セミナー

射出成形技能検定から学ぶ
射出成形技術の基礎 完全理解
-検定試験の内容を通じて、実務で必要な知識を体系的・効率的に習得できます-

開催主旨

本講座は射出成形技能検定試験の内容を通じて、実務で必要な知識を体系的・効率的に習得することを目的としています。検定試験に必要な知識は、検定受検者だけでなく、射出成形を業務とする営業や設計などの人達にも必要な基礎知識です。学習する範囲としては、非常に幅広い内容が記されており、面倒で難しそうですが、本セミナーのプログラム内容のように整理するとそれほど大変な範囲でもありません。本セミナーでは、初心者教育用としても使えるようなわかりやすい内容にまとめています。下記の方々に大変おすすめなセミナーです。ぜひご受講ください。

◯新入社員・営業担当者の方へ
射出成形を基礎から効率的に学ぶことを目的としています。射出成形の国家試験の技能検定試験を通して、射出成形を担当する者が基本的に知っておくべき知識、例えば各種プラスチック成形方法、射出成形機械、金型、樹脂材料などを学び、客先から提示された製品を製造する機械選定、成形サイクルなどの基礎を学ぶことが出来ます。学科試験は、初心者であっても、この基礎を学ぶことで合格点に達することが可能です。

 

◯現場管理・監督者の方へ
製造部門の管理監督責任者も、射出成形以外の管理もあり、射出成形作業は、現場に任せっきりのケースもよくあります。それでは社内外のコミュニケーションに支障をきたします。この講座を通して射出成形をより基本から知ることで、顧客ニーズの理解や現場担当者の悩み理解できるようになるはずです。

 

◯現場作業者・技能検定受検者の方へ
本講座は、技能検定学科試験に出題される内容をストーリーとしてまとめ、現場作業者自体も全体像を理解し、頭を整理しやすいようにまとめています。現場問題も初心者や営業担当者にわかりやすく説明でき、実際の検定試験対策としても直接効果が期待できるものです。

 

※セミナー受講者には、講師著『攻略!「射出成形作業」技能検定試験』(日刊工業新聞社刊)を、無料進呈します。

 

概要

日時 2024年 5月 10日(金)10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

横田 明 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

このセミナーを申し込む

プログラム

基本的には、『攻略!「射出成形作業」技能検定試験 <1・2級>学科・実技試験』を使用します。また、EXCELでの計算式を紹介して、簡単な計算例も説明します。
 

1. 射出成形の基礎知識と技能検定内容

射出成形技能検定試験の学科内容は、試験範囲を見ると非常に幅広いものとなっています。しかし、これを次項で説明するように簡単に整理しなおしてみると、射出成形およびその周辺課題に関する一般的な知識の問題となっています。そのため、これを系統立って学習すれば、技能士レベルの知識は容易に習得することが可能です。また実技に関しても、成形条件を理論的に考えることで、射出成形作業の内容・手順を把握することができます。

 

2. 射出成形とその関連知識
射出成形技能検定の学科内容を、まとめ直すと、次のように簡潔になります。これらが学科のどの部分に多く出題されるかも分析しています。これを見ると、射出成形に関係する人達にも、基本的な知識であることがわかります。この勉強方法なら初心者でも、営業担当の人でも学科は合格できるはずです。
2.1 プラスチック成形法
 2.1.1 プラスチック成形のいろいろ
2.2 成形材料
 2.2.1 プラスチックとは
 2.2.2 各種樹脂材料とその特性
 2.2.3 樹脂材料の試験方法
2.3 射出成形機
 2.3.1 射出成形法の種類と概要
 2.3.2 射出成形機の駆動と制御
2.4 射出成形機の周辺機器と金型
 2.4.1 周辺機器
 2.4.2 金型
2.5 成形条件と成形不良
 2.5.1 射出成形機と成形条件
 2.5.2 成形不良の原因と対策
 2.5.3 成形材料の予備乾燥
 2.5.4 成形品のアニーリング
 2.5.5 色替え・材料替え
 2.5.6 歩留まり・不良率の計算
 2.5.7 成形品の測定方法と装置・器具
2.6 加飾・着色・二次加工およびインサート
 2.6.1 塗装、印刷、接着、除電
 2.6.2 メッキ、真空蒸着、しぼ
 2.6.3 成形材料の着色
 2.6.4 プラスチックの溶着
 2.6.5 インサート
2.7 電気基礎、品質管理、安全衛生、設計製図JIS、法規
 2.7.1 電気基礎
 2.7.2 品質管理
 2.7.3 安全衛生
 2.7.4 設計製図JIS
 2.7.5 法規
3.実際の射出成形現場作業
ここからは、技能検定実技で使用される製品を例にとって、成形現場作業(実技の手順)として考えていきましょう。営業や開発設計者の目からも、現場の担当者の作業の手際良さや熟練度のレベルを知るコツがわかるようになるはずです。受検者も、理論的な説明を背景にした手順を覚えれば、あとは、それを習慣づけて熟練することです。
3.1 製品形状・金型寸法から考える機械選定
 3.1.1 型締め力と投影面積
 3.1.2 金型サイズと機械仕様
3.2 製品形状から考える成形条件
 3.2.1 射出条件
 3.2.2 成形サイクル
3.3 製品形状から考える成形不良
 3.3.1 成形不良原因とその理由
 3.3.2 不良理由から考える対策
4.成形現場視察と現場作業者のポイント
射出成形現場を視察する場合、現場を良くわかっている人たちからすると、その作業現場、作業のやり方だけを見るだけで、その現場の実力を見抜くことができます。営業や初心者でも、全体像が理解できれば現場の見方のポイントがわかってくるはずです。現場はその実力を、作業現場のあり方や作業の効率的な動作を見られているので、逆に、そのポイントを理解して実践することが大切です。それが技能検定試験の目的でもあるのです。本講座を通じて、それらも理解しましょう。

このセミナーを申し込む

一覧へ戻る

日刊工業新聞社関連サイト・サービス