セミナー

会場×ライブ配信セミナー
適正価格の算出で進める!
金型の原価管理とコストダウン
~製品図面から直接金型費を算定する外注金型査定テーブルのつくり方とAI見積サービスとの併用まで~

開催主旨

「査定テーブル(コストテーブル)」という言葉はどの業界にも広く浸透しており、これを無視してコストを計算することはできません。ところが金型費に限っては、いまだに世間相場やこれまでの経験や勘に左右されることがあり、基準を構築し、実態に即した査定テーブルの算出は難しいとされています。加えて、金型価格は外部環境による変動が大きく、適正価格の把握は困難とされています。とはいえ、どのような環境下でも、適正な金型費の追求とコストダウンは、金型を購入する部門や設計に携わっている方々にとって避けて通れません。

 本講座では、製品図面から金型費を算定する査定テーブルのつくり方とメンテナンスを含め、実際の活用事例を解説します。具体的なCAD見積のシミュレーションのデモンストレーションを行い、査定テーブルのイメージを深めていただきます。金型設計部門・購買部門・製品設計部門・コスト管理部門の方々にはお薦めの内容となっております。

 最近は、AIの活用により3Dデータを入力するのみで見積や納期の算出、さらには加工プログラムの自動生成に対応する外注サービスが注目され、利用者を急速に拡大しています。本講座で学んだ内容とこれらのサービスを併用することの利点や、効果的な併用にも触れます。なお、樹脂成形金型・プレス金型の両方に適用できる講座としてなっており、金型・設備・治工具類に加え、ランニングコストの観点から原価構成ならびにコストダウンの可能性を丁寧に解説します。

 

※受講者には講師の著書「今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい原価管理の本」を進呈します。

演習に使用するExcelシートを、事前に配布します。参加者は、配布Excelシートをインスト―ルしたPCをご持参ください。

概要

日時 2024年 7月 24日(水) 10:00~17:00
(9:30 受付&ログイン開始 休憩60分)
※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム

ライブ配信 ビデオ会議ツール「Zoom」
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料 48,400円(資料、書籍含む、予習・復習資料、税込、1名分)
主催

日刊工業新聞社 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

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申込について 受講にあたり
開催決定後、受講にかかる請求書(PDF)をメールでお送り致します。
受講料
セミナー開催日までに銀行振込にてお支払いください。振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
お問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382 FAX : 06-6946-3389 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

大塚 泰雄 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

1.製品図面から金型費を読む査定テーブルとは
 ―製品図面から重要な情報を抽出するポイント
 1-1 日本の金型産業の実態
 1-2 金型費の原価構成
 1-3 金型費のあるべき姿を追求する
 1-4 上流段階でのコスト把握の重要性
 1-5 CAD情報から金型費を見積るには
 1-6 製品図面から金型費を読むには
 1-7 外部見積・発注サービス(meviyなど)との併用と効果(特注金型部品)
第2章 成前に知っておきたい原価の基礎知識
 ―原価計算・原価見積の基礎知識を理解する
2-1 材料費の計算の手法と進め方
2-2 加工費の計算の手法と進め方
2-3 原価見積にはどんな種類があるか
2-4 2つある金型査定テーブルの作成方法
2-5 特急料金を査定テーブルに反映させるべきか
第3章 使える査定テーブルを作るための段取り
 ―精度の高い査定テーブル作成ポイント
 Point1 使用頻度の多いタイプより作成する
 Point2 金型費を見積る単位の設定を明確に
 Point3 グループ分けの基本をマスターする
 Point4 査定テーブルを作るグルーピング分析
 Point5 査定テーブルにおける管理レベルを明確に
 Point6 作成した査定テーブルを海外で使うには
第4章 精度の高い査定テーブル作成からメンテナンスまで
 ―最適算式を作成し実務活用レベルへの展開
 Step1 金型費を左右する要因を製品図面より分析
 Step2 要因のデータ収集
 Step3 主変動要因で行う回帰分析
 Step4 算式の精度アップの進め方
 Step5 実務に即した査定テーブルのレベル決定
 Step6 事前にコストダウン金額を算定
 Step7 手間のかからないメンテナンス
第5章 査定テーブルを使った購買部門での管理
 ―査定テーブルを使った購買管理とは
 5-1 金型費を管理するしくみとは
 5-2 金型を安く買うための対応策
 5-3 購買効率管理の具体例
 5-4 金型外注の格付け評価の考え方
 5-5 金型費の価格交渉における3つの進め方
第6章 金型を技術的にコストダウンする
 ―安い金型を技術的に追求する
 6-1 金型費の2種類あるコストダウンのやり方
 6-2 金型費に含まれるムダを見つける方法
 6-3 ランニングコストを考えた査定テーブルとは
 6-4 査定テーブル作成にあたり
 6-5 外部見積・発注サービスに100%依存しない力をつける

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