セミナー

2025年2月6日開催となります
“SDV移行後進国”を挽回する戦略と戦術

クルマづくりを大変革する!
SDV化の世界動向とSDV対応ソフトウエア開発戦略
SDV化で大きく変わる!次世代のクルマ開発・製造の姿を掴む!

開催主旨

 2024年に入り、自動車メーカー各社が「SDV」および、これに類するキーワードを掲げ、クルマのソフトウエア開発に注力する姿勢がより一層鮮明になっています。SDV(Software Defined Vehicle)は、ソフトウエアにより自動車の機能をアップデートすることを前提に設計・開発したクルマを指し、外部との双方向通信により制御ソフトウエアを更新することで、販売後も機能を追加したり性能を向上したりする利点があります。テスラがModel 3を発売した際、ソフトウエアで回生ブレーキの性能を改良し、オンラインにて送信することでブレーキ性能を向上した例が、その利点を知らしめることになりました。
 SDVでは、ハードウエア象化レイヤー(HAL)を定義することでハードウエアとソフトウエアの疎結合化が実現されます。それゆえ一度、開発したソフトウエアを他のハードウエアに流用することができ、ソフトウエア開発の柔軟性および効率性が向上します。また、安全性や利便性の向上、ソフトウエアによる新たな車内エクスペリエンスや機能の実現、サービス提供など様々な機能の提供が可能となります。
 自動車事業全体のコスト構造まで大きく変化する一方、ソフトウエア開発にかかる工数の増大が想定され、SDV化を見すえた開発体制やソフトウエア構造の検討が求められます。さらには、Deep LearningやLLMなどAI技術の応用による高機能化に伴うシステム保証の検討も求められます。
 本講座では、NECや日産自動車、インテルにおいてCASE関連で事業開発を先導した講師が、ワールドワイドでのSDV化の動向とビジネスモデルの変化を俯瞰しつつ、SDV時代における車載ソフトウエア開発およびソフトウエア構造のあり方を解説します。特に、Deep LearningとLLMがもたらすSDVへの影響、安全性確保と環境性能への寄与に注目して解説つつ、今後のクルマづくりの変革を見通します。また、Open SDV Initiativeの最新動向にも触れます。


本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時

2025年 2月 6日(木)15:00~17:00

※開催当日14:00まで受付。

※講座終了後10日間にわたり録画視聴が可能です。

受講料

13,200円(テキスト代、税込、録画視聴込み、1名分)
※当日参加、録画参加共通の受講料となります。振込手数料は貴社でご負担願います。

※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

野辺 継男 氏

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プログラム

1.SDVの魅力(航続距離の延長、充電時間の短縮等)
1-1 EVの航続距離を伸ばす(環境性能・安全性能)
1-2 より正確にEV航続距離を予測・より遠くに走る
1-3 OTAでのソフトウエア修正(リコール対応)
1-4 Apple CarPlayを見送った理由
2.日本はSDV後進国?
2-1 日本メーカーはSDV車両移行で最下位グループ
2-2 クルマの半導体とソフトウエア
2-3 SDVへの進化とSDVによるクルマの半導体とソフトウエアの変化
3.SDVを実現するクラウドとクルマの関係:SDVにより、さらに何ができるようになる
4.SDVとDeep Learning、LLM、AGIとの関係
4-1 Deep Learningによる画像認識の発展
4-2 ユーザのアクションがDeep Learningの学習データを生成
4-3 4D地図と走行アルゴリズムの開発
4-4 AGIのある側面(Teslaを例に)
4-5 SDVによりクルマ製造のあり方も変わる
5.SDV時代の半導体とソフトウエア
5-1 2026年の車に必要な半導体とソフトウエア
5-2 車載コンピュータ開発の方向性
5-3 2025年以降、海外ではSDV化BEVが主役に
6. SDVに向けた日系OEMの課題(100Wの壁、車載ソフトウエアの増大を見すえたハード・ソフト設計)
6-1 アプリケーションのアップデートがリコールを解決
6-2 クルマの売り切りビジネスからオンライン事業へ
6-3 EVでなければSDV化は困難?
6-4 SDV化を見すえた車載ソフトウエア構造
6-5 SDVへのシフトには勇気が求められる
6-6 海外メーカーのSDV化への動向(VW、Rivianなど)
7.SDV・BEV時代の日本の商機
7-1 まずはSDV化の目的を明確に!
7-2 Deep Learning・LLMの発展により不可能が可能に!
7-3 日本のBEV市場はまだまだブルーオーシャン
7-4 日本のクルマ業界は開発・製造の基礎技術で世界トップレベル
7-5 Open SDV InitiaviveでのAPI作成プロジェクト
8.まとめ&質疑応答
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