セミナー
現場技術者のための
アルミダイカストの鋳造条件最適設定方法&不具合対策の具体的手法
開催主旨
アルミダイカスト製品の用途として最も多く使われているのは自動車です。その自動車の電動化が急速に進んでいくなか、自動車部品点数減少によるダイカスト製品の品種減少はもとより、エンジンの燃料系、冷却系部品や駆動系部品から、電動化に関わるインバータやPCUなどのケース類を含む電動化関連部品への変化に対応する必要があります。また一方で中国をはじめとした新興国のダイカスト技術向上により、日本のアルミダイカスト業界はさらなる技術の進化、コストの削減が求められています。
そのような状況のなか、多くのダイカストの現場では、世代交代が上手くいかず、技術教育、技術伝承が滞り、熟練技術者不足に悩み、苦労しているのが実情です。この様な状態を改善するためには、アルミダイカスト技術の基礎理論を正しく理解、習得し、実践可能な状態にすることが必須となっています。
そこで、今回はダイカストの重要な要素である「設備」「金型」「鋳造方案設計」「鋳造条件設定」「現場管理」の5つの要素の中で、新製品立ち上げや日々の生産、さらに不具合対策において、現場にとって一番身近であり調整管理が必要な「鋳造条件設定」に焦点を当て、各条件の特性や設定のあり方を深く掘り下げ、最適な条件設定と、調整のための理論やアプローチの方法を詳しく提示します。
また、鋳造条件面からの不具合対策思考と手法、その留意点について解説するとともに「不良品対策がナゼ上手くいかないか」を、長年の現場経験と数多くのダイカスト工場への技術支援および技術員、製造員への技術教育支援実績を持つ講師が実体験を交えながら解説いたします。
本セミナーを受講し、製造現場で応用可能で即実践できる、現場のためのアルミダイカストの鋳造条件設定理論と鋳造条件面からの不具合対策の具体的手法を習得してください。
【セミナーでの習得ポイント】
・ 不良品削減手法の習得
・ 技術員、製造員の技術スキルアップ(レベルアップ)
・ 鋳造条件理論の習得
・ 鋳造条件の最適設定方法の習得
概要
日時 | 2024年 9月 6日(金) 10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩60分) ※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能) |
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会場 | 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場 ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | 46,200円(資料含む、消費税込) ※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。 |
主催 | 日刊工業新聞社
※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。 |
申込について | 受講にあたり 開催決定後、受講票並び請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。 申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。) 申し込み方法 各セミナーのお申込み画面から、またはチラシをダウンロードしご記入のうえFAXにてお申し込みください。 受講料 セミナー開催日までに銀行振込にてお支払いください。 振込手数料は貴社でご負担願います。 キャンセルについて 開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋) TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159 E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28 - セミナー会場案内図
プログラム
I. 鋳造条件の設定方法 |
1.ダイカスト製品製造 2.保有設備/使用金型仕様・状態 3.パラメータの特性と関係 4.鋳造条件の設定方法 (1)溶湯 (2)低速射出・低速速度 (3)高速開始位置(切替位置・高速区間) (4)高速射出・高速速度 (5)昇圧時間開始位置・時間 (6)鋳造圧力 (7)金型温度 (8)離型剤 (9)スチーブ・チップ温度 (10)プランジャー潤滑 (11)鋳造条件確定手順 |
Ⅱ. 不具合の原因と対策 |
1.不具合の種類 (1)表面欠陥/外観不具合 (2)内部欠陥/内部不具合 (3)その他の欠陥 2.不具合の原因と鋳造条件面からの対策 (1)湯回り/湯流れ (2)ブローホール (3)ひけ巣 |