セミナー

現地&ライブ配信セミナー
工程内で手直しした不良で悩んでいませんか?

新品質保証手法「行為保証」で
品質損金地獄から脱し、
儲かる工場になるアプローチ

開催主旨

 製造部門で発生している不良を正確に把握できている企業はきわめて少数です。検査工程でチェックした不良はカウントされ、把握できますが、工程内で手直しした不良の大半はカウントされません。また、製造部門で発生している不良は品質保証部で対応し、製造部門で修正することが日常業務となっており、特別なこととは認識されていません。

 工程内のちょっとした手直しでも工数(人件費)はかかります。検査でNG判定になったものは、廃棄されると材料費や加工費は損金となり、修正対応した場合でも加工費を要します。イレギュラーな対応をする工数が増え、残業代などの諸経費はますます膨らみます。

 さらに、工程内で発生した問題を検査工程で見逃し、品質問題の流出を招くと、より大きな損失を出します。品質問題が収束した後も、取引先やユーザーから信用を失った分、売上が下がり、最終的には買ってもらえなくなります。これらも品質問題で発生する損金です。失敗コストや仕損費として計上している損失はほんの一部で、これらの損金を計算すると数字は何十倍にも増大します。

 そこで、本講座は新しい品質保証手法として注目される「行為保証(ちゃんと見る保証)」の考え方を用いて、品質損金をなくし、利益回収率を向上し、儲かる工場に変革するアプローチを解説します。具体的には、品質不良と品質損金の関係性とメカニズム、行為保証の適用により品質損金地獄から脱出する手法、品質損金を防ぐ企業風土づくりと製造技術標準への落とし込みの仕方を、事例を交えて紹介します。

《受講対象》
製造部、品質管理部、品質保証部、品質に関する組織・部署の作業者、現場リーダー、管理監督者など

概要

日時 2025年 2月 19日(水)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 オンライン(ZOOM)

受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)
受講にあたり

開催決定後、受講料の請求書(PDFファイル)をメールにてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
協力 株式会社遠藤メソッド
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 西日本支社 セミナー事業部
TEL: 06-6946-3382
FAX: 06-6946-3389
E-mail:seminar-osaka@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

遠藤 友貴哉 氏

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プログラム

1.品質損金のとらえ方
1-1 生産現場の抱える問題
1-2 品質管理は、企業の価値改善活動
1-3 品質の重要性
1-4 3つの品質
1-5 生産性改善と品質改善
1-6 不良品発生と品質損金
1-7 悪魔のサイクルからの脱出
2.「行為保証」と出来映え管理からプロセス管理への転換、品質損金撲滅につなげるには
2-1 行為保証(目的意識を保証する)とは?
2-2 出来映え管理からプロセス管理への転換
2-3 ハインリッヒの法則と不良発生メカニズム
2-4 行為保証における不具合の捉え方
3.品質損金を防ぐ製造技術標準の作成法
3-1 暗黙知と形式知
3-2 技能と技術
3-3 作業者が捉えているノウハウとは?
3-4 手順とノウハウの違い
3-5 手順に落とし込んでも失敗はなくならない
3-6 製造技術標準の作り方
3-7 製造技術の再構築
4.問題真因構造と真因究明ストーリー・7つの原則と問題真因構造の本質(再発のメカニズム)
4-1 再発メカニズムと問題真因構造
4-2 本当の真因とは(問題真因7つの原則)
4-3 真因究明の検証項目
4-4 5ゲン主義と真因究明ストーリー手法
4-5 行為保証による品質損金の捉え方
5.承認要求行動と現場運用問題の本質・守る土壌づくり(遵守率と実施率向上)
5-1 正しい作業と正しくない作業
5-2 品質パトロールを行う8つの狙い
5-3 改善項目リストの真因特定と対策
5-4 実施パトロールコミットメント(管理者の育成とは)
5-5 守る土壌づくり(遵守率と実施率向上)、品質損金を撲滅する風土づくり
6.「行為保証2.0」品質マトリックス表の運用・プロセス結果と出来映え結果連動性評価
6-1 品質マトリクス表とは?
6-2 ロバスト性の設計と考え方(ダブルチェック・トリプルチェックをなくす)
6-3 プロセス結果と出来映え結果連動性評価
6-4 スパイラルアップ(継続的改善・品質損金撲滅の継続)のしくみづくり
7.行為保証による品質損金の撲滅例・まとめ
7-1 品質損金の撲滅事例
7-2 パラダイムトラップの障害と品質損金撲滅への道筋
7-3 行為保証への転換(パラダイムシフトの難しさ)
7-4 品質損金の撲滅で効果を発揮する行為保証
8.質疑応答
 【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
 ※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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