セミナー

【ライブ配信セミナー】

主任ESDコーディネーター(静電気対策の専門家)が解説

静電気は異物不良、粉体爆発を招く厄介な存在です!
製造工程における静電気対策の実践的手法と効果的対策例

開催主旨

 製造工程において、静電気帯電に起因する異物不良や不具合例が増大しています。半導体や電子部品などは静電気によるゴミや異物が付着することで不良や破壊に至るケースがあります。また、有機溶剤や小麦粉、粉炭、紙など粉体を取り扱う製造現場では、静電気放電による粉体爆発で重大事故に至るケースも報告されています。
 静電気対策は、静電気対策資材やイオナイザーを設置すれば完了という誤解が散見されます。ところが、その効果を発揮できていない現場が多く、イオナイザーも大して役に立たないと勘違いされることもあります。
 静電気対策は、資材の性能評価やイオナイザーの選定方法、設置方法により、その効果が大きく変わるものであり、本講座では、それぞれの生産現場の条件を踏まえつつ効果的な静電気対策方法を、講師の指導例を交えて解説します。ある調査会社によると、わが国の工場における不良の発生要因のうち異物不良は40%を占めるとされ、工場の収益低下を招く要因となっています。本講座を通じて実践的な静電気対策を習得し、安心安全な工場づくり・高収益工場づくりに役立てましょう。

 

 ■おもな受講対象者

・慢性的な異物不良に悩まされている工場長や生産技術者、設備担当、品質保証担当
・クリーンルームの設置を検討している経営者や現場監督者
・新工場の設置プロジェクト担当
・清浄度が要求されている工場長や設備担当
・防爆対策が必要な経営者や工場長、設備担当者など


 ■受講効果

・生産現場における静電気の発生メカニズムが理解できます
・静電対策で用いる資材用品 や適正資材の特徴と選定方法が学べます。
・イオナイザーの種類と特徴、現場の要件に応じた適切な使用法が掴めます
・静電気による粉体爆発を防ぐ設備点検などの具体的対策法が学べます
・静電気対策の実施例の紹介を通じて自社で適用可能な対策方法が掴めます

 


 ライブ配信セミナーでお申込みされた方は、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。本方法での視聴が難しい方は、他の視聴方法をご案内いたしますので問い合わせ先のメールアドレスまでご連絡ください。

概要

日時 2024年12月 11日(水) 13:00~17:00(4時間講座)
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。

受講料

39,600円(資料代、消費税込、1名分)

※振込手数料は貴社でご負担願います。


受講にあたり 開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。申込者が催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂く場合がございます(担当者より一週間前を目途にご連絡致します)。
受講料 振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて 開催日1週間前までとさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 西日本支社
お問い合わせ 日刊工業新聞社
西日本支社 事業出版部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

岩佐 茂夫 氏

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プログラム

1.静電気の基礎導入編

 静電気はいたる所で発生します。どのような条件下で静電気が発生するのか?また、何故静電気が発生するのか?実際問題として生産現場のどの場面で注意が必要なのか?静電気破壊はどこで、なぜ破壊されてしまうのか?粉体爆発はいたるところで生じているのは何なぜか?といった基礎事項を解説します。

1-1.静電気により発生する問題 不良、事故、爆発、経済損失)
1-2.なぜ静電気が発生するのか (静電気はいたる所で発生している)帯電実験(VTR)
1-3.さまざまな帯電現象
1-4.現場で生じる静電気帯電現象の実例
1-5.誘導帯電(繰り返し発生する厄介な静電気)※誘導帯電実験(VTR)
1-6.導体の帯電と絶縁体の帯電 ※見分けのつかない導電性資材と梱包材(VTR)
1-7.人体放電と電撃の関係
1-8.静電気破壊
1-9.粉体爆発の危険性とその対処方法
①.静電気放電による粉体爆発は意外にある
②.塗料カスの分析
③.粉体の爆発危険性
④.設備点検の対策
⑤.放電エネルギーの算出
⑥.分析センター
⑦.現場の爆発.・火災対策

2.静電気の対策実践方法編
2-1.帯電列と現場対策への応用
2-2.帯電量と湿度の関係
2-3.静電対策に必要となる資材用品 と適正資材の選定
①.リストストラップの選定と使用方法
②.作業マットの選定と使用方法
③.静電靴の選定と使用方法
④.作業服の選定と使用方法
⑤.パーツボックスの選定と使用方法
⑥.台車の静電対策の選定と使用方法
3.静電気の挙動を「見える化」する機器
3-1.フィールドメーター(何どこ静電気が潜んでいるのか?)
3-2.表面抵抗計(静電気を逃がす性能を維持できているか?)
3-3.チャージドプレートモニター(イオナイザーは故障していないか?)計測に注意を要する見かけ上の静電気の変化 (静電気の実態が測れているか?)イベントディテクター(どのタイミングで静電気放電が生じているか?)
3-5.計測に注意を要する見かけ上の静電気の変化 (静電気の実態が測れているか?)
3-6.イオナイザーの種類と特徴、その適切な使い方
①.DC型イオナイザーとその特徴
②.AC型イオナイザーとその特徴
③.周波式イオナイザーとその特徴
④.軟X線イオナイザーとその特徴
⑤.自己放電式除電器とその特徴
⑥.イオナイザーの清掃管理
⑦.各種静電除去方式とその特徴(まとめ)
3ー7.主な静電気メーカー
3ー8.作業員教育の必要性と静電気対策の点検パトロール方法
4.実施事例の紹介編
4-1.改善事例(半導体工程、成形工程など)
4-2.質疑応答(受講者の悩みにもお答えします)

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