材料規格(Material Spec)の基本構造と具体的な書き方
~許容値算出に用いる回帰分析の手順~

開催主旨

 軽量、高強度、高耐腐食性/耐薬品性等の特徴を有するCFRP(炭素繊維強化プラスチック)やGFRP(ガラス繊維繊維強化プラスチック)を主としたFRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)。先端材料としての印象のあるFRPですが、絶縁材料として適用の始まった湿式プリミックスを皮切りとして、60年以上の歴史を有する比較的古い材料です。

 FRPはその用途に応じ、試行錯誤をしながら様々な発展と分岐をしてきました。強化繊維では、炭素繊維の弾性率や強度に加え、3D Woven、NCF、コミングル、組紐、短繊維等の形態の多様化、ガラス繊維では従来のガラスマットでは適用が難しいアプリケーション向けに、長繊維化や高Vf化(高い繊維体積含有率)の傾向が進行。さらに繊維と合わせて用いるマトリックス樹脂については、熱硬化性樹脂の硬化収縮の低減による外観改良や長い室温保管時間を有する未硬化樹脂や、従来の不飽和ポリエステルやエポキシ以外にアクリルやウレタンなどの高靭性、低粘度、高速硬化の樹脂が登場しています。そしてPP、PA、PEEKといった汎用からスーパーエンジニアリングプラスチックの幅広いレンジの熱可塑性樹脂のFRP適用や当該樹脂を強化繊維に含浸させたプリプレグも市販されています。

 

 このような材料の「多様化」により、従来から適用実績のある航空宇宙以外にも幅広い一般産業界に適用が拡大しました。これはFRP業界としては一つの成果と捉えて良いかと思います。しかしながら、このような流れによって、想定されていなかったアプリケーションでの一次構造材や二次構造材に加え、外観部材や通信機器の筐体などへの適用が拡大し、これまでFRPという材料を扱ったことの無い業界においてもFRP材料管理が最終製品の品質を決める「要(かなめ)」となるケースが増えています。

 その一方で、FRPの材料規格(Material Spec、材料スペック、材料仕様書ともいう。)に対する正しい理解とその運用は、航空宇宙業界等の一部を除きほとんど浸透していません。既に公的材料規格が存在している金属や、高荷重のかかる構造部材を想定していない樹脂単体と同等に扱う、という従来の開発体制の呪縛から逃れられていない、というのが国を問わず多くの業界での現実です。

 

 そこで本セミナーでは「CFRP/GFRPの材料規格」というテーマに着目をし、その基本構成と具体的な書き方について概要の解説を行います。また、当該規格の肝となる「許容値」を決める回帰分析手法について、外れ値の検定、確率密度関数に対するモデル適合度検定、同一母集団としてのデータ取り扱いに関する検定など、手順に沿った説明を行います。

 

■推奨物

本セミナーでは講師との双方向のやり取りを重視するため、講師から受講者の方に問いかけがあります。ぜひマイク機能付きの機器でZoomにログインいただきますようお願いいたします。

 

■受講対象者

-  FRP材料や該材料を用いた製品の材料、設計、製造などの業務に従事している研究者、技術者の方

-  FRP材料を用いた製品の品質に関する業務を担当している方

-  FRP材料を用いた製品開発が終盤、または最終段階にあり、量産間近という業務に関係している技術者の方

-  FRP材料を用いた製品開発をするにあたり、品質に関する懸念や不安を低減するために必要な情報を事前に習得したい研究者、技術者の方

 

本セミナーのテキストは、PDFにてお送り致します。
※お申込みの際に、テキストを受け取れるメールアドレスを記入して下さい。
(申込アドレスと異なる場合は、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。)

 

概要

日時 2021年11月 24日(水) 13:00~17:00
(12:30 ログイン開始)
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:33,000円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書をご郵送いたします。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。
⇒ プライバシーポリシー
申込締切日について 講座開催の3営業日前17:00〆切
※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。
原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。

【営業日】について
営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。

(例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

吉田 州一郎 氏

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プログラム

 1. なぜFRP業界では材料規格(Material Spec)が必要なのか
  1-1. CFRP/GFRP材料の適用領域の変化
  1-2. 意外にも多くの方が正確に答えられない材料規格が必要な理由
  1-3. CFRP/GFRPは「複合材料」であり「均質材料」ではない
  1-4. 「公的な材料規格」がほとんど存在しないCFRP/GFRPの材料規格
 2. CFRP/GFRP製品図面における材料規格
  2-1. CFRP/GFRP製品図面での材料規格引用法
  2-2. 試作図面に引用される暫定材料規格
  2-3. 量産図面に引用される材料規格
 3. CFRP/GFRPの材料規格(Material Spec)
  3-1. 材料規格の基本構成
  3-2. 材料規格の構成詳細
   3-2-1. 規格の適用範囲
   3-2-2. 参照規格
   3-2-3. 言葉の定義
   3-2-4. 材料基本要求
   3-2-5. 品質基本要求
   3-2-6. 材料受け入れ試験
   3-2-7. 材料保管、梱包要求
   3-2-8. 材料名称定義
  3-3. 材料規格作成と議論のポイント
 4. 材料規格に記載する許容値の決定
  4-1. 解析モデルに適用する確率密度関数
  4-2. 回帰分析のポイント
  4-3. 分散分析とは
  4-4. A値、B値とは
  4-5. 許容値算出に向けた回帰分析の手順
   4-5-1. 外れ値の検定
   4-5-2. 同一母集団としてのデータ扱い可否の判断:k-Sample Anderson Darling検定
   4-5-3. 確率密度関数に対する適合度検定: Anderson Darling検定
   4-5-4. 材料データの製造ロットによるばらつきを考慮した回帰分析
 質疑・応答
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 ※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

 

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