セミナー

【ライブ配信セミナー】
食品衛生法と海外における容器包装の法規制の最新動向
~食品衛生法の改正及びポジティブリスト制度施行及び欧米での容器包装の法規制と日・米・欧の比較を解説~

開催主旨

食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度が2020年6月1日施行後、食品衛生法改正に伴い合成樹脂器具・容器包装事業者に①器具・容器包装原材料はポジティブリスト収載物質のみ使用②合成樹脂を使用した器具・容器包装の適正製造管理(GMP)③販売・製造・輸入者は、器具・容器包装のPL制度適合を利用者に説明④器具・容器包装製造事業者の届出の4つの義務が課せられた。

令和5年11月にポジティブリストが改正され、完全施行(令和7年6月1日)後の収載物質(合成樹脂、添加剤)及びポジティブリスト形式が変更となる。また、ポジティブリスト制度の導入に伴い、現行の器具容器包装の規格基準とポジティブリストの整合性から、合成樹脂規格及び用途別規格の改正、削除案が出された。本講演では、現行及び完全施行後のポジティブリスト制度を詳細に説明する。

欧州では、加盟27か国共通の食品に接触する器具・容器包装の材料・製品を定めた法律(総括的規則)、及びポジティブリスト対象物質、適合宣言等を定めたプラスチックチック規則を、米国では、連邦食品医薬品化粧品法、及び接着剤・コーティング剤、プラスチックポリマー、添加剤等の規格を説明する。また、FDA登録制度、FCN届出制度、及び安全性の判断基準につい述べる。

 

本セミナーのテキストは、PDFにてお送り致します。

※お申込みの際に、テキストを受け取れるメールアドレスを記入して下さい。
(申込アドレスと異なる場合は、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。)

 

概要

日時 2024年 6月 4日(火)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 2024年6月3日(月)17:00〆切
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

藤井 均 氏

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プログラム

1.日本における食品用器具・容器包装規制
 1-1.食品衛生法の改正
  1-1-1.改正食品衛生法体系(法律、政省令、告示)
  1-1-2.ポジティブリスト制度概要
  1-1-3.法改正による追加義務
    1)合成樹脂原材料はポジティブリスト収載物質に限定
    2)器具又は容器包装を製造する営業の施設の衛生的な管理
    3)情報伝達の義務
     aPL制度適合  b経過措置適合 c食品衛生法適合
    4)器具・容器包装製造事業者(委託含む)の届出
  1-1-4.現行ポジティブリスト収載物質
    1)器具・容器包装又は原材料一般規格改正
    2)ポジティブリスト規定方法
    3)ポジティブリスト形式
    4)ポジティブリスト掲載物質
      aポリマー bコーティング材 c添加剤・塗布剤
  1-1-5.ポジティブリスト未収載物質(必要情報の確認中物質リスト)
 1-2. ポジティブリスト改正
  1-2-1.対象範囲
  1-2-2.規制の改正
  1-2-3.ポジティブリスト規定方法・形式改編
    1)使用可能樹脂名および区分
    2)樹脂の構成モノマー
  1-2-4.ポジティブリスト収載物質改編
    1)ポリマー
    2)添加剤
  1-2-5.経過措置
 1-3 .ポジティブリストへの追加申請手続き
  1-3-1.既存物質(施行日以前に使用実態のある物質)
  1-3-2.新規物質(施行日以前に使用実態のない物質)
 1-4.食品衛生法の合成樹脂の規格基準改正案
  1-4-1.一般食品用合成樹脂規格基準の改正
  1-4-2.器具・容器包装用途別規格の改正
 1-5.ポジティブリスト対象範囲各論
    非接触層、アクティブ材料、ポリマー添加剤等
2.欧州における容器包装の法規制
 2-1.EUにおける法規制
  2-1-1.総括的規則
  2-1-2.食品と接触することを意図した材料および物品の適正製造基準
  2-1-3.プラスチック規則
    1) 化学物質ポジティブリスト
                 ・認可されたモノマー、他の出発物質、微生物醗酵高分子、添加剤等
                 ・化学物質のグループ規制
    2)材料及び製品への規制
    3)食品疑似溶媒
    4)適合宣言
    5)適合試験(特殊移行量試験、総移行量試験、換算係数(FRF))
    6)多層材料及び製品のEU規則
 2-2.プラスチック規則ガイドライン
  2-2-1.プラスチック規則の全般的なガイダンス
  2-2-2.サプライ・チェーンにおける情報に関するガイダンス
 2-3.新規物質の申請ガイドライン
 2-4.安全性評価
3.米国における法規制と安全性試験・評価
 3-1.米国における法規制
  3-1-1.連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)
  3-1-2.容器包装関連の連邦規則集
    1)ポジティブリスト
       a.間接食品添加物:接着剤、缶コーティングなど
       b.間接食品添加物:紙および板紙の成分
       c.間接食品添加物:ポリマー
         ・オレフィンポリマー、ナイロン、PET、ポリスチレン等の概説
       d.間接食品添加物:添加物、製造助剤、殺菌剤
    2)FDA認可申請制度
                FCN制度(食品接触物質上市前届出制度)、FAP登録制度
    3)安全性試験
    4)多層構成の米国規制
 3-2.安全性評価
4.日・米・欧の比較
 4-1.ポジティブリスト制度比較
      対象物質、GMP、情報伝達
 4-2.新規物質申請制度比較
  4-2-1.溶出試験法及び食事中濃度の算出方法比較
  4-2-2.毒性試験比較
  4-2-3.認定公表
 4-3.食品用器具・容器包装における再生プラスチック材料の使用
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