セミナー

【会場&ライブ配信・録画視聴も可能】
事前に発生メカニズムの分析・解析で取り組む!
分析技術を活用した異物混入ゼロへの
最短アプローチ

開催主旨

 本セミナーでは、異物混入対策について取り上げ、代表的な混入異物の傾向・形態的特徴、分析技術の基礎知識、異物分析結果の解釈、迅速な原因解明のためにすべきことについて、すぐに活用できるよう実践的に分かりやすく解説いたします。

 企業では品質管理を徹底し、複数の検査体制を構築していますが、昆虫、毛髪、カビ、樹脂、ガラス、金属片などの混入クレームが依然として減少していないのが現状です。異物クレームによって納入先のサプライチェーンが停止すると損害賠償額が多大になるため、分析担当者には迅速な対応力と原因究明のスキルが求められます。今後は混入トラブルを最小限に抑えるため、事前の“分析的支援”の重要性が一層高まるでしょう。また、昨今では異物混入トラブルが起きた際の顧客によるSNS等での情報拡散は、企業にとって大きなイメージダウンにつながる可能性があります。

 こうした問題を未然に防ぐため、異物トラブルの傾向や代表的な混入異物の識別法から、分析技術を通じた迅速な原因解明のポイントについて分かりやすく解説します。製品検査、品質管理、機器分析を担当されている技術者の方のみならず、製造部門、教育担当の方にも役立つ内容です。

 異物混入をゼロへ導くため、“事前の分析的支援”が原因発生メカニズムの解析に役立ち、異物対策を打ち出すことが可能です。“でも、具体的に何をすれば良いの?”この疑問にもお応えします。

 

受講対象

異物混入で悩まされている現場担当者・品質保証担当

異物混入対策が必須の清浄度が高い工場の各担当者

(半導体・電子部品・自動車・精密機械・フィルム、セラミックス、食品、医薬品など)

各工業の分析担当者 ほか

 

習得可能知識

異物の基礎・種類

異物の検知

異物分析の前処理

分析機器の特徴

異物混入の原因特定と対策

事前の分析的支援

 

【異物分析相談シート】

受講者の方には、主催より事前に相談シートをお送りしますので、セミナー終了後にご希望の方を対象に異物分析に関する相談を承ります。希望者が多い場合は、相談の順番や時間を調整させていただく場合があります。

 

【申し込みに関して】

※本セミナーは、安全保障貿易管理の観点から非居住者および同業他社の受講申し込みをお断りさせて頂きます。

 

※本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者は会場から出演いただく形式のセミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時 2025年 7月 25日(金)13:00~17:00

※開催当日12:00まで申込受付

※録画視聴は講座終了後10日間にわたりご視聴いただけます。

会場

日刊工業新聞社 西日本支社 セミナー会場&オンライン(ZOOM)、後日の録画参加(録画視聴も可能)

※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※後日の録画での参加を希望される方は、備考欄に「録画参加」とご記載ください。当日ご参加いただいた方も録画視聴は可能です。

主催

38,500円(テキスト代、後日の録画視聴、税込、1名分の参加費となります)※テキストはメールでお知らせします。

 

受講にあたり

開催決定後、受講料の請求書をはメールでお送り致します。
配布資料は、参加登録いただきましたメールアドレスに開催2日前にPDFでお知らせします。


受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。


キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

末広 省吾 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 西日本支社
セミナー会場
大阪市中央区北浜東2-16 TEL06-6946-3382
セミナー会場案内図

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プログラム

1.なぜ異物問題が続発するのか?

1-1 異物の定義・種類
1-2 異物発生の傾向と推移、背景
1-3 ユーザーの清潔衝動の先鋭化に伴う、混入異物に対する感度の高まり
1-4 SNSによるデマを含めた、異物トラブル拡散に伴う企業のブランドイメージダウン
1-5 グローバルサプライチェーンの複雑化に伴う、原材料などの品質管理の難しさ
1-6 異物検査技術の高度化ならびにインフレ傾向に対するコスト圧力とのバランス
1-7 サプライヤー、パートナー企業の求める仕様に応えようとした結果、異物対策が困難になるケース

2.混入しやすい異物とその特徴

2-1 それぞれの分析的鑑定を通じた特徴の把握と対策のヒント

 2.1.1 毛髪、繊維
 2.1.2 カビ
 2.1.3 樹脂、ゴム、金属、ガラス、炭素材料 等 

3.分析前の情報収集、前処理、ならびに分析装置の特徴、選択および組み合わせ

3-1 製造現場と分析担当者のコミュニケーション
 3.1.1 現場で起きた課題から分析の目的を明確化するには?
 3.1.2 現状認識での齟齬が無いよう共有を図るには?
3-2 濾過捕集-光学顕微鏡観察、その他検知法
3-3 X線マイクロCT等、各種検査装置 、観察装置による混入形態の確認
    自動車分野/自動車部品の清浄度検査 など
3-4 サンプリングに必要なツール
 3.4.1 ピンセット、金属ニードルなどのハンドツールの選択
 3.4.2 実体顕微鏡、ビデオマイクロスコープなどの観察ツールの活用
 3.4.3 マイクロマニピュレータシステムによる、より微小な異物のサンプリング  
3-5 分析手法の原理・特徴および組み合わせ
 3.5.1 金属、ガラス、炭素材料等/EPMA (SEM-EDX) 、XRD、Ramanなど
 3.5.2 樹脂、ゴム等/顕微IR、熱分解GC/MS、微小部熱分析、SPMなど
 3.5.3 成分同定に至るまでのフロー 
 3.5.4 異物分析事例&結果の解釈
    フィルム分野/フィッシュアイ、食品分野/熱履歴のある異物、化成品/混合異物の一斉分析 など

4.問題解決&発生防止のために

4-1 原因解明への道程
4-2 異物の分析結果が原因物質と直結しないケース
4-3 異物対策、今からできる事
 4.3.1 迅速に参照物質を提供・比較分析するには?
 4.3.2 分析結果(測定スペクトル)による個別化精度を上げるには?
 4.3.3 製造環境から混入した異物の同定精度を上げるには?

5.まとめ
問題演習(分析担当者としての心得、異物のサイズ・材質に応じた分析法の適切な選択、スペクトルの解釈などの確認)
6.質疑応答
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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