セミナー

【ライブ配信セミナー】
赤外分光法(FT-IR)の 基礎と測定手法を学ぶ
-実践で起こりやすいトラブルや注意点について役立つポイントも紹介-

開催主旨

赤外分光法(IR分光法)は、分子に赤外線を照射し、その吸収をスペクトルとして測定することで、分子に含まれる化学結合を解析する手法である。市販のほとんどの装置がフーリエ変換型であることから、FT-IRとも呼ばれる。分子は化学結合によって作られているため、詳細に解析することができれば、化学物質の骨格となる構造の知見を得ることができる。化学物質が同じであれば同じスペクトルが得られるので、成分の特定や同定にも用いることができる。そのため、研究分野や製造現場に限らず、幅広く活用されている分析法の一つである。たとえば、代表的な事例を挙げると、以下のような応用例がある。

1) 医薬品開発などで合成した化学物質の同定
2) 製造ラインで発生した異物の分析・同定
3) 材料の劣化試験・状態変化
4) 精密分析の前のスクリーニング
5) 高分子材料の延伸方向、流れ解析
6) 配向性分子の薄膜解析

赤外分光法は、様々な測定対象に応じるために、透過法・反射法・顕微法などの多様な手法があり、用途に応じた適切な使用が求められる。そこで、本講座では、基礎から応用につなげる橋渡しとなるような理論や知識の学習を目指し、未経験の初心者から単純作業くらいしか経験のない実務者向けをターゲットとした入門講座とする。

 

【本セミナーで習得できること】
・赤外分光法の基礎から解析法までを中心に、理論に必要なエッセンスを学習
・多様な測定手法(透過法、ATR法、反射法、顕微法)についての紹介と初歩的な理論を解説
・透過法については、更に多々ある試料調製法を幅広く解説
・分子構造解析に用いられる関連分析機器との違いについて紹介
・実践で起こりやすいトラブルや注意点について役立つポイントを紹介

 

概要

日時 2024年 8月 6日(火)13:00~17:00
(12:30 ログイン開始)
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:37,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 講座開催の3営業日前17:00〆切
※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。
原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。

【営業日】について
営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。

(例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

石原 晋次 氏

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プログラム

1.赤外分光法の基礎
 ・電磁波と分光法
 ・赤外分光法の原理
 ・赤外線の吸収と吸収帯
 ・FT-IR分光計の仕組み
 ・赤外分光法の役割
2.赤外分光法の測定法
 ・透過法(KBrフィルム・プレート法、液膜法、溶液法 他)
 ・ATR法
 ・反射法(拡散反射法、高感度反射法)
 ・顕微法
3.赤外スペクトルの解析
 ・赤外スペクトルの読み方・解析法
 ・赤外スペクトルのデータ処理
 ・赤外スペクトルとデータベース
 ・定量分析
4.赤外スペクトルの実践例
 ・よくあるトラブル
 ・各種実践例
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