開催主旨

製品の複雑化（IoT、医療機器）や短納期化に伴い「設計ミスのインパクト」は以前より大きくなっています。

設計トラブルの94%が設計責任と分析されていますが、

今の若手設計者の多くは…

【一大イベント（徹夜で資料作成、チェックリストの多さに目を回す…）】と化した設計審査（DR）と重厚なFMEAに忙殺されています。

これらイベントに忙殺される一方で、日々の設計業務で見逃された「設計ミス」が大量に蓄積していきます。

やっとのことでこなした大イベントでの検討（ふるい）から漏れ出し、製図法の誤りや誤記の検出するだけが貴社の「検図」業務となっていないでしょうか。

「ほぼ完成間近の図面」を検図したところで、本来期待されている「設計ミスの検出」はできず、社告・リコールなどのトラブル減は期待できません。

 （このように完成間近の図面における製図法の誤りや誤記の検出を「検図」と考えているならそれは間違いです）

真の検図とは、要求性能ならびにQCD（Quality、Cost、Delivery）を検証する行為であり、設計ミスをゼロ化するチェック機能なのです。

設計ミスゼロ化を実現するには…「日々」開発業務おける設計ミス（設計ポカミス・ヒューマンエラー）を効果的に検出・防止（撲滅）することがキモとなります。

本講座では“電卓レベル”で取り組める、簡単・確実な設計ポカミス防止策と、本来の検図力のアップにつながる検図システムの構築について解説します。

これらの「設計ミス検出」機能により、商品企画から量産までの商品設計・生産設備設計の全域にわたる設計ポカミス防止が可能となり

「検図機能強化で試作スムーズ、ストレス激減！」“楽チン”ながら、本来の検図、設計ポカミスゼロ化を実感いただけます。

また今後、図面レス時代を迎えようとする中、図面がない状況でのQCD検図のあり方も併せて解説します。

本セミナーは、以下のコンセプトで進行します。

１．商品企画⇒設計⇒設計審査⇒検図⇒試作⇒量産まで、商品設計・生産設備 設計の全域に渡ってポカミス防止策を指導する。

２．日々のポカミスを予防する方策、および技術者の最終関門となる「検図」 の効果的なやり方を、個人演習を通して解説する。

３．近年将来の「図面レス」へと導く（CADのミス検出ツールも万能ではありません。日々の検図によるチェックが重要です）

設計ミスを検出し・防ぐ機能を設計業務にキッチリ盛り込みたい。

図面レス時代にミスのない設計業務をしていきたい方、ぜひ本講座をご活用ください。

【受講メリット】

・ 本来の検図のあり方と手法（検図システムが）を習得できます。

・ 日常的に取り組める設計ポカミス対策が理解でき、トラブル回避につながります。

・ これからの図面がない「図面レス時代」に備えた検図方法が先取りできます。

※本セミナーを受講される方には、講師著書「ついてきなぁ！設計のポカミスなくして楽チン検図」（日刊工業新聞社刊）を、無料進呈いたします。