セミナー

【ライブ配信&後日の録画視聴が可能】
加工屋と測定屋がナットクする!

後工程の知識を埋め込んだ機械図面作成のコツと、2D図面の特徴を生かした設計情報の伝え方

開催主旨

 3次元CAD/CAE(3DCAD/CAE)の普及に伴い、量産設計を中心に3Dモデルデータを活用したモノづくりが定着しています。それでも、設計情報(設計意図)を正しく伝えるうえで2次元(2D)図面は必須です。寸法や公差をはじめ重要な設計意図後工程への指示は2Dデータ(2D図面または紙図面)の方がより明瞭に伝えられるからで、3D(モデル)データと2D図面の組み合わせにより設計情報の伝達がなされています。ゆえに、図面の読み手である、加工や測定を担う後工程を考慮した2D図面の作成が従来以上に重要となっており、選択した加工方法による加工品の性質を考慮し、かつ幾何特性仕様(GPS)を意識することや、寸法精度などを適切に評価できるよう測定方法を考慮した指示が求められています。
 そこで、本セミナーでは加工方法や測定方法の知識を図面に埋め込み設計意図を正しく伝え狙った機能や精度につなげるコツを解説。加工方法および測定方法の基礎を押さえ、設計者が意図する仕上がり精度を適切に図面に反映させるコツを習得します。また、3Dデータおよび2D図面で表現できる設計情報を踏まえつつ、設計意図を正しく伝える2D図面の役割にも言及します。
 講師は機械設計者でありながら製造現場での測定業務を経験し、後工程に配慮した図面の重要性を、身を持って学んだと言います。特に各測定方法に配慮し、かつ寸法精度などを評価してもらう図面上での指示方法にかかるコツは、他の講師からは得られない情報です。後工程や協力会社に設計意図を伝えることに悩みを抱える機械設計者はもちろん、図面に起因する品質不具合に悩まされている方、さらには、今も2D図面が主流の設備設計者の参加をお薦めします。


 ライブ配信セミナーでお申込みされた方は、オンライン配信ツールZoomを使い、講師自身も会場から出演いただく形式のセミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時

2024年 8月 29日(木)10:00~17:00

開催当日9:30まで申込受け付け。

受講料

48,400円(資料含む、後日の録画視聴、1名分、消費税込)
※本講座は、セミナー当日の参加が難しい方は後日、録画での参加が可能です。後日の録画参加を希望される方は、申込フォームの備考欄にその旨をご記載ください。録画視聴は講座終了後10日間にわたりご確認いただけます。

受講にあたり

開催決定後、請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日3日前までの受付とさせて頂きます。3日前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

会場 オンライン(ZOOM)
開催2日前に配布資料(PDF)とともにご参加いただくためのミーティングリンクをお知らせします。
主催 日刊工業新聞社
※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読のうえ申込フォームより必要事項をご入力ください。
⇒ プライバシーポリシー
協力 NECO・no・Te エンジニア株式会社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー事業部
TEL: 06-6946-3382
FAX: 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

岩堀 圭吾 氏

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プログラム

1.いまどき2D図面は必要か?
1-1 デジタルツイン[圭岩1]時代で変化する2D図面の役割
1-2 いわゆる図面レス(2D図面)ではものづくりは成立しない
1-3 3Dデータと2D図面との関係、3Dデータを生かす2D図面のあり方
2.加工方法とその性質
2-1 機械加工(切削加工/フライス加工/穴加工/研削加工)
 ① 機械加工の特徴/②各種機械加工の一般的な精度(普通公差)/③理想形状にならない要因
2-2 射出成形
 ① 射出成形の特徴/②射出成形の一般的な精度(普通公差)/③理想形状にならない要因
2-3 プレス加工
 ① プレス加工の特徴/②プレス加工の一般的な精度(普通公差)/③理想形状にならない要因
2-4 鋳造
 ① 鋳造の特徴/②鋳造の一般的な精度(普通公差)/③理想形状にならない要因
2-4 その他の加工方法
2-5 従来における典型的な図面とその問題点
 ① 作る人を意識していない図面/②測る人を意識していない図面/③逃げの注記
3.幾何特性仕様(GPS)の基礎
3-1 GPS規格と従来の製図法の違い
3-2 幾何公差とサイズ公差
3-3 付加記号の使い方
3-4 最大実体公差の考え方と使い方
4.加工方法の性質を意識した図面
4-1 普通公差(一般公差)欄の工夫
4-2 加工品の置き方を意識した図面のコツ
4-3 加工品の基準を意識した図面のコツ
4-4 各加工方法の性質を意識した指示と加工コストの低減
4-5 後工程が同じように解釈してもらう図面の作法
5.測定の基礎
5-1 寸法測定と品質管理
 ①品質管理の基本/②製品のばらつきと測定のばらつき
5-2 図面の書き方と測定器の関係
 ①主な測定器の紹介/②測定の仕方と特徴/③図面指示と測定器の次元との関係
5-3 ゲージの活用
 ①ゲージの例/②ゲージを準備するタイミング
5-4 測定屋が困る図面や指示(そもそも測定できない)
6.3DAモデル(3DAnnotated Models)への進化
6-1 3DAモデルの概要と当面の運用方法
6-2 3DAモデルと各工程で用いるDTPD(Digital Technical Product Documentation)
6-3 デジタルツイン時代における3DAモデルの活用
7.一義性を備える図面とは
7-1 3Dモデルデータと2D図面による設計情報の伝達
7-2 3Dモデルデータと2D図面の特徴
7-3 2D図面で伝えるべき設計情報とは
7-4 後工程に配慮し、正しいものづくりを進めてもらうには(機械設計者の責務)
7-5 質疑応答
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