セミナー

ライブ配信&後日の録画視聴可能
設計QCDの最大最適化手法! デジタルツイン機構設計開発の進め方
~メカ設計から取り組む“拡張フロントローディング開発”~

開催主旨

 2020年代以降、フロントローディング開発の重要性が増しています。従来は製品設計を対象範囲としていましたが、「デジタルツイン」および「メタバース」の適用により製品設計から生産技術、製造、アフターマーケットの運用・保守、資源循環までが対象範囲となっているから(名付けて「拡張フロントローディング開発」!)で、このようなフロントローディングの推進により仮想空間上で課題解決を図る動きが加速しています。その起点となる機構設計においても、当然のようにデジタルツインとメタバースを活用した開発手法が広がりつつあり、3DCAD/CAM/CAEのフル活用により開発初期段階でのQCDの最適化や、取引先との情報共有をはじめ総合的なプロジェクトマネジメントに役立てています。すなわち「設計DX化」です。

 本セミナーでは、機構設計におけるデジタルツイン活用に焦点を当て、デジタルツイン開発プロセスから、それと親和性が高い3DCAD/CAEで設計QCDを両立する手法、設計DX化を推進する勘所までを解説。デジタルツイン連携による、FMEAによる“健全なDR”の推進など具体的手法も紹介します。また、最近話題となっているジェネレーティブAIの使いどころにも触れ、その効果と設計業務の変革も展望します。

 デジタルツインおよびメタバースの適用による拡張フロントローディング開発は、ものづくりのDX化を加速する考えとして注目されつつあります。その起点となる機構設計開発から適用し、自社が保有する3DCAD/CAM/CAEをもっと有効活用して、まずは設計QCDの最適化および設計DXを実現しましょう。

 

 本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。

概要

日時

2024年 9月 30日(月)13:0017:00

※当日12:00まで申込可能

受講料

39,600円(テキスト代、後日の録画視聴、税込、1名分の参加費となります)※テキストはメールでお知らせします。

※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)をメールでお知らせします。
※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームの備考欄にその旨をご記載ください。

主催 日刊工業新聞社
協力 神上コーポレーション株式会社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

鈴木 崇司 氏

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プログラム

1.開発環境における「デジタルツイン」「メタバース」の定義

1-1 産業用メタバースとは
1-2 デジタルツインとは:「デジタルツイン」の有効性と利用例
1-3 デジタルツインにおけるフロントローディングと従来のフロントローディングの差異

1-4 五ゲン主義による「設計品質」の工場マインド
1-5 メタバース/デジタルツインで設計革新(課題はデータのシームレス)

2.デジタルツイン開発プロセス
2-1 ものづくりの昔と今
2-2 サプライチェーンの昔と今
2-3 重要性を増す3DCAD/CAM/CAE
2-4 フロントローディングの導入とその課題
3.デジタルツインと好相性「CAE」の効果と使いどころ

3-1 根拠あるCAE⇔設計
3-2 設計者CAEと専門家CAEの棲み分け
3-3 デジタルツインCAEⅠ:スマートフォンでの解析事例
    ①3点曲げ解析

    ②落下解析

    ③基板実装部品破損

    ④防水解析
3-4 デジタルツインCAEⅡ:その他の解析事例

    ①モード周波数解析

    ②熱解析/熱応力解析

    ③風量・風速解析

3-5 開発プロセスにおけるCAEの存在と出番

4.CAE以外での開発デジタルツイン

4-1 プリミティブ形状近似によるモデルレス把持位置決定組立アニメーション・検証
4-2 部品製造

    ①CAM

    ②流動解析

4-3 今後に期待!AR/VR・MR活用(遠隔操作や疑似体験からのナチュラルな気付き・発現)

5.DX一元管理とツール利用(デジタルツインとの連携)

5-1 一元管理の効果
5-2 ヒューマンエラー回避:二重管理/ダブルスタンダード撲滅
5-3 管理権限の考え方
5-4 各ツール利用と位置付け設計ツールCAD、CAE/管理ツールPDM、PLMなど)

5-5 社内連携:DX

    ①DR活用による情報の共有

    ②FMEAによる健全なディスカッション推進

5-6 社外連携の課題と対応策

6.設計開発におけるAIの現在地とこれから
6-1 機構設計開発現場におけるAIの現状「ジェネレーティブAI」
6-2 ジェネレーティブAIへの期待値
6-3 ジェネレーティブAIのこれから(予測)
6-4 設計AI時代の設計者のあるべき姿
7.まとめ・質疑応答

7-1 デジタルツインを知る
7-2 フロントローディング開発プロセスを考える

7-3 デジタルツインの要・CAEを使ってみる
7-4 設計DXを推進する

7-5 導入/設計改善に向けスモールスタートで始める

 
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