セミナー


加工コストを最小化するための製品設計・工程設計
~コストシミュレーション「盲信」のリスクとは?

開催主旨

設計段階でコストの80%が決まると言われております。

言い換えれば、
予算も仕様も決まっている製造業の場合
利益の80%は設計で決まってしまう。

さらに言えば、
利益で皆さんの給料も決まるわけですから
設計段階で皆さんの給料の80%は決まってしまいます。

コスト低減がいかに会社にとって、皆さんの給料にとって大事かというわけです。

さて、コストはアタリマエですが、材料費、加工費で決まります。
しかしながら、「材料費」はともかく「加工費」については、皆さんの現場でも正確に把握している方、
いわゆる昔のベテランの方は高齢化が進みほとんど居なくなってきているのではないでしょうか。

「ベテランが居なくなってもコストはシミュレーションソフトがあるから大丈夫なのでは?」

などという意見が最近は多いそうですが、その考えは「勘違い」です。

シミュレーションソフトのコスト計算など、大まかな材料費・加工費程度のもので、
数量や加工機械が変わった場合に幾らになるかなど、
まともなシミュレーションができないのが現実です
(講師も、大手企業から「何億かけてもうまくいかない」という相談を幾度か受けております)

ベテランの方が減り、まともに「使えるコストシミュレーションソフト」がない中、どうすればよいのか?
ということで本セミナーを設計いたしました。

序章で企業の利益と皆さんの給料、コスト低減の関係性を解説し
具体的にコストを削減するための第一歩として、正確な加工コストの把握の仕方、
次いで加工工程を決めていくための「正しいルール」を解説します。
最後にコスト低減をし続ける、進化する工程設計のための
生産管理、BOMなどのシステムとの連携・正しい活用法について説明いたします。

コストシミュレーションソフトは大手が何億かけてもうまく機能しないことが多いのです。
ぜひ、昔のベテランの知識を学んで、コスト低減できる知恵・体制を自分たちで作っていってください。

概要

日時 2024年 5月 13日(月) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込みについて

講師

間舘 正義 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

1. コスト削減をしていくための会計のイロハ
 1) 皆さんの給料(人件費)と売上・費用・粗利の関係
 2) 財務諸表と減価償却費、棚卸資産
 3) 変動費と固定費を分類する
 4) 「給料が減る?」人件費の総額ではなく、人件費「率」を下げる=生産性の向上
 5) 設備機械の原価への反映方法は
2.コストの把握(見積もり)が最初の一歩。各種の見積もり方法について解説
 1) 見積もりの目的と考え方
 2) 加工品の見積もり方法
 3) 組立作業の見積もり方法
 4) 金型、専用治工具について
 5) 作業編成による見積もりの検討
3.加工工程(設備機械)を決めるための「正しいルール」
 ルール・基準無しに加工工程を決めるとコストコントロール不可能に!
 1) 設備機械についての基礎知識
 2) 機械加工品⇒サンプル1
 3) 板金加工品⇒サンプル2
 4) 素材からの工程の検討
 5) 工程設計の5つのポイント
 6) 工程設計の目標原価へのフィードバック
4.加工工程の最適化・進化し続ける工程設計体制のチェックポイント
 1) 販売計画と受注、生産システムは連動しているか?
 2) 部品表と工順設計は適正か?
 3) 日程計画と工順設計は適正か?
 4) 予実績管理と工順設計は適正か?
 5) 生産システムにおける工程設計のあり方

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