セミナー
~これから始める~
スーパービギナー向け、プレス加工・金型入門
開催主旨
プレス加工は、金属の板に強い力を加えて成形する加工法です。
同じ形状で同じ品質のものを大量に安く短時間で作ることができます。プレス加工品は、自動車や電気製品などをはじめとして身の回りにたくさんあり、世界中の人々の生活に欠かせないものとなっています。そしてそのプレス加工に必要な工具がプレス金型です。
プレス金型は、凹凸の上下型が組み合わされたもので、その優劣で製品の良し悪しを左右するプレス加工の要となるものです。
大量生産のマザーツールであり、その製作には高度な技術技能を必要とすることから金型は「ものづくりの原点」であると言われており、すべての製造業の基盤となる大変重要な工具です。
しかし、プレス加工やプレス金型について初歩から学ぶ場はほとんどありません。
そこでこのセミナーはその貴重な場として開催するもので、せん断・曲げといったプレス加工のメカニズム、プレス金型の種類と構造などの基礎知識から、簡単な製品であれば工程設計ができるまでを事例を交えながら解説します
「プレス加工について知りたい」「プレス金型の仕事をしてみたい」といった方や「社内での新人研修が難しい」「後継者不足を解消したい」といった事業所、さらには「新たな顧客獲得や購買業務に基礎的なプレス加工金型知識が必要」といった方などにも大いに役立つ内容です。
対象者
〇プレス製品・プレス加工・プレス金型に関係するすべての方々
・プレス金型の基礎を学びたい方
・プレス金型技術者の新人研修として
・プレス金型業界を目指す学生の方
・プレス金型業界への転職を考えている方
・プレス製品・金型の営業、購買担当者の方
概要
日時 | 2025年 1月 24日(金)10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩12:30~13:30) |
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会場 | 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | お一人様:46,200円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル - セミナー会場案内図
プログラム
1. プレス加工とは |
(1)プレス加工とは (2)プレス加工品のいろいろ (3)もしプレス加工がなかったら? |
2. プレス加工は塑性変形を利用した加工法 |
(1)金属とは (2)弾性変形と塑性変形 (3)応力歪線図で金属の変形過程を見る (4)スプリングバックとは (5)針金を繰返し曲げると折れる理由 (6)体積一定の法則 (7)塑性加工に作用する力 (8)塑性変形を利用した金属加工法のいろいろ |
3. せん断加工(抜き加工) |
(1)せん断加工のいろいろ (2)せん断加工に必要な要素 (3)せん断切り口面の状態 (4)せん断加工のプロセス (5)クリアランスと切り口面の関係 (6)バリ(かえり)発生のメカニズム (7)そり(湾曲)発生のメカニズム (8)せん断加工に必要な力 |
4. 曲げ加工 |
(1)曲げ加工のいろいろ (2)曲げ加工のメカニズム (3)スプリングバック (4)中立面とは (5)曲げ加工前の素材寸法の計算方法 (6)曲げ加工に必要な力 (7)U曲げ加工のプロセス~体験~ (8)曲げ加工のトラブル |
5. 絞り加工 |
(1)絞り成形加工のいろいろ (2)絞り加工のメカニズム (3)円筒絞り加工による板厚変化 (4)絞り加工における力の作用状態 (5)しわと割れ (6)絞り加工に必要な力 (7)絞り加工には限界がある (8)円筒絞り加工の素板寸法の計算方法 |
6. プレス金型の種類と構造 |
(1)プレス金型の分類 (2)基本構造 (3)金型構成部品の役割 (4)抜き型 (5)曲げ型 (6)絞り型 (7)複合型 (8)トランスファ型 (9)順送型 |
7. プレス金型の種類と構造 |
(1)スタートはプレス加工製品の図面から (2)金型設計製作から量産までの過程 (3)金型設計 (4)金型製作 (5)金型のトライと調整 (6)プレス作業と安全 |
8. プレス加工の工程設計とポイント |
(1) 工程設計の手順 (2) 製品図の検討 (3) 加工図の作成 (4) 展開図の作成 (5) 加工方法の検討 (6) 工程図の作成 |