セミナー

〜「不良を出さない!作らせない!」
品質を保証する検査への転換〜

検査員の意識改革と検査業務改善の進め方

開催主旨

検査で捕捉できずに不良品が市場に流出してしまうと、製品への評価や信用を無くすだけでなく、企業イメージを著しく損なうことになります。クレーム対応を行い、失った顧客の信用を取り戻すためには、多大な時間と費用、労力が必要となります。

モノ作りの現場では、品質問題やクレームを未然に防ぐために、受入検査や工程検査、製品検査を実施して良い製品を市場へ提供する努力を重ねています。

しかしながら、検査員一人ひとりが職責を十分認識して検査を行なっても、検査管理や品質保証の取り組みが十分でなければ、誤判定は再発する危険があります。

不良を出さないための組織的な取り組みがなく、検査員の個人の意識や努力に依存している限りは、不良の流出を止めることは出来ません。

本セミナーでは、「不良品を作らない、出さない!」ための検査業務の進め方と品質を保証する取り組み事例を解説すると共に、誤判定や見逃しの多い外観検査を適切に管理するためのポイントや、ヒューマンエラーの基本的な対応策を解説します。

 

受講対象者

 検査・品質管理・品質保証部門、開発・設計・技術部門、資材・購買・調達・外注部門のスタッフ・マネージャーの方、また、お取り引き先・協力工場の品質責任者、スタッフの方と共にご参加いただくと、外注加工・組み立て品の不良低減と品質向上が期待できます。

 

概要

日時 2025年 3月 11日(火) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

坂田 愼一 氏

坂田 直樹 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

プログラム

1.利益をもたらす検査の考え方

(1)検査の目的は?
  ①検査の定義 ②検査の目的 ③検査の機能 
(2)検査と品質管理
  ①品質情報の提供 ②品質意欲の刺激
(3)品質保証の基礎的な考え方
(4)検査の経済性評価
(5)検査の進め方とポイント

2.検査計画と検査管理の進め方
(1)検査計画の内容と立案事項
  ①検査対象を決める ②検査方法の決定 ③検査項目 ④検査環境と測定器の管理 ⑤検査の主体性
(2)検査(標準)の分類と内容
  ①検査段階 ②検査場所 ③性質による分類 ④検査方法
(3)検査員の管理とポイント
  ①検査員の管理 ②検査適性テストの使用ポイント(YGテスト)
3.受入検査と外注品質の改善対策
(1)受入検査の目的と働き
(2)受入検査の種類
(3)受入検査の進め方
  ①判定を下し処置をとる ②無試験検査と品質保証
(4)外注品質の向上対策
  ①外注品質支援の進め方  ②取引先の品質を評価する
(5)品質意識の向上と支援
4.工程検査と製品検査の改善対策
(1)工程検査とは
(2)工程検査の問題と対策
(3)5Sと5Mで品質を作り込む
(4)製品検査とは
5.特別採用とクレーム処理
(1)特採の考え方と対策の進め方 
  ①特採(特別採用)とは ②特採の起こる理由 ③特採の処置・対策
(2)クレームの処理と対策
  ①クレームの主な原因 ②クレーム処理の進め方 ③検査部門とクレーム処理 ④クレーム処理と対応の効果
6.外観検査とヒューマンエラー対策
(1)外観検査の特徴
  ①多角的な測定には便利で早い ②器差が大きく調整が難しい ③再現性に欠ける ④測定器(人間)の管理が面倒 ⑤客の感覚と同じで実際的である
(2)外観検査の問題と対策
  ①パネル(検査員)の管理 ②限度見本の管理 ③判定結果の数量化
(3)ヒューマンエラー対策
  ①ヒューマンエラーの現象と原因 ②ヒューマンエラーの処置・対策
7.まとめ
質疑・応答 個別相談(当日受け付けます)

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