セミナー

会場×ライブ配信&録画参加も可能!
加工・測定できない図面を徹底改善!
設計現場力を鍛え直す!

図面のプロが指南する!
後工程に設計意図が正しく伝わる
完成度が高い機械図面の作成法
~実務設計に即した現場の加工&計測知識を図面に盛り込むテクニック~

開催主旨

 機械図面を描く場合、最新のJIS製図に即して描く必要があります。しかしながら、JISハンドブックや教科書には実務設計に合致した、すべてのパターンが記載されているわけではありません。加工や計測の知識が不十分な場合、図面作成に時間を要するだけでなく、読み手(後工程など)に理解しづらい図面になります。加えて、昨今のベテラン技術者の定年退職、中堅技術者や若手技術者の相次ぐ離職により、設計のみならず製造現場での人材不足が顕著になってきています。特に若手技術者は、加工や計測の経験がない状態で設計実務に従事する状況となっており、加工や計測の知識がないまま図面を作成することが増えています。結果、設計者の見えないところでコストの増大を招いています。
 本講座では、加工や計測の知識を得ることで正しく設計形状に表し記号や注記などを使って図面に表現できる知識を身につけていただきます。さらに、受講者には設計意図を表す情報に加え、図面の解釈に一義性を持たせるとともに、加工および計測にとって都合のよい情報を“盛り込み”、ベテラン設計者のような図面を描けるスキルを習得いただきます。

 後工程や協力会社から、出図した図面に対し「加工できない」「測定できない」という声があがっていませんか?2020年代以降、自動車メーカーでさえも、こうした図面が多く、モノづくりの停滞を招いています。これを回避する術とテクニックを掴みましょう。

 

【受講対象者】

■製造業(業界は問わず)の製品開発・設計・企画に携わる技術者
■新入・若手~入社7~8年目の技術者 ほか

【受講効果】

■機械設計で必須の加工技術の知識を幅広く習得できます。
■設計に加工や計測の知識を生かした図面を描けるようになります。
■JISの製図ルールに則った図面に現場を考慮した図面を作成できるテクニックが得られます。
さらにレベルアップした機械設計者に近づけます。

【進呈書籍】

受講特典として『図面って、どない描くねん!Plus+』(日刊工業新聞社刊)を進呈。

※本講座はラブノーツの許可を得て行うもので、ラブノーツの山田学氏の講義と同一内容です。

概要

日時 2025年 3月 19日(水) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナー会場&ZOOM
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※本講座は後日の、録画視聴も可能となっています。
受講料

48,400円(資料、録画視聴、書籍含む、税込、1名分)

受講にあたり
開催決定後、受講にかかります請求書(PDF)をメールにてお知らせします。

あらかじめ後日の録画視聴(録画参加)をご希望される方は、申込フォームの備考欄にその旨をご記載ください。

録画視聴はセミナー終了後、2週間にわたりご視聴いただけます。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
協力 株式会社ラブノーツ
株式会社リッジリフト
問い合わせ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 西日本支社 セミナー事業部
TEL:06-6946-3382
FAX:06-6946-3382
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

今井 誠 氏(株式会社リッジリフト 代表取締役)

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナー会場
東京都中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

1.製図の基本と応用
1-1 まずはJIS規格を守ること!(基本)
1-2 JISの作法にない情報は自らの考えを盛り込でんよい(応用)
:JISにない現場情報を盛り込み、完成度の高い図面を作成(本講座のゴール)
2.設計意図を表す図面
2-1 設計意図を表す図面とは
2-2 組立基準と機能基準
2-3 設計意図を寸法だけで表せるのか?
①治具の設計/②機能と構造の説明/③ベースの設計と寸法記入/④カバーの設計と寸法記入/⑤形の崩れの規定 ほか
3.設計の要素を図面に盛り込む
①ブロック状部品の設計要素/②シャフト(円筒部材)の設計要素/③アングルブロックの設計要素 ほか
4.加工の知識を図面に盛り込む
4-1 材料の知識
①普通鋼/②特殊鋼/③鋳鉄/④アルミニウム ほか
4-2 切削加工(旋盤・フライス盤)
①旋盤加工の加工精度(基本公差)/②幾何特性の崩れ要因/③旋盤加工の加工精度(表面粗さをどの程度仕上げる)/④フライス加工部品の設計のポイント
4-3 穴加工
①図面での穴加工の表記方法/②穴径に対する穴深さの限界/③端部に近い穴の最小肉厚
4-4 特殊加工(放電加工・レーザ加工)
①形彫放電加工の利点/②ワイヤ放電加工の盲点/③細穴放電加工/④レーザ加工の種類と注意点 ほか
4-5 研削加工
①平面研削加工/②円筒部材の研削加工/③切削加工と研削加工の相違/④支持記号の注意点/⑤平面研削の設計のポイント ほか
4-6 板金加工
①板金材料の種類と規格/②板金加工の流れ/③パンチ・プレス加工と設計上の留意点/④パンチの形状と曲げ加工の限界/⑤曲げ加工の設計上の留意点/⑥曲げと穴位置の設計上の留意点/⑦3DCADによる板金設計の弊害
4-7 熱処理・めっき
①焼入れ硬さ/②焼入れに関する注記/③めっきの種類/④新旧めっき記号/⑤めっきに関する図面のポイント/⑥そのほかの表面処理
5.図面をレベルアップさせるテクニック
5-1 穴の機能を表現するテクニック(形状の機能までを描く/寸法数値の桁表示が割るとどうなる?/意図が明確にならなない用語を使用すると?)
5-2 要求する 領域や部位を明確にするテクニック(ex.公差適用部位を明確に指示するには?)
5-3 工程別の寸法を明確にするテクニック
5-4 工程の条件や自由度を明確にするテクニック
5-5 JISをベースに現場のエッセンスを図面に盛り込むには?
6.質疑応答

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