セミナー
CBN・ダイヤモンドホイールを用いた精密研削の基礎と応用
開催主旨
CBNホイールやダイヤモンドホイールは、超砥粒ホイールと呼ばれており、焼き入れ鋼材、セラミックスおよびガラスなどの難加工材の精密研削に多く適用されています。これらのホイールを上手に使うためには、研削加工の基礎的な理論や知識を習得し、その上で実作業を行うことが大切です。
CBNホイールを用いた焼き入れ鋼材(延性材料)の研削と、ダイヤモンドホイールを用いたセラミックスやガラスなどの硬脆材料の精密研削では、基礎的な考え方が異なります。そのためこれら難研削材を上手に研削する場合は、これら基礎的な考え方を理解した上で、作業目的に適合した超砥粒ホイールを選択することが大切です。またツルーイングやドレッシング方法や研削条件などを適切に選択することもポイントになります。
本セミナーでは、このようなCBNホイールとダイヤモンドホイールを用いた精密研削加工の基礎知識と研削作業の基本、およびその応用を、比較的経験の浅い方達にも分かりやすく解説します。
概要
日時 | 2025年 1月 22日(水) 10:00~17:00 (9:30 受付開始 休憩60分) ※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能) |
---|---|
会場 | 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場 ※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 |
受講料 | 46,200円(資料含む、消費税込、1名分) ※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。 |
主催 | 日刊工業新聞社
※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。 |
申込について | 受講にあたり 開催決定後、受講票並び請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。 申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。) 申し込み方法 各セミナーのお申込み画面から、またはチラシをダウンロードしご記入のうえFAXにてお申し込みください。 受講料 セミナー開催日までに銀行振込にてお支払いください。 振込手数料は貴社でご負担願います。 キャンセルについて 開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋) TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159 E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
講師
会場アクセス
-
日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28 - セミナー会場案内図
プログラム
1.研削加工の基礎知識 |
1.1 研削加工のいろいろ 1.2 研削加工の進め方 |
2.CBN・ダイヤモンドホイールの基礎知識 |
2.1 砥粒の種類と特性 2.2 粒度 2.3 結合度 2.4 コンセントレーション 2.5 ボンドの種類 2.6 砥粒層 |
3.研削加工の基礎知識 |
3.1 切削工具の切れ味とは 3.2 「切削」と「研削」 3.3 研削時の工作物の変形 3.4 研削時の表面温度 3.5 研削焼けと割れ 3.6 目こぼれ、目つぶれ、目づまり 3.7 作用硬さとは 3.8 平均切りくず断面積 3.9 砥粒間隔と有効切れ刃間隔 |
4.セラミックス研削の基礎知識 |
4.1 セラミックスの破壊靱性 4.2 破壊靱性とクラック 4.3 破壊靱性とチッピング 4.4 最大砥粒切り込み深さ 4.5 硬脆材料の臨界押し込み深さ 4.6 延性モード研削と脆性モード研削 4.7 セラミックスの研削特性 |
5.研削方式と除去速度 |
5.1 クリープフィード研削とハイレシプロ研削 5.2 高速研削と除去速度 |
6.超砥粒ホイールの選択 |
6.1 砥粒の種類の選択 6.2 粒度の選択 6.3 結合度の選択 6.4 コンセントレーションの選択 6.5 ボンドの種類の選択 6.6 適用材種とホイールの選択 |
7.ホイールのバランス調整 |
7.1 ホイールのフランジへの取り付け 7.2 ホイールの主軸への取り付け 7.3 バランス調整 |
8.ツルーイング・ドレッシング |
8.1 ツルーイング・ドレッシングとは 8.2 各種ツルーイング・ドレッシング工具 8.3 研削砥石を用いる方法 8.4 ダイヤモンド工具を用いる方法 8.5 金属を用いる方法 8.6 放電・電解加工を用いる方法 |
9.超砥粒ホイールの研削条件の目安 |
9.1 CBNホイールの研削条件 9.2 セラミックス研削と破壊強さ 9.3 セラミックス研削条件の目安 |
10.研削油剤 |
10.1 研削油剤とその選択 10.2 研削油剤の濾過方法 10.3 研削油剤の供給方法 |
11.超砥粒ホイールの目立て間寿命とトラブル対策 |
11.1 焼け形寿命とびびり形寿命 11.2 研削焼けとその対策 11.3 表面粗さとその対策 11.4 びびりマークとその対策 |