セミナー
オンライン開催&録画視聴も可能
商用移動ロボットのためのROSの使い方とマッピング&ナビゲーションの実装方法【応用編】
~ROS Navigation2の各種機能の詳細から実装機体のハードウエア要件まで~
開催主旨
ロボット分野において、2010年代半ば以降、オープンソースのロボット用基本ソフトウエア「Robot Operating System(ROS)」の普及が急速に進んでいます。ROSおよび関連するツールやライブラリを利用することでロボットソフトウエアを効率的に開発できるからで、ロボット研究者を中心にワールドワイドで利用されています。中でも地図ベースの自律走行に必要なノードを含むパッケージ群「ROS navigation」を利用すれば、自己位置推定や大域的な経路計画、局所的な動作計画が可能となり、移動ロボットの開発効率の向上が期待されます。
加えて、LiDARやカメラ、超音波センサなど各種センサに対応しており、これらの利用によりロボットの環境認識能力を向上できるうえ、ROS2のモジュール構造により新たな機能の追加やカスタマイズが容易に行えるなど拡張性と柔軟性が得られる利点もあります。
そこで、本講座では産業用ロボット設備の技術開発や商用展開で実績のある講師が、ROSおよびROS navigationの各種機能と、これらを用いた地図生成や自己位置推定、障害物の認知・回避機能などの実装方法までを紹介。商用ロボットへの展開を見すえ、ROS navigationを実装するロボットシステムのハードウエアの要求仕様の詳細や、ROS navigationで担う機能とROS以外で担う機能の切り分けにかかる考え方を解説します。
本講座の内容を役立ててROSの移動ロボットへの社内および社外展開につなげましょう。
本セミナーは、オンライン形式でのセミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。
録画視聴は、セミナ終了後10日間にわたり公開。受講者の事情を考慮しての再公開にも対応しております。
概要
日時 | 2025年 6月 23日(月)13:00~17:00 ※開催当日12:00まで受付。後日の録画参加も可能。セミナ終了後10日間にわたり公開。その間は何度でもご視聴いただけます。 |
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受講料 | 38,500円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分) ※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームの備考欄にその旨をご記載ください。 |
主催 | 日刊工業新聞社 |
協力 | 想造技研 (Soo-Zoo ROBO TECHNO) |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係 TEL : 06-6946-3382 FAX : 06-6946-3389 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp |
講師
プログラム
1.ROS2を理解する |
1-1 ROS2の概要について 1-2 ROS2 Navigationで使う基本機能について 1-3 ROS2 Navigationの応用でできること(自律移動) ①地図生成/②自己位置推定/③経路計画/④動的環境への対応ほか 1-4 ROS Navigationの応用例 ①産業分野/②非産業用分野/③研究分野 |
2.ROS Navigation2の各種機能 |
2-1 システムの目的:Rviz2、Gazeboについて 2-2 システム概要_障害物を検出、地図を作成する機能:SLAM、LiDAR、Depthカメラ 2-3 システム概要_位置・姿勢を計算する機能:デッドレコニング、Odometry 2-4 移動するための経路を示す機能:Planner、CostMap、amcl |
3.ROS Navigation実装機体開発のコツ |
3-1 ハードウエア仕様策定のポイント:機器選定、車輪仕様、用途に応じた機器構成 3-2 ソフトウエア仕様作成のポイント:ソフト構造、センサの制御、境界条件の取り扱い 3-3 ROS Navigationパラメータの設定と動作の関係 3-4 その他機体開発のポイント |
4.実用ナビゲーションロボットへのROS展開について |
4-1 ROSで担う機能、ROS以外で担う機能について:例外的な動作、異常処理、リカバリ処理 |
5.ROS.orgでの注目トピックス |
6.質疑応答 |
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |