セミナー
設計者向け「図面見積もり力」&「コスト作り込み力」トレーニング
開催主旨
・図面の【表面粗さ】を変更したら?コストがどう変わる?
・フライス加工で【工具径(刃物径)】を変えたらコストが大幅に変わる?
形状や寸法、精度などが変わるとコストはどう変わるか!を「目の前」で実演する(コスト・シミュレーション)ことにより若手設計者のコスト感覚が「劇的に変わる」講座です!
「現場の設計力」が落ちている…最近、そんな声をよく耳にするようになりました。
特に「設計者のコスト作り込み力」が低下しているという設計部管理者の憤懣の声を度々聞きます。
そして口を揃えて皆さんこう言います。
「昔の設計者はこうじゃなかった!」
しかし、一方で見方を変えれば、若手設計者も気の毒です。
そもそも今の若手設計者を取り巻く環境が昔とは全く違います。
今日の設計と言えば、手で一から図面を描くことはなく、顔も知らない昔の先輩社員が描いた図面をCADで部分的に修正する、「流用設計」がほとんどです。
学校で素材を学ぶ機会もなく、加工技術について教わるわけでもなく、そもそも実際にモノが加工されて、作られている生産現場を見る機会すらありません。
自社の製品が
「どんな加工機械」によって
(⇒加工機によってコストが変わるか把握してますか?)
「どんな工程」を経て
(⇒工程によるコストがどう変わるか計算してますか?)
「どれくらいの時間」をかけて
(⇒時間単価の詳細な中身を把握してますか?)
生産されているか分からずに「コスト競争力ある設計」ができるようになるわけがありません。
そこで本講座では「設計者のコスト作り込み力」を向上させるために、講師著書「設計者のための正しい見積書評価とコストダウン」をサブテキストとしながら、まず「目標コスト=理想コスト」と「見積もり」の作り方について解説します。
「コスト見積もり」の【正しい手順】、【加工技術と加工費レート】について演習を通じて理解を深めていただきながら、ベテラン設計者が持つ「コストダウンの着眼点」について学んでいただきます。
とくに作業者が、部品を加工するときに注意していることや加工しにくくなるポイントを紹介し、そのために図面に反映すべきことを解説いたします。
受講特典
ご受講者全員に講師著書『設計者のための正しい見積書評価とコストダウン』(2023年3月、日刊工業新聞社刊)を進呈いたします。
概要
日時 | 2024年 12月 13日(金) 10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩12:30~13:30) |
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会場 | 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | お一人様:48,400円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル - セミナー会場案内図
プログラム
<コストの求め方> 1.コストを単純積算してませんか? |
1.1 目標コストと見積もりの関係 -計画原価の必要性- 1.2 コスト見積もりと原価計算の違い -本来あるべき姿で考える- 1.3 コスト見積もりでの算出方法 -材料費、加工費で求める- |
2.コスト見積もりの「正しい」進め方 |
2.1 見積もりに必要な情報 -ものづくりに必要な情報- 2.2 見積もりの手順 -ものづくりの手順を理解するー 2.3 見積もりの参考例 -コスト見積もりの計算例- |
3.「正しい」コスト見積もり方法のあらまし |
3.1 目標コスト展開法 -設計段階でのコストの求め方- 3.2 コスト積み上げ法 -生産段階でのコストの求め方- 3.3 原価管理のためのコストの求め方 a.材料費の求め方 b.加工費の求め方 ・加工費レートの設定 ・所要時間(加工時間)の積算の仕方 c.その他の費用の求め方 |
4.設計段階でのコスト見積もりの活かし方 |
4.1 図面-コストの整理 -仕様レベルのコスト・シミュレーション- ◎ここがポイントです! 4.2 モジュール-コストの整理 -Assyレベルのコスト見積もり法- 4.3 製品-コストの整理 -コスト見積もりの活かし方- |
5.コストダウンの着眼点のまとめ |
5.1 共通化の検討 -効果のあるコストダウン法- 5.2 3S(標準化、単純化、専門化)の検討 -設計標準を考える- |