セミナー


はじめて学ぶ「溶接技術」の基礎と応用
~溶接材料、溶接熱が絡むプロセス、冶金、力学の知識を体系的に習得~

開催主旨

 溶接は、「つなぐ」技術として身の回りにある製品の多くに使用され、製造分野では欠かせないものづくりの基盤技術に位置づけられています。

 溶接とは、材料や部材の局部に熱を集中させ、溶かしてつなぐ技術です。しかし、加熱・溶融・凝固と急速な冷却を受ける溶接部は材質を変化させ、形状的にも不連続となるため、継手部の強度や耐食性などに影響を及ぼします。

 これらの溶接にともなう問題の本質を理解するためには、溶接熱が絡むプロセス・冶金・力学の知識を体系的に学習する必要があります。

 本セミナーでは、溶接を「材料側から理解して、溶接品質の確保や溶接・材料の技術的な課題の本質が見極められる」ことを目標とします。
・溶接の種類や性質などの基礎知識を学びたい
・溶接の弱点を学びたい
・溶接材料と溶接法の関連を学びたい など
の要望を持つ方にご受講いただきたいセミナーです。

 溶接を始めるために必要な基礎知識を、溶接・接合のメカニズムから掘り起こし、鉄鋼材料やアルミニウム合金の溶接を通してわかりやすく解説します。

■受講対象者
各種製品メーカーの技術者、材料メーカーの技術者(特に、若手技術者)

※本セミナーでは、『新版改訂 溶接・接合技術入門 溶接学会・日本溶接協会編』(産報出版(株))を使用します。ご受講者の皆様には、本書を無料進呈いたします。

 

概要

日時 2025年 2月 19日(水)13:00~17:00
(12:30 受付開始)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:37,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

舟本 孝雄 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

1.溶接の基礎知識
 1.1 溶接・接合の原理から溶接法(固相・ろう接・溶融)の基本的概念を理解する
 1.2 溶接の弱点を学ぶ
 (1)溶接部位の最高加熱温度と断面の模式図から溶接部を理解する
 (2)溶接部の特性劣化要因を理解し溶接の弱点を学ぶ
2.アーク溶接プロセスと溶接材料の関連を学ぶ
 2.1 製造業の発展に伴い溶接プロセスも高効率化へ推移、溶接材料も発展
 2.2 ガスメタルアーク溶接を中心に溶接品質確保のためのキー技術を学ぶ
3.炭素鋼、低合金鋼の溶接
 3.1 鉄と炭素二元平衡状態図から材料の基本を理解し、製造プロセス、材料組成から組織と強度の関係を学ぶ
 3.2 溶接熱サイクル過程での溶接金属の凝固、熱影響部の組織変化を学び、溶接割れ、組織と強度の関係を理解する
4.ステンレス鋼の溶接
 4.1 フェライト系、オーステナイト系ステンレス鋼などのステンレス鋼の組成、性質を学ぶ
 4.2 溶接熱サイクル過程での溶接金属の凝固、熱影響部の組織変化と溶接割れおよび強度の関係を理解する 
5.アルミニウム合金の溶接
 5.1 各種アルミニウム合金の製造法、組成、性質を理解し、溶接上の課題を学ぶ
 5.2 溶接熱サイクル過程での溶接金属、熱影響部の組織変化と溶接割れおよび強度の関係を理解する
6.まとめと質疑応答

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