セミナー

【ライブ配信セミナー】
数式を極力使わず解説!

ノイズ設計とEMC試験の基礎
-設計段階からノイズに対処する方法を学ぶ-

開催主旨

電子機器の開発設計の分野では、ノイズは古くて新しい問題です。デバイスの進化に伴って、考慮すべきノイズも複雑になり、問題が起きてしまった際の解決に、さらなる時間と費用を要するようになってきました。

ノイズの問題が厄介なのは、「作ってみないと分からない」という特性を持つからなのですが、一方でノイズは悪魔の仕業でも神がサイコロを振る現象でもなく、れっきとした電磁気という物理法則に従う現象です。設計段階から「想定外のことを想定する」のがノイズ対策、とも言えますが、原理を知らずにやみくもに対策部品を入れても、コストも重量もかさむ割に、問題が起きる、という事態が避けられません。

そこで、本セミナーでは、その「原理を知る」に当たり、数式や理論をなるべく使わず、直感的にノイズ現象を理解するように進め、「何故ノイズが発生するのか」「どうすれば防げるのか」といった、課題解決を指向した内容で、ノイズに対処できるようにします。

また、開発の最終段階で行われるEMC試験も、合格することが必要です。設計段階からノイズ対策を盛込むためには「敵を知る」という意味で、どんな試験がどんな風に行われるのか、が重要な情報です。そこで、代表的なEMC試験の規格や方法についても解説します。

概要

日時 2024年 6月 6日(木)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 講座開催の3営業日前17:00〆切
※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。
原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。

【営業日】について
営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。

(例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

倉西 英明 氏

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プログラム

1 ノイズの基礎とEMC
1.1 ノイズとは何か
 1.1.1 電磁エネルギーの出入り
 1.1.2 ノイズの定義
 1.1.3 電子機器の干渉とEMC
 1.1.4 エミッションとイミュニティ
 1.1.5 ノイズの時間的特性
 1.1.6 ノイズの伝達経路
1.2 ノイズの物理
 1.2.1 物理の話に入る前に
 1.2.2 ノイズと物理法則
 1.2.3 交流の基礎知識
 1.2.4 交流とスペクトル
 1.2.5 見えないLとC
 1.2.6 共振現象
 1.2.7 電磁波の発生とアンテナ
 1.2.8 伝送線路
1.3 ノイズの計測・評価
 1.3.1 ノイズ計測とデシベル
 1.3.2 スペクトル測定
 1.3.3 電波暗室とレシーバ
2 共通EMC規格とその概要
2.1 エミッション試験
 2.1.1 雑音端子電圧
 2.1.2 雑音電界強度
 2.1.3 電源高調波
 2.1.4 フリッカ
2.2 イミュニティ試験
 2.2.1 静電気放電
 2.2.2 放射イミュニティ
 2.2.3 ファーストトランジェント/バースト
 2.2.4 雷サージ
 2.2.5 伝導イミュニティ
 2.2.6 電源周波数磁界
 2.2.7 電源電圧ディップ・瞬停
3 ノイズ問題の方法論と技術論
3.1 ノイズ問題の方法論
 3.1.1 ノイズ問題の特質
 3.1.2 素早く原因を掴むコツ
 3.1.3 再現性を確保する手法
 3.1.4 技術が身につく試行錯誤
3.2 ノイズ問題の技術論
 3.2.1 発生源を抑える
 3.2.2 伝達経路を断つ
 3.2.3 アンテナを作らない
3.3 設計時の対策技術
 3.3.1 回路・基板
 3.3.2 機内・機外ケーブル
 3.3.3 フレーム・筐体
 3.3.4 既製品・外部設計品
3.4 設計後の対策技術
 3.4.1 磁性コア類
 3.4.2 フィルタ
 3.4.3 シールド・GND強化部材
 3.4.4 電磁波吸収体
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(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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