セミナー

【ライブ配信セミナー】
最適システム構築のための磁気センサの効果的活用および設計手法

開催主旨

自動車やFA機器などシステムの電子化、自動化が進む今、センサは車両や設備システムを制御、自動化するうえで必須の技術であり、各メーカがセンサを用いたシステム開発を加速させています。センサに要求される機能、精度や信頼性はますます高くなっており、センサ及びシステムを最適設計し活用するためには、センサの種類や特徴、動作原理やその根本を知っておくことが、重要となります。

センサは様々な種類がありますが、それらはいずれも磁気、力、温度、光、などの物理原理を適用し組み込むことで、検出を可能にしています。その中でも磁気を使ったセンサは最も応用範囲が広く、多くの用途で使われています。磁気センサは各種センサのなかで最も基本的かつ重要なセンサと位置付けることができます。

本セミナーの冒頭導入部では、温度、歪、など広く各種センサの原理や特徴を解説しており、使用する上での一般知識として役立つ内容としています。
続く本編では、磁気学の基礎を解説したうえで、磁石、磁気回路、検出素子の特徴の解説、不具合防止方策へと進めます。自動車用センサ開発の第一線で活躍する技術士が、失敗例や失敗しないコツなど経験を交えた説明を行いますので、実践的で使える内容です。


受講対象者

・磁気センサをうまく活用しシステムの最適設計をめざす方
・磁気センサの開発設計者、実験評価者、品質管理者

 

習得可能知識

・磁気センサに取り組むために必要となる“磁石、磁性体に関する知識”が習得できる。
・磁気センサを最適設計、活用するために必要となる“磁電変換素子の原理や長短所”が理解でき、自ら課題を抽出しながらの開発、設計が可能となる。
・磁気センサ以外の各種センサの一般知識も理解、習得できる。

 

概要

日時 2024年 9月 3日(火) 10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 講座開催の3営業日前17:00〆切
※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。
原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。

【営業日】について
営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。

(例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

岩瀬 栄一郎 氏

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プログラム

1.センサの基礎と各センサの特徴
  1-1.センサとは
  1-2.各種センサの主な原理と特徴
    1-2-1.温度センサ
    1-2--2.ひずみ応用センサ
    1-2-3.光センサ
    1-2-4.化学センサ
    1-2-5.磁気センサ
     (1)磁気センサの概要、特徴、製品例
     (2)各磁気センサの特徴一覧
2.磁気回路の基礎と設計へのポイント
  2-1.磁石の物理的意味
    2-1-1.磁性体の基礎
    2-1-2.磁気の源
    2-1-3.強磁性体の構造(磁区、磁壁)
    2-1-4.初期磁化曲線
    2-1-5.磁化と磁気異方性
  2-2.電磁気の基礎
    2-2-1.磁界と磁束
    2-2-2.電流による磁界
    2-2-3.磁界中の強磁性体とその関係式
  2-3.磁石の設計技術
    2-3-1.磁石データの読み取り方と減磁曲線
    2-3-2.減磁曲線の詳細説明
     ・J-H曲線、B-H曲線・最大エネルギー積・反磁界
     ・動作点とパーミアンス係数
     ・可逆減磁と不可逆減磁(温度変化、外部磁界下の設計)
  2-4.各磁石材質と特徴
    2-4-1.各磁石材質の特徴
    2-4-2.各磁石の減磁曲線
    2-4-3.磁石製造工程と磁気異方性、評価方法
  2-5.磁気回路の設計知識
    2-5-1.磁性材料に求められる特性とは
    2-5-2.各種軟磁性材料と特徴
    2-5-3.磁気回路の設計とその注意点・対策
    2-5-4.磁気回路設計時や使用時における注意点と対策
    2-5-5. 磁気シミュレーションと実機確認のすり合わせ
3.磁気検出デバイスの種類と特徴
  3-1.リードSW     
  3-2.電磁ピックアップ
  3-3.ホール素子・IC  
  3-4.AMR
  3-5.半導体MR     
  3-6.GMR・TMR
  3-7.MI素子      
  3-8.渦電流式
  3-9.レゾルバ
4.よく使われる素子の種類と特徴・活用ポイント
  4-1.ホールICの特徴と使用時の設計
    4-1-1.デジタル出力ホールIC
     4-1-1-1. 設計時の不具合要因
     4-1-1-2. デジタル出力ホールICの種類と特徴
    4-1-2.リニア出力ホールIC
     4-1-2-1. 角度検出ホールICの特徴
     4-1-2-2. 磁場強度検出リニアホールIC(電流センサ)
  4-2.MR素子/ICの特徴と使用時の設計
    4-2-1.デジタル出力MRIC
     4-2-1-1. AMR回転センサ/GMR回転センサの磁気設計
     4-2-1-2. MR回転センサ設計時の不具合要因や留意点
    4-2-2.リニア出力MRICを使った設計
     4-2-2-1. 角度検出MRICの特徴(GMR/TMR)
     4-2-2-2. MRIC設計上の注意点
  4-3. 磁気センサIC使用上共通の注意点
5.各磁気センサでの検出素子、磁気回路の実際と設計ポイント
 
6.主な構成部品、構造設計のポイント
  6-1.環境条件  
  6-2.信頼性試験  
  6-3.主な構成部品の設計留意点
7.まとめ
 【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
 ※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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