セミナー

【ライブ配信セミナー】
塗料・塗装のトラブル対策
~現場で起きた欠陥事例と対処法~

開催主旨

塗料は単独で存在することはできない。常に被塗物があり、その表面を覆う作業が塗装である。より良い塗装効果を発揮させ、これを持続性させるためには欠陥を未然に防ぐことが必要である。
塗料と塗装関係の欠陥とは、保護と美観に関係する現象に集約される。本セミ ナーに臨む講師の姿勢は次のようである。
(1)欠陥は起こるべくして起こった自然現象であるから、欠陥を見る目を鍛える。 塗料という流動状態から、塗膜と言う固体になるから、流動性、表面張力、蒸発、体積収縮と言うサイエンスが詰まっている。サイエンスとしてとらえたら、見えてくるものは何か?具体的には、泡やハジキのない仕上げをしたいが、どのように考え、どのような手法を採用するか?塗膜の割れ・ハガレをどのようにとらえるか。
(2)欠陥事例を取り上げて、このように問題を解決するんだという成功事例を紹介する 。

受講対象者

塗料や塗装、コーティング技術に関わる初級~中級くらいまでの技術者の方々あるいは、コーティング技術と技能を深めたい方、コーティング被膜の付着性能、並びに物理的強度を見極めたい方

 

習得可能知識

塗装時や塗装後に発生する欠陥現象にはどのようなものがあるかを概ねマスターできる。さらに、欠陥現象のいくつかについては原因と対策を合理的に説明できるようになる。このような実務対応力が身につく。

 

Keyword

塗料  樹脂  付着性  塗膜はく離  収縮応力(内部応力)  レオロジー特性  流動性チクソトロピー 降伏値  表面張力  対流  ハジキ 割れ ハガレ  ガラス転移温度 白化   輪染み  水  蒸発速度

概要

日時 2024年 8月 19日(月)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 講座開催の3営業日前17:00〆切
※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。
原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。

【営業日】について
営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。

(例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込みについて

講師

坪田 実 氏

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プログラム

第1章 塗料・塗装のKey point 
1.1 塗料とはどんな材料か
 (1)塗料の必要条件
 (2)塗料から塗膜へ
1.2 塗料の流動性
 (1) 液体塗料の粘度
 (2) 流動性の解析
 (3) チクソトロピー
 (4) 降伏値と作業性
第2章 欠陥現象を解析する目
2.1 表面張力γを見る目 -仕上がり外観との関係-
 (1) 表面張力とは
 (2) 表面張力差による流動
 (3) 固体の表面張力と測定法
 (4) 対流現象と表面張力
 (5) 対流の発生と防止
 (6) 水性塗料の泡・はじきを止めるための
   添加剤の配合実験
2.2 蒸発と乾燥を見る目 
 (1) 蒸発速度を支配する要因
 (2) 溶剤蒸発に起因する欠陥例
第3章  いろいろな欠陥現象
3.1 塗料状態の欠陥例
 (1) 皮張り、増粘 (2) ゲル化 (3) 分離、沈降、ケーキ化
3.2 塗装、乾燥時の欠陥例
 (1)ぶつ (2)たれ (3)はけ目、ロール目、ゆず肌、額縁  (4)糸引き
 (5)凹み、はじき (6)ピンホール、あわ (7)かぶり(白化、ブラッシング)
 (8)しわ (9)つやびけ (10)メタリックむら、色むら、色分かれ
3.3 塗膜形成後の欠陥例
 (1)不粘着性(軟化)、もどり、しわ (2)はがれ、割れ (3)ふくれ
 (4) シミ、輪染み (5) 汚れ (6) 白亜化(チョーキング)
3.4 ドローンによる塗膜の割れ・はがれの観察例
第4章 欠陥の逆利用
4.1 はじきを利用する水玉模様
  ●はじき現象と模様の出現テクニック
4.2 はじきと対流を利用する
  ●ハンマートーン模様の出現テクニック
4.3 収縮力を利用する割れ模様
  ●クラック模様の出現テクニック
 (1) 割れる塗料を作る
 (2) 割れの支配要因
 (3) 割れ模様を制御するためには
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