セミナー
大規模で複雑なFMEAとDRは百害あって一利なし!
「シンプルFMEA」「ミニDR」で「設計トラブル潰し」の手法を学ぶ
FMEAやDRの資料作成・エビデンス作りは設計者の「本来業務」ではない!
開催主旨
特に若手設計者に身につけていただきたい"使える"設計トラブル潰しの手法を解説!
日本の大手自動車メーカーを筆頭に、「品質トラブル」をなくすため、大規模で複雑な FMEAと DR(設計審査)が展開されています。
しかし、実際には社告・リコールは一向に減少していません。それどころか、リコールの内容が深刻化する一方、不正行為をおこなう企業も続出しています。
こうした大規模で複雑な FMEAと DRの効果検証はきちんと行われているのでしょうか?
「品質トラブル対策を実施した」という社内エビデンス作りで終わっていませんか?
さらに悪いことに、これら大規模な FMEA や DR は若手技術者にとって大きな負担であり、設計業務ではなくドキュメント作成業務に時間を奪われ、士気を奪い、さらなる設計トラブルを繰り返す悪循環の原因となっております。
大規模で複雑な FMEAと DR は「百害あって一利なし」と講師は断言します。
皆さん、基本に立ち返りましょう。
設計者の「本来業務」は、断じて!
FMEAやDRの資料作成・エビデンス作りではありません!
製品設計をし「設計トラブルを起こさない」これが設計者に求められる業務・責務の原点であり、最終目標です。
本講座では、「設計トラブルを起こさない」という基本理念に立ち返り、大規模かつ形骸化された「無意味なFMEAと DR」 を否定しつつ、グル ープ内の週報会レベルで実施できるシンプル FMEA(3D-FMEA)と DR(ミニ DR、MDR)を解説。
特に若手設計者に身に着けていただきたい【設計トラブルつぶし手法】を学んでいただきます。
座学だけでなく、演習を通じて、設計トラブルの撲滅はもちろん、開発効率を向上する開発ツールとしても指導します。設計業務に役に立つ技術を身に着け、「設計トラブル」を撲滅できる設計者を目指します。
ご受講者には、講師著書「ついてきなぁ!設計トラブル潰しに『匠の道具』を使え!」(日刊工業新聞社)を無料進呈します。
概要
日時 | 2024年 12月 16日(月)10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩12:30~13:30) |
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会場 | 日刊工業新聞社 西日本支社 セミナー会場 ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | お一人様:48,400円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
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日刊工業新聞社 西日本支社
セミナー会場
大阪市中央区北浜東2-16 - セミナー会場案内図
プログラム
1.これでは設計トラブルは防止できない |
1-1 ルール重視のFMEAは形骸化する 1-2 大規模なFMEAとDRではオンライン化も不可能で百害あって一利なし |
2.FMEA/DRを道具として使いこなすために |
2-1 トラブルの98%が潜在する トラブル三兄弟(※1)を探索する! (※1:新規技術の導入/トレードオフ/××変更) 2-2 最も重要な「××変更」 変化点ではなく変更点 変化点はモード系(ファッション系)の単語であり、 トラブル未然防止は不可能 2-3 インタラクションギャップ(*2)を見逃すな! (※2:複数以上の要因間に潜在するトラブル) 2-4 最適な設計変更のためのトラブル完全対策法 フールプルーフ設計 セーフライフ設計 フェールセーフ設計 ダメージトレランス設計 2-5 再発を認識したレベルダウン法で対策 2-6 トラブル対策法のワザを伝授するのは本講座だけ! 2-7 演習と解説 |
3.オンライン化にも 適合するシンプルFMEA |
3-1 技術者の、技術者による、技術者のためのシンプルFMEA 3-2 そもそもトラブル未然防止のためのシンプルFMEAとは? 3-3 シンプルFMEAの作成手順 3-4 想定外トラブルはライフサイクル法で抽出 3-5 顧客の目線はシナリオライティング法で抽出 3-6 演習と解説 |
4.オンライン化にも 適合するミニDR |
4-1 技術者の、技術者による、技術者のためのDR 4-2 そもそもDRとは? 4-3 若手技術者を苦しめる大規模DR 4-4 日常的にこまめに実施できるミニDR(MDR) 4-5 ミニDR導入による効果 |