セミナー

【ライブ配信セミナー】
粉粒体の空気輸送システムの
実務設計とトラブル対策
~粉粒体物性の把握,空気輸送システムの分類と設計方法の実際,トラブル対策例~

開催主旨

 経験的な要素が大きく、取り扱いが難しい粉粒体に対し、物性把握方法やハンドリング技術(貯槽、供給、混合、空気輸送等)の基礎と応用を学ぶ実用講座です。特に粉粒体を取り扱う設備・空気輸送装置の設計製作や運転に従事する担当者、粉粒体の取り扱いで問題をかかえる方などを対象に、わかりやすくかつ詳細に解説します。最初に粉粒体の概念と物性の把握方法および各種ハンドリング装置一般について説明し、代表的空気輸送装置の分類と特性、各種関連事項を説明します。続いて輸送システム計画時の基本事項、浮遊輸送システムとプラグ輸送システムの実務設計方法へと進め、各種トラブル例と対策例についても説明します。

 

概要

日時 2024年 7月 22日(月)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 講座開催の3営業日前17:00〆切
※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。
原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。

【営業日】について
営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。

(例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

二村 光司 氏

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プログラム

Ⅰ.粉粒体について
1. 身の回りの粉粒体の例
2. 粉粒体の歴史 (古代からの粉粒体)
3. 粉粒体を表す言葉
4. 粉粒体にちなんだ語句
5. 粉粒体の意味(辞書・辞典の表記)
6. 粉粒体の定義
7. 粉粒体関係の学会, 団体,雑誌類
8. 粉粒体関係の書籍・雑誌類・便覧・ハンドブック類
Ⅱ.粉粒体物性の特徴と測定
1. はじめに
2. 粉粒体の流動化特性
3. 粉体特有の物性
4. 粉粒体物性の測定方法:(1)圧縮テスト,(2)パウダーテスト,(3)パウダーベッドテスト
Ⅲ. 粉粒体ハンドリング装置における空気輸送の優位性
1. 粉粒体処理装置と粉粒体ハンドリング装置の関係 
2. 主な粉粒体ハンドリング装置
3. 粉粒体ハンドリングにおける空気輸送の優位性
Ⅳ.代表的な粉粒体の空気輸送特性
1. 粒体の場合: 流動化ダイヤグラムのD区分に属する粒体
2. 粉体の場合
 (1)流動化ダイヤグラムのA区分に属する粉体
 (2)流動化ダイヤグラムのC区分に属する粉体
 (3)流動化ダイヤグラムの範囲外の粉体(その1)
 (4)流動化ダイヤグラムの範囲外の粉体(その2)
3. その他の場合(プラグ輸送が可能な条件)
Ⅴ.空気輸送の分類と特徴および実施例

1. 輸送形態による分類:(1)分散流,(2) プラグ流

2. 輸送方式による分類:(1)浮遊輸送,(2)プラグ輸送
3. 輸送濃度による分類:(1)低濃度高速輸送,(2)中濃度中速輸送,(3)高濃度低速輸送,(4)高濃度(極低速)輸送

4. 輸送システムによる分類:(1)圧送式輸送,(2)吸引式輸送,(3)吸引圧送式輸送,(4)N2循環式輸送

5. 供給装置による分類

 (1)供給装置とは

 (2)供給装置の主な形式と特徴

  ①振動フィーダ,②スクリューフィーダ,③テーブルフィーダ,

  ④ロータリーバルブの種類と特性,実施例(高圧ロータリーバルブの構造と制御方法)

 (3)流動化応用装置(ブロータンク,エアスライド,垂直気送)の特性と実施例(循環装置)

 (4)エジェクターによる輸送特性と実施例

 (5)閉塞防止型輸送の特性と実施例

Ⅵ.空気輸送の関連要素
1. 粉粒体の貯蔵・排出装置
 (1)貯槽について
 (2)ヤンセンの法則
 (3)フローパターン (マスフロー,ファンネルフロー,マスフロー化の例)
 (4)充填層の圧力損失(エルガンの式,コズニー・カルマンの式)
 (5)排出口径と排出能力
 (6)排出不良と各種排出促進策
 (7)サイロの強度計算(参考)
2. 粉粒体の混合装置
 (1)粉粒体の混合装置とは
 (2)粉粒体の混合の目的
 (3)混合装置の形式と種類
  ①容器回転式,②容器固定式(機械攪拌式,気流攪拌式,重力式)
 (4)粉粒体の混合性能の表し方
 (5)混合度の定義
 (6)混合装置の性能と実施例
  ①容器回転式混合機
  ②重力式混合機:ワンパスタイプ,リサイクルタイプ
3. 空気源(ブロワ,コンプレッサ)
 (1)性能曲線と作動点
 (2)送風機の流量制御法
 (3)各種風量源の種類
4. 配管(SGP,SUS-TP,サニタリー管)
 (1)管の規格
 (2)輸送管布設の注意点
 (3)管摩擦係数λの求め方
 (4)継手の種類
5. 分離器(サイクロン,集塵機)
 (1)サイクロン:構造,圧力損失,最小分離径
 (2)集塵機:バグフィルタの構造と特徴,性能,圧力損失,サクション/ラインフィルタ
6. 安全対策
 (1)圧力容器規格
 (2)安全弁とブリザー弁
 (3)粉塵爆発対策
 (4)電気設備の防爆化(防爆電気設備)
 (5)粉塵等の労働安全に関する規制
Ⅶ.空気輸送システムの選定と計画の基本事項
1. 設計条件の確認項目
2. 実務設計の手順と項目
Ⅷ.実務設計方法
1. 気体流量の表示と流量計の設計方法
 (1)気体の各種状態の表示方法
 (2)流量計の設計方法
 (3)気流速度の計算と測定方法
2. 空気輸送システムの設計方法
 2.1浮遊輸送システムの設計方法
 (1)理論   
 (2)水平方向相当長Leqの計算
 (3)圧力損失比係数 K を求める計算
 (4)実験例
  ①低濃度の浮遊輸送,②高濃度の浮遊輸送,③高圧領域での浮遊速度
 (5)浮遊輸送の実際計算例
  ①単管方式,②拡管方式
 2.2プラグ輸送システムの設計方法
 (1)理論   
 (2)スケールアップの妥当性検証
  ①50A配管と150A配管での検証,②拡管方式プラグ輸送での検証,③他の研究者との比較
  ④各種粒体(ペレット)毎のプラグ輸送基本式
 (3)プラグ輸送の実際計算例    
3. 空気輸送ラインの運転時圧力分布
 (1)低濃度高速輸送(浮遊輸送)システムでの圧力分布例
 (2)高濃度低速輸送(プラグ輸送)システムでの圧力分布例 
Ⅸ.粉粒体ハンドリング装置におけるトラブルと対策例 
1. 輸送元ホッパーからの排出トラブルと対策例
 (1)吸引輸送における輸送元ホッパーからの排出トラブル
 (2)浮遊輸送における輸送元ホッパーからの排出トラブル
 (3)不定形軟質物の排出不良トラブル
 (4)付着性粉体の排出不良と輸送閉塞トラブル
 (5)吸湿・固着性粒体の貯蔵排出トラブル
 (6)薄片状原料の輸送元ホッパーからの排出トラブル 
 (7)排出補助部品(エアノッカー)取付基部の亀裂発生トラブル 
2. 供給機(ロータリーバルブ)におけるトラブルと対策例
 (1)ペレット噛み込みトラブル
 (2)“かじり傷”の発生トラブル
 (3)異音発生トラブル
 (4)回転停止トラブル      
3. 粉粒体の空気輸送に伴うトラブルと対策例
 (1)微粉の受入配管と供給配管における付着堆積トラブル
 (2)合成樹脂ペレットの空気輸送での異物発生トラブル
 (3)フレキシブル継手端部の摩耗破損による金属コンタミ発生トラブル
 (4)PETボトル粉砕品の空気輸送によるベンド部摩耗トラブル
 (5)バグフィルターでのバグ落下によるブロワ焼き付きトラブル
 (6)分岐ダンパー破断トラブル
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