セミナー
【ライブ配信&録画視聴可能】
機構設計と回路設計の両面から取り組む!新しい熱対策・放熱設計と不具合対策
~放熱設計手法から材料の活用法、放熱・断熱要素を組み込み方まで~
開催主旨
近年、あらゆる機器のIoT化が進展し、屋内外を問わず電子基板を搭載する装置が増大しています。これまでも各種電子機器に電子基板は実装されていましたが、半導体の高性能化に伴い発熱量が増大し、熱対策(熱設計)の重要性が増しています。機構設計(メカ設計)、回路設計(エレ設計)、ソフトウエア設計の各開発段階で熱対策を講じることはできますが、ソフトウエア制御による対策は機器本体の性能に影響を及ぼす場合があり、メカおよびエレ設計による工夫、すなわちハードウエアによる対策が求められます。
本講座は、ハードウエアによる熱対策で定評がある専門家を講師に迎え、機構および構想設計の視点を基板および回路設計の視点を融合した熱対策の手法を提案します。具体的には、電子機器の熱設計の最新トレンドのほか、放熱を促す設計手法や材料の活用法、放熱性を最大限に発揮する放熱・断熱要素を組み込む手法を解説します。併せて、電源回路素子の発熱やバッテリー大電流回路での発熱など、よく遭遇する不具合事例と対策方法につきましても具体的に紹介します。
【受講対象】
熱対策が必須な機器や装置を担当するハード開発設計者や熱対策を構築したいプロジェクトマネージャーなど
本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。
概要
日時 | 2025年 7月 11日(金)13:00~17:00(※当日12:00まで申込受付) |
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受講料 | 39,600円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分) ※録画視聴のみの参加も可能です。 ※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後受講料の請求書(PDF)をお知らせします。 ※通常、講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。 |
主催 | 日刊工業新聞社 |
協力 | 神上コーポレーション株式会社 |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係 TEL : 06-6946-3382 FAX : 06-6946-3389 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp |
講師
プログラム
1.熱の三原則と電子機器の熱設計トレンド |
1-1 熱の三原則(伝導・対流・放射) 1-2 最近の熱設計トレンド(小型電子機器) 1-3 ペルチェ素子と原理 |
2.回路/基板による熱設計と対策 |
2-1 電子回路の発熱とその仕組み 2-2 信頼性を設計する~発熱と故障、ディレーティング~ 2-3 発熱の削減技術 2-3-1 低抵抗化(デバイス選定、駆動方法、回路上の工夫など) 2-3-2 低電圧化(FPGAやCPUなどで使われる低消費電力化技術とIOでの注意点) 2-3-2 低速化(クロック制御(ソフトウェア制御)による熱マネージメント) 2-4 半導体の放熱設計~放熱と熱抵抗~ 2-4-1 半導体素子の熱設計 ①熱抵抗と放熱経路の基本 2-4-2 実際の機器での放熱 ①放熱器(ディスクリート素子)/②放熱パッド/③ヒートスプレッダ |
3.回路 不具合事例 |
3-1 電源回路素子発熱に伴う周辺部品温度上昇 輻射熱 3-2 電源ON/OFF回路におけるON抵抗の変化と発熱 電流 |
4.発熱(温度)の確認 |
実機での計測と気を付けるべきポイント |
5.構造熱設計の勘どころ |
5-1 TIM(Thermal Interface Materials)の種類と特徴・使い分けのコツ ①放熱(熱伝導)シート ②サーマル(熱伝導)グリス/接着剤/パテ ③放熱(熱伝導)両面テープ ④相変化材料(PCM) 5-2 TIM:ギャップフィラーマテリアルの位置づけ 5-3 放熱材料:具体的材料 5-4 放熱部品、断熱、耐熱、遮熱 5-5 気をつけよう低温火傷 5-6 放熱検討部位とそのポイント(適切な使い分け) |
6.熱構造設計に起因する不具合事例 |
6-1 熱抵抗(計算)熱対策は設計初期からか、不具合がわかってからか |
7.熱シミュレーション(CAE) |
7-1 熱抵抗(計算) |
8.まとめ・質疑応答 |
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |