セミナー

【会場×ライブ配信&録画参加も可能!】
フッ素フリーで撥水・撥油性表面を作製するための設計指針と実例:ぬれ性の基礎と実用的な表面制御/評価技術
~PFAS(PFOS/PFOA)規制への対応として~

開催主旨

 本セミナーでは、最初に固体表面のぬれ性(撥水・撥油性)の基礎知識、応用・実用上のポイントとなる動的ぬれ性(前進/後退接触角、ヒステリシス、滑落角)についての理解と取得を目指します。次いで、ぬれ性を制御するための各種表面処理・改質技術について、国内外の最新の研究開発動向を紹介します。

 さらに、PFOA・PFOS等の長鎖有機フッ素化合(PFAS)への法規制を鑑み、講師らが開発している各種機能性薄膜(単分子膜、高分子薄膜、ゾルーゲル皮膜等)を用いたフッ素フリー表面処理・改質技術について実例を挙げながら分かりやすく詳細に解説します。

 

受講対象

表面処理・改質技術に従事している方

各種基材表面への撥水・撥油性、防汚性、難付着性付与に関する技術を研究している方

特にフッ素(PFAS)代替技術、フッ素フリーの表面処理・改質技術に関する研究開発に取り組まれている方

 

※ほぼ全業種からの相談実績があり、事例と共に解説します。

具体的には、

機能性コーティング

各種基材の表面処理

ディスプレイ/タッチパネル表面

塗装/塗料等の技術開発・研究開発者 

 

習得可能知識

ぬれ性に関する基礎的な知識/理論

ぬれ性評価技術(静的/動的接触角,ヒステリシス,滑落角)の正しい知識

フッ素フリーで優れた撥水・撥油性,防汚性,難付着性を有する表面・界面を作るためのノウハウ

 

本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者は会場から出演いただく形式のセミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時 2025年 1月 31日(金)13:00~17:00
(12:30 受付開始)
会場

【会場またはライブ配信の選択制】

日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。


ライブ配信 ビデオ会議ツール「Zoom」
※ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。

受講料

お一人様:38,500円(テキスト代、税込、1名分)

受講にあたり

※開催決定後、受講にかかります請求書(PDF)をメールにてお知らせします。

※あらかじめ後日の録画視聴(録画参加)をご希望される方は、申込フォームの備考欄にその旨をご記載ください。録画視聴はセミナー終了後、10日間にわたりご視聴いただけます。

※申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。

 

受講料

※振込手数料は貴社でご負担願います。

※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。当月末や翌月末、翌々月末の入金も可能です。

 

キャンセルについて

開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
西日本支社 総合事業本部部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

穂積 篤 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28
セミナー会場案内図

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プログラム

1.脱フッ素・フッ素代替を考えるための、ぬれの基礎とこれまでの評価法の問題点

1-1 Youngの式
1-2 表面張力の定義と測定方法
1-3 表面自由エネルギーとは?
1-4 Cassieの式(凹凸表面におけるぬれ)
1-5 Wenzelの式(複合表面におけるぬれ)
1-6 CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?

1-7 既存理論を否定する研究事例

1-8 三相接触線の重要性

1-9 これまでのぬれ性評価法とその問題点

1-10 静的接触角とぬれ性との関係

2.脱フッ素・フッ素代替に取り組むあなたも知っておきたい 動的ぬれ性の考え方と測定・制御方法

2-1 動的ぬれ性とは?
2-2 動的ぬれ性制御の重要性
2-3 動的接触角の定義と近年の役割
2-4 動的接触角の測定方法

 2.4.1 Wilhelmy法とその特徴

 2.4.2 滑落/転落法とその特徴

 2.4.3 拡張収縮法とその特徴

2-5 接触角ヒステリシスの定義と発生原因
2-6 自然界における高/低接触角ヒステリシス表面
2-7 接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
2-8 接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
2-9 接触角ヒステリシスと滑落性の関係(Kawasaki/Furmidgeの式)

3.撥水/撥油処理の最新研究開発動向

3-1 バイオミメティクス(生物模倣技術)とぬれに関する開発事例
3-2 超撥水・撥油性を得るための表面設計指針
3-3 これまでの超撥水・撥油性表面の問題点・課題
3-4 耐久性を向上させるための表面設計指針と研究事例
3-5 最近の超撥水・撥油性の定義

3-6 超撥水・撥油処理の最新研究開発動向

3-7 SLIPS(Slippery Liquid-Infused Porous Surfaces)の特徴・設計・課題

4.長鎖有機フッ素化合物に依存しない各種撥水・撥油/難付着性処理技術~PFAS(PFOS/PFOA)規制への対応として~
4-1 フッ素フリー撥水・撥油処理の最新研究開発動向
4-2 各種機能性薄膜を利用したフッ素フリー撥水・撥油/難付着性表面の開発事例

 4.2.1 単分子膜を利用した撥水・撥油性表面の作製方法とその特徴

 4.2.2 高分子薄膜を利用した撥水・撥油性表面の作製方法とその特徴

 4.2.3 ゾルーゲル法による撥水・撥油性表面の作製方法とその特徴

 4.2.4 フッ素化合物よりも優れた耐熱性を示す撥油皮膜の作製方法とその特徴

 4.2.5 オルガノゲルを利用した難付着性表面の作製方法と各種応用事例(着氷雪防止)

5.現状の課題と最近のトピックス
5-1 親水性と滑水性が並立する特異な機能表面
5-2 植物並みに長期間,自己修復する超撥水性材料
6.質疑応答
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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